「エリザベスは本の虫」 
      サラ・スチュワート作
      デイビット・スモール絵
      福本 友美子訳
      アスラン書房発行

児童書のコーナーに入れないのは、この本は絵本だからなのです。
表紙ですでに本の虫である事が読み取れる、本が引き車から零れ落ちている!拾いなさいエリザベス!
 エリザベスはこの世に誕生した時から目も悪く、ままごと遊びもせずにあっという間に字を覚えて本の虫になりました。
 何をするよりも本が好き、こんな友達が欲しいなあ。彼女の凄いところは本は借りない!買うところだ!ある日気がついたら天井に届くほどの本の山だった。こんなに沢山読んだの?
 人は生まれて死ぬまでに何冊読めるかな?読んでも読んでも新しい本が出版される、追いついていかない速度で、でもきっとエリザベスがもっと長生きしていたらこの世の本のほとんどを制覇できた初めての人なのかも知れない。

ちなみにエリザベスは実在する人物のようです。
メアリー・エリザベス・ブラウン
 1920−1991
※表紙掲載許可はアスラン書房さんより得ています。2004年6月10日