「この湖にボート禁止」
ジェフリー・トゥリーズ/著 田中明子/訳
福武書店(現ベネッセ)/発行


うーんベネッセか、多分この本の末尾の電話が通じない。毎回苦労して電話番号を捜した記憶があるので新しい番号は自分の電話に登録しておいた。けけっ
しかしこの中途半端なタイトルはどうでしょう?もっと気の利いたタイトルはなかったのか?ひねりも無く中身のまんまじゃん?タイトルは別としても、他の本の書評がよかったので図書館でかりました。
 少年が主人公でありますが、分類は一般に分けられていました。しかしヤングアダルトでもぜんぜんいけるお話です。
 母子家庭のビルは母親が突然受け継ぐ事になった遺産の別荘に引っ越す事になりました。相続するためには別荘に移り住みのが条件だったのです。転校のリスクもあるけど、映画館もない湿気っぽい田舎だけど、もう家賃に苦しむ事もなくなるし、犬も飼えるのです。
 別荘に引っ越したビルと妹のスーザンは別荘周辺の敷地を所有する地主のアルフレット卿の奇妙な行動を見かけました。お母さんは別荘近くの湖のボートも相続したのに、それに乗ることは禁止とされました。アルフレット卿がいうには野鳥保護のためだとか、しかしいろいろな情報を集めるとアルフレット卿は何かを探している、それは昔の修道院の従ぼく達が埋めたと噂される宝物のようなのです。ビルとスーザン、そして友達になったティムとペニー達の宝捜しが始まります。

2007年10月30日

※発行は福武書店本の権利がすでになく、表紙掲載許可はできないそうだ。