「図書館の海」
恩田 陸/著 新潮社/発行 

 久しぶりに日本文学を読むとその文字の奥深さに触れてちょっと感動を覚えた。翻訳文学にはない感触がいっぱい詰まった本でありました。
短編集となっていて、物語の中に謎も多いような気がする。想像力のなさなのか作者の意図を読みきれない自分ももどかしいが、自分なりの結末を描いて楽しむ事とする。
 私は「茶色の小壜」と作者後書きが一番よかった。ちょっぴり怖さも含めてほどよく楽しんだ1冊でございました。

※表紙掲載許可が下りなかった。個人のHPには許可しないと新潮社は述べた。
表紙は緑で森の木々におおわれた表紙です。

2006年1月22日