安城市 リフォーム工事

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    和室をいじらず、洋間部分を大幅にリフォームするため構造材を残し、解体しました。 南面、東面の外壁、サッシは残し、北側のみ外壁をめくりました。土台等床下材に腐り、シロアリに強い桧材が使われており、 なおかつ防湿コンクリートが施工されていたため、床下はほとんど悪い部分はありませんでした。
      

    解体

    解体
      
    既設基礎に高さをそろえて基礎を打ち、12p角桧の土台を伏せました。

    基礎

    土台
      
    柱を抜き部屋を広げるため構造強度が弱くなってしまうため補強梁を組み込みました。土台の高さ、柱の長さを レーザーレベルでミリ単位で採寸し、作業場で刻み加工をし現場で組み立ててあります。これまで家の構造を自社で加工し建前してきた 技術、機械があるためどのような加工も可能で、しっかりと組み込むことが可能です。

    補強

    補強
      
    必要の無い柱を抜き、必要な場所に新しい柱を立て、筋交いの効く場所すべての所に筋交いを組み込み、 ほぞ抜け金具、筋交い2倍プレートの取り付けをしました。解体時、耐震補強のステンレスブレスが組み込まれていたので、 また再利用し組み込んでおきました。

    補強筋交い

    補強筋交い
      
    床下には腐り、シロアリに強い桧材のみを使用。組み終わった後に今の基準に適合したアリゾールを塗布しました。
     

    床下地

    アリゾール
      
    床下地の間に床下断熱材を挟み込み、床下地の捨て貼り合板を打ちました。
     

    床下断熱材

    捨て貼り合板
      
    使えるサッシは解体時に壊さないように取り外し、再利用しました。

    既設サッシ

    既設サッシ取り付け
      
    玄関サッシの位置変更、取り替えをしました。タイルはそのまま使用するため余分に壊さないようにサッシのレール部分だけを壊し、 モルタルを詰めた後玄関サッシをはめ込み、違和感なく取り付けることができました。位置変更に伴うタイルの欠損部分は後で補修します。
     

    玄関サッシ

    玄関サッシ
      
    水回りの間取り変更に伴い、外壁をめくったため、新しい間取りの位置にサッシを取り付け、無塗装板サイディングを打ちました。 このサッシも既設に使われていたサッシを使用しています。
     

    外壁下地

    サイディング
      
    軒裏天井の張り替えをしました。

    軒裏天井

    軒裏天井
      
    天井下地を組み、天井裏に断熱材をひき、クロス下地の石膏ボードを貼りました。

    天井下地、断熱材

    天井
      
    玄関に桧節板、その他LDK等に無垢ナラのフローリングを張りました。ナラは重厚で堅さがあり高級感があり、 桧は逆に柔らかみがあります。自然にできた木目、風合いはやはり無垢ならではだと思います。
      

    ナラの木の床

    桧の節板
      
    玄関のみ天井に石膏ボードを貼り、シラタ部分のみの杉板を貼りました。
     

    天井杉板

    天井杉板
      
    購入して寝かせておいた杉板をカウンターとして使用しました。がさがさの黒ずんだ板でもひと皮削ってやれば見違えるほど きれいな板に変わります。

    杉原板

    テレビ台
      
    書斎カウンターにも杉板を使用しました。段差にならないようにちょっと細工し、すりあわせくっつけてから塗装をしました。

    杉カウンター

    杉カウンター
      
    階段の原板、加工です。どんな階段でも自社加工し作ることができるのでいろいろ作ってみたいと思っています。

    階段

    階段
      
    階段の組み付けですが、ほとんどが化粧ばかりの仕事となります。 両ストリップ階段2段に廻り3段の5段のみですがうまく組み込むことができました。総檜造りの階段です。
       

    階段

    階段
      
    実際にはこのようなストレート階段を切り、上の部分はそのまま残し下から5段のみ廻り階段に変更させました。 格子を組み壁を貼り仕上がりは手間の塊のような階段ができあがりました。
      

    既設階段

    階段
      
    居間と書斎は天井続きで開口を取り仕上げます。出窓のサッシは無双窓(建具をスライドさせて目隠しにしたり、 格子状にすることで明かりを取り入れられることのできる内装窓)でふさぎすっきりと納めることができました。
     

    下地

    無双窓
      
    玄関部分の壁は桧無節のフローリングを1_の目隙になるようにシャクリ壁に打ちました。またアクセントに玄関土間の真ん中に 桧造りの格子を組み立て込みました。デザイン格子を建てるだけで豪華に玄関が見えるようになりました。
     

    桧壁

    桧格子
      
    2階もリフォームしていきます。6畳、間仕切り押入2畳、8畳を1つの部屋につなげます。また古い柱を囲って仕上げると 格好が良くないため、古い柱を抜き、新しい柱を化粧で納め、化粧筋交いで格好を取りました。最終的に14畳の部屋に2畳のクローゼットを 作ります。
     

    下地

    無双窓
      
    押入だった部分の床が抜けているため、両部屋の床高に合わせて下地を組み、フロアーと同じ厚さの合板を打ち床下地を作成しました。

    床下地

    床下地
      
    床は長年の間に高さが狂ってしまっていたため、1階解体時に特に下がっている部分を上げておいてあります。 それでも悪い部分は、既設床をそのまま電気かんなで削り少しでも高さが合うようにしてから、仕上げフロアーを貼りました。
      


      
    入口も完全に位置が変わりましたが既設と同じように枠材を組み、既設ドアを取り付けました。
      

    壁位置変更

    化粧柱、筋交い
      
    位置を変え壁側にクローゼットを2つ作りました。
    廊下側も入口が変わりましたが解体時に残しておいた横張の材料でドアの上側を補修し違和感なく納めることができました。

    クローゼット

    壁補修
      
    所々にサイディングの細かい割れ等あったため、外壁の塗り替えをしました。写真では分かりにくいですが きれいに仕上がっています。
     

    外壁塗り替え

    外壁塗り替え
      
    玄関サッシを黒、玄関周りのサイディングを木目調黒系で仕上げたので、玄関庇も黒で統一しました。
      

    玄関庇塗装

    玄関庇塗装
      
    防水ベニアを、ラックスに張り替え、白く塗装。屋根の先の軒先部分鼻隠し、樋を黒系で統一しました。
     

    塗装

    塗装
      
    玄関タイルの補修をしました。玄関サッシを交換し、位置を既設より455ミリ右側に変更したのですが、 タイルは最小限の補修で違和感なく納めることができました。

    タイル

    タイル
      
    こちらも玄関タイルです。既設と同じタイルがまだ販売されていたので助かりました。
      

    タイル

    タイル
      
    防水コンクリートでできたベランダの上に、ゴム膜になる液体状の塗料を塗り防水工事をしました。
      

    防水工事

    防水工事
      
    赤みの杉材でテレビボードを製作しました。建具は大工の自作です。
       

    テレビ台

    テレビ台
      
    養生をめくり仕上げ材がすべて見えるようになりました。玄関は桧、杉材で納めさせていただきました。
    リビング、玄関は すべてダウンライトですっきりと納めています。
       

    格子

    桧床
      
    階段も桧造り!5段目から下だけ廻り階段に変更しました。
    下駄箱も制作。これも桧です。格子の裏に隠れて おり、建具を作らず、すぐに靴等出し入れできるようにつくりました。
     

    階段

    下駄箱
      
    約18畳のリビングに2.5畳の書斎を同じ空間に造りました。リビングと書斎の天井はつなげて造っており書斎の中から 必要なときに無双窓を開けるとリビングが見えるように作りました。
       

    リビング、書斎

    リビング、書斎
      
    無双窓をあけた状態と、閉めた状態です。手前の格子を動かすことにより開けたり、閉めたりすることができます。 この無双窓の外側は既設の出窓になっており、この構造を有効活用しました。

    無双窓

    無双窓
      
    リビングは柱を一部抜いたため大きな補強梁を入れました。この補強梁隠してしまうのはもったいないので 化粧梁として有効活用しました。筋交いもせっかくなので12p角の柱を組み、化粧仕上げで納めてあります。
    ちなみにサッシは断熱雨戸が使われていたため既設サッシをそのまま使用させていただきました。雨戸を閉めればペアガラスぐらいの 断熱性能は得られ、夜間閉めればガラス面の結露も止められると思います。
        

    リビング

    サッシ
      
    トクラス(元ヤマハ)のキッチン、ユニットバスです。キッチンは広くはありませんがキッチンと、カップボードを コの字形に配置し使いやすく設置しました。
    既設は昔ながらのタイルのお風呂でしたが、バリアフリーで高断熱浴槽、床面にお湯が噴き出し床面を素早く暖める機能が付いたユニットバスで納めました。
       

    キッチン

    ユニットバス
      
    間接照明でがワンポイントのトイレです。タモの1枚板カウンターに瓦の器、自動水栓で作りつけた手洗いカウンターです。 1階トイレは1820ミリ×1365ミリと広めに作ってあります。
       

    トイレ

    手洗いカウンター
      
    寝室は6畳、8畳、押入を14畳とクローゼットに作り替え。広い空間を確保できました。
    階段下収納も棚を造り有効活用しました。
     

    寝室

    階段下収納