いつものことですがAP-919Bを製作して最後にしようと思いましたが、製作後一年がたちまた、製作の虫がうずうずしてきました。前回、年もとってきたのでこれを最後にしようとしてやや高価なアンプにしてみました。サンオーディオのSV−300BEにしようか、オーディオ専科にしようか迷ったのですが、サンオーディオのキットはトランスなど固定部品はすでにシャーシに取り付けてあり、配線のみを製作するということなの製作したというで楽しみとしては少ないので、オーディオ専科さんにしました。。真空管300Bは二台作りましたが、300Bの聞き比べ、出力トランスの違いなどを比べてみたいと思いました。たまたま、昨年作成した12E−1真空管がきれ、この真空管と配線用ワイア−をを無償でくださるということでこれに決めました。到着したキットには12E−1がペアですなわちマッチドペアで入っていました。ブッシュプルなので、性能をそろえるということでしょうか。急いで作るのではなくゆっくりと時間をかけて、何度も点検をして作る事にしました。前日配線したところはまずチェックしてから、という風にチェックから作業を始めました。

オ−ディオ専科
Audio Professor Inc

300B S-STEREO POWER AMP KIT
Professor-2の製作
いつものように、送られた状態から説明します。
キットは写真のように1箱で送られてきました。結構重たいです。できあがりで19Kgということです。
わくわくして最初に段ボールをあけたところです。
段ボールの隙間に入っていた。梱包材を取り除いたところです。
新聞紙を丸めた梱包材が隙間にぎっしりと入っていました。出したところゴミ袋一杯ほどになりました。
Professor-2の製作マニュアル。これにA3の実態配線図3枚です。1枚目はヒーター回路・アース線など・2枚目は信号線など・3枚目はコンデンサ−・抵抗の取り付けです。実態配線図はそりぞれ2から3枚こびを作って書きます。これはチェックに使うためです。
オーディオ専科名前入りグリッドチョ−クAP−131)です。
チョークトランス(A4003)です。
パワートランス(AP−3001)です。成績表がついていました。
出力トランス(F−7001)です。
コンデンサ−・抵抗はこんな風に包装してありました。
ワイヤーセットに入っている線材です。
#16,18,20,224種類のワイヤ−とメッキ線1.2、0.8の2種類、シ−ルド線、ケーブルタイ、スミチューブ、ガラスチューブ、半田です。
ソケット用ウメコミアダプターです。
シャーシです。
シャーシ用化粧天板です。
シャーシの一点アースポイントの周りと、ボ゜リウム周りの2点、計3点の塗装をはがし地金がむき出しになるようにする。
パワースイッチです。
LED表示灯です。
ヒューズホルダーです。
入力端子です。
ねじ、ナット類です。
出力端子です。今回は8Ω用の出力端子しかありません。
3端子レギュレーター(78H05CK)です。
3端子レギュレーター取り付け板です。
ダイオード(GBU8G)です。
3端子レギュレーターを取り付け板に取り付けシャーシにねじ止めする。このときグリスなどを使用し、放熱がよくなるようにする。
出力端子を取り付ける。
中継用ピンジャックです。
カラ−足です。
この部品は最初なんだかわかりませんでしたが、グリッドチョークAP-131の取り付け金具でした。
この取り付け金具も何だろうと思いましたがホーロー抵抗の取り付け金具でした。
6sl7・GZ37のソケットです。
300B用ソケットです。
ボリウムです。
ラグ板です。不必要な端子は取り除いてありました。ラグ板の上のアナが大きくたくさんの線材を半田付けするにはよかったです。
Ausio-Professorのネーム入りブロックコンデンサ−です。
ブロックコンデンサ−ソケットを取り付けます。300BとGZ37整流管はウメコミアダプターを使用し取り付けます。また、GZ37は上下が逆です。私は間違えてしまいましたが注意するところです。
トランス類を取り付ける前です。荷造り用テ−プでシャーシの周りを養生しておきます。
上の状態を後ろ側から見た写真です。
出力トランス(F7001)です。この取り付けはこのように逆さまにしておいてシャシを上からかぶせる方法をとります。
電源トランス(AP-3001)です。これも同様に取り付けます。
一番小さいチョークトランス・F7001・AP3001の順番に取り付けるとよいでしょう。
放浪抵抗を取り付けます。これはF7001と共ねじになっていますので、最初F70001をしっかり取り付けその後ゆるめて取り付けます。
配線をする前の状態です。全部の取り付け部品が取り付けてあります。
実態配線図1の配線です。シャーシの4スミの配線は半田鏝が入りにしく結構面倒です。今回は一度にどこまで配線するかと決めておかなかったため、後のチェックで未配線を2カ所ほど見つけてしまいました。1枚目が終わった状態で赤ペンで実態配線図に書き入れチェックをしました。
2枚目の実態図までの配線です。1枚目で半田付けしたところへまた、2枚目で線材を半田付けをする場合が多々ありましてその都度半田吸い取りテ−プで取り、新しく2つの線を半田付けなどをしました。
電解コンデンサ−です。+−があります。
電解コンデンサ−です。+−があります。
フィルムコンデンサ−です。
タンタルコンデンサ−です。+−があり、+側に+の士類があります。
抵抗です。
配線が終了したところ。CR類をこれから接続する。
電源トランス・チョーク付近です。
真空管6SL7付近です。
出力トランス付近です。
ボリウム付近です。
コンデンサ−を取り付けます。整流用コンデンサ−
6SL7・300B付近このあたり、部品が多く、1カ所にいくつもの線材を取り付けるため、大変である。
真空管6SL7です。
真空管300Bです
真空管GZ37です。
真空管を差し込む前です。トランス類の上部に梱包用テ−プで養生をしてあります。
さあ、電源を入れます。
真空管6SL7を差し込みます。ほかの真空管はまだ差しません。電源スイッチをOFFにしておきコンセントを差し込みます。何も起こりません。スイッチをONにしたとき、パイロットランプがつきます。そのご6SL7のヒーターがつきます。300Bのヒィラメント電圧を測ります。5Vです。
ヒィラメント電圧5Vです。電源スィッチを切り、300Bを差し込みます。300Bのフィラメントが点灯します。もう一度フィラメント電圧を測ります。
スイッチをきり、GZ37を差し込みます。スイッチONで次にGZの8番ピンの電圧を測ります。理論値は420Vです。測定値は416Vでした。
コンデンサ−C3の+側の電圧を測ります。理論値63V+−5Vです。測定値65Vでした。
配線を結束した状態です。完成です。
全面からみた写真です。
上面からみた写真です
背面からみた写真です。電源コードが交換してあります。
点灯した状態です。
総括
 作りやすさからいえば昨年のAP−919Bに比べ易しかったです。プッシュプルでなくシングルからなのでしょう。ただ整流管のソケットが他のソケットと位置が逆であるのを注意する必要がある。マニュアルはサンバレーのマニュアル比べ不親切である。使いやすさはサンバレー>サンオーディオ>オーディオ専科の順でしょうか。
 部品の取り付けに実態配置図をつけたらそんなに考えなくともつけられると思います。とにかく、初めてみる部品もありどんな風に取り付けるのか、わからず困りました。結局部品表と見比べこれだという風に決めました。
 音質は値段だけのことはあり、今まで作った中では、一番さわやかです月利しており、一皮脱いだ感じです。作ってよかったです。前のどのアンプより低音も出ている感じです。