DM-001 製作談義 (電子工作ネタです。)
本文へジャンプ 最終更新日2010年5月19日 

このページではスペックや製作理由などを書かせていただきます。 

 

近況報告 2010/05/19記

新しい機能を盛り込んだ第2弾を開発中です。
ひととおり完成したので、動作をいろいろと確認して異常がないか見ています。
チャンスがあればまたヤフオクに出品したいと思っています。

DM-001 の主要構成部品や動作負荷

マイクロコントローラー: Microchip社 PIC16F886 , Clock Frequency = 10MHz
開発環境はMPLABに付属しているMPASMWIN(アセンブラ)とエディターは秀丸エディター、ライターは秋月電子様のAKI-PICプログラマーキットVer.4 という最低限の構成です。 C言語もありますが、マイコンのメモリーの容量が限られているため採用しませんでした。

液晶表示器: サンライク社 SC1602BSLB(バックライト付き)、秋月電子様で購入です。
ちなみにマルツパーツ様のTC1602E シリーズでも動作確認済みです。(参考のため実験)ただ、パックライトの消費電流で、液晶色の青と赤は問題無いのですが、グリーンは輝度を上げてあるため電流が大きい様で、定電圧レギュレーターが発熱しました。 → 電流制限の抵抗器を変更して試用したところ発熱が無くなり夜間の視認性もちょうどよい感じになりました。

定電圧レギュレーターIC: JRC社など 7805
温度センサー: National Semiconductor社 LM61BIZ

部品の入手は通販の利用が90%を占めます。 地方暮らしのため、ネット通販は便利で欠かせません。
しかし、連休には車で秋葉原へも出掛けます。 やはりあの活気を肌で感じることと、聖地である秋月電子(部品屋さん)
を訪れることは大切だと思っております。 最近は食べ物屋さんが増えましたね。
マルツパーツ(電子部品のチェーン店)に訪問することも楽しみの一つです。



消費電流: 34.5mA (実測値)です。  その内、約30mAは液晶表示器のバックライトで消費しています。
→ バックライトを消灯すれば電池でも使用可能と思われますが、夜間読めなくなるので点灯させています。
消費電力: 0.414W (理論値 電流×電圧=0.0345×12=0.414)
→ 極小電力なので、車のバッテリーにもやさしいと思います。

市販のセンサーなどを取り付ければ、自転車にも転用出来そうな感じがします。
しかし、まだ動作確認などはしておりません。

DM-001 の製作理由など

BMW3シリーズ(E30、1990年式)に乗っております。 
残念ながらE30モデルのメーターの不動原因では内部のギアの歯車が欠けてしまう事例が多いようです。
計器の新品交換は7万円くらいと修理工場の方に教えていただきました。
また、E36モデルでは液晶表示セグメントの不点灯で読み取れなくなるというパターンを良く聞きます。
E46以降は私が時代に追いついていないので、わかりません。


これらの修復には面倒なメーター取り外しや入手が困難な歯車… ということがきっかけでした。
さらに車に適した車速パルス学習機能をつければ、どんな車でも対応できるのではないかと思い、MD-001 を製作しました。


作り始めるとだんだん欲が出てきました。  その1つに、
過去にバッテリーがダメになって、動けなくなったことがありました。
そのためバッテリーチェック機能を付けて、セルモーターの動きが悪くなる症状を電圧値でも追加確認できるようにしました。

気づいた点として、朝エンジンスタートする時は7.8ボルト付近です。 冬になると電圧値が下がると予想していましたが、夏と変化はありませんでした。
コンビニに立ち寄った時のエンジンスタートは各部が暖まっているためか、8.3ボルトくらいを表示しています。
(車により状態はさまざまだと思います。 あくまでも参考までとしてください。)


トリップメーターは安定していて、会社と自宅の距離が32.1kmなのですが、毎日自宅手前のほぼ同じ場所で32.0から32.1に
なることを確認していて、意外とバラつかない事に少々驚いています。 




テスト車種とテスト期間、距離は
BMW3シリーズで2009年8月17日〜2010年4月末、試験距離は10158kmです。
それと、ホンダ オデッセイ で長距離2回、合計試験距離は約1100kmです。



更新記録
お送りする物のページの液晶表示のケーブル線色変更と長さを10センチ長くした。 2010/02/17
接続方法のページ に液晶表示器のサイズと参考写真を追加しました。 2010/01/26