6月30日(水)曇

八経ヶ岳(1915M)弥山  大峰 百名山 近畿最高峰

大峰の名花  天女花・「オオヤマレンゲ」

モクレン科の木で、大峰山系・弥山・八経ヶ岳では、6月下旬から7月に花を咲かせる。
ミヤマレンゲ、ビャクレンゲ、天女花と呼ばれ、純白の花を付ける。
純白の清らかな、花嫁の白無垢を想い起させる花だ。 天女の舞の様だとも、言われている。
弥山・八経ヶ岳のオオヤマレンゲ自生地は特別天然記念物に指定されています。
鹿の食害により激減した為、ネットを張って鹿の侵入を防ぎ、保護されています。

  梅雨のこの時期、大峰の弥山・八経ヶ岳に咲く大峰の名花「オオヤマレンゲ」を是非、見てみたいと、大峰に出かける。 朝3時45分、自宅出発。 天気予報では「曇時々晴・一時雨が降るかもしれない」だったが、天気は、どんよりと曇り、今にも雨がふりそう。 R309に入った頃から、小雨がふりだす。 またラジオで和歌山県中部で大雨警報出た事を知る。 何とか大雨にならない事を祈る。 R309も天川川合を過ぎると、細い山道となる。 対向車が来たら困るクネクネ道を慎重に進み、8時、行者還トンネル西口駐車場に到着。 すでに20台近くの車が駐車していた。 みんな「オオヤマレンゲ」目当ての登山者だろう。 幸い、ここまで来ると雨は降っていない。 早速登山靴に履き替え、8時15分、登山口のポストに登山届を提出し、出発。 谷沿いに進み、木の橋を渡った所からいきなりの急坂となる。 すべり易い粘土、木の根等歩きにくい。廻りの原生林の緑が奇麗だ。 9時10分、稜線の奥駈道出合に着く。 丸太のベンチで小休止。 ここから、奥駈道 (千年以上の昔から吉野山と熊野三山を結ぶ修験者の道。1800M級の山々越える険しい山道。 を弥山へと向う。 多少のアップダウンは有るが、緩やかな稜線の道が続く。 この道を千年以上の昔から何人の人々(修験者・大峰講の信者・登山者)が何を思い、何を感じ、通ったのだろうか。 ・・・・ コバイケソウの花が奇麗に咲いている。 10時,理源大師像の建つ聖宝宿跡に着く。 ここから聖宝八丁と呼ばれる急坂が始まる。ここは最近、道の侵食を防ぐ為、木の階段を取り付けられ、歩き易い。 10時55分、弥山小屋に到着。 ここから八経ヶ岳へ向い、まず鞍部にあるオオヤマレンゲ群生地を目指す。 鞍部に達し、少し登ると鹿よけのネットがある。 ネットの柵の中を登山道が通っており、柵の中に扉を開けって入る。 「咲いていました。!!!」、 お目当ての「オオヤマレンゲ」は鹿の食害から護る為、ネットの柵で保護されていた。 始めて見る「オオヤマレンゲ」は純白の清らかな、花嫁の白無垢を想い起させる花だ。 夢中で写真を撮る。 「今回の目標達成。!!!」 ネットの柵を抜け、ひと登りで11時35分、八経ヶ岳山頂に着く。 この頃からガスも消え、日が射して来た。 天気は確実に回復に向っている。 「ついている。!!!」。 山頂には「百名山・近畿最高峰」の標識あり、北に弥山、南に明星ヶ岳、遠くは雲で展望は良くないが、雲の切れ間から大台方面が見えてきた。 展望と昼食を楽しみ、12時、山頂を後にした。 12時30分、弥山に戻り,山頂の弥山神社にお参りする。 山頂付近は立ち枯れの木が多い。 八経ヶ岳が良く見える。 12時40分弥山山頂を後にする。 13時20分聖宝宿跡に着く。 ここで、白装束に身をまとった行者講の人々が、法螺貝を吹いて、お参りをしているのに出くわす。 14時05分、奥駈道出合。 ここからは、すべり易い、歩き難い急な下り道。 慎重に下り、14時45分、無事、行者還トンネル西口駐車場に戻る。 15時、行者還トンネルを貫け、R169に出て帰路に着いた。 ・・・・・・・ 今回の山歩きは、お目当ての「オオヤマレンゲ」に会え大感激、又心配していた天気にも恵まれ、充実した大満足の山歩きでした。 
オオヤマレンゲと弥山 八経ヶ岳山頂 八経ヶ岳@弥山より

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 7月16日(金) 曇一時雨後晴

伊吹山(1377M) 百名山 滋賀県最高峰 

イブキトラノオ・シモツゲ @山頂遊歩道お花畑 7合目より山頂を望む
 トレーニングと花見を兼て伊吹山に出かける。 6時、自宅出発。 8時30分、伊吹3合目駐車場に到着。 天気は曇り、5合目以上は、ガスがかかり見えない。 雨に遭うかも知れない。 8時40分、登山靴に履き替え、駐車場を出発。 まず3合目では、ユウスゲオオバギボウシが目立って咲いている。 5合目から雨が降りだす。 風も無いので、持参した傘をさす。 この様な時の傘は、最良の雨具だ。 9時40分、7合目到着。 この頃から雨も止み、ガスも晴れて来た。 麓のセメント工場や琵琶湖も見え始める。 登山道沿いには、ヤマホタルブクロノアザミシシウドカワラナデシコキリンソウ・等多くの花々が咲いている。 可憐な花々をカメラで撮りながら、ゆっくり登る。 9合目で山頂遊歩道に出合う。 お花畑にはイブキトラノオシモツゲクガイソウノアザミ・等が多く咲いている。 10時30分、山頂に到着。 山頂のベンチで昼食休憩。 下界では、今日も真夏日だが、さすがに、ここでは半そでシャツ1枚では寒い。 長袖シャツを羽織る。 山頂遊歩道を花見しながら散策。 珍しいキンバイソウ(金梅草)が、シモツゲの中に今を盛りに咲いていた。 鮮やかな黄金色の花だ。 11時30分、9合目より下る。 この頃から日が照りつけ出し、登って来る人も多くなる。 下りも、花々をカメラに納めながら下る。 12時40分、3合目駐車場に無事到着。途中、南濃町・水晶の湯で汗を流し、帰路に着いた。 ・・・・・・ 今回の山歩きは、トレーニングと花見を兼て出かけたが、予想以上の多くの花に出会え、満足の山歩きが出来ました。

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 7月21日(水)・22日(木) 

薬師岳(2926M) 百名山・標高27番目 ・ 北薬師岳(2900M) 

薬師岳と金作谷カール @北薬師岳より 北薬師岳と金作谷カール @薬師岳より
7月21日(水)曇り後雨

 今回は、今年の目標の一つ、標高ベスト27番目の薬師岳に出かける。 天気予報では、今日は曇り一時雨だが、明日は晴。 予報を信じ、山頂からの展望を期待して、出かける。 自宅、午前2時、出発。 R41を、飛騨国府のフジヤホームセンターの有る、交差点を右折(上宝方面)。 安国寺・大阪峠を経て、R471に合流すると左折、すぐ有峰湖の看板に従って右折。 しばらく行くと、飛騨トンネル。 トンネルを抜けると、有料道路のゲートに6時30分到着。 (ゲートは午前6時開門) 1800円を払い、折立に向う。 7時20分、折立駐車場に到着。 朝飯を食べ、登山靴に履き替え、7時45分、登山口を出発。 登山道は、樹林帯の中の、よく歩かれた、歩き易い道だ。 9時15分、1871Mの三角点に着く。 ベンチが有り、多くの人が休んでいた。 今まで樹林帯で見えなかった、視界が一気に開け、ここから先は、展望の尾根道となる。 しかし、今日は残念ながら雲が厚く、展望はきかない。 植生保護と登山道の侵食保護の為、木道・等で登山道は、良く整備されている。 又,ベンチも、適所に配置されており、有難い。 11時10分、太郎平小屋に到着。 この頃から、ガスがひどく、視界も悪くなり、雨が今にも降りそう。 しかし、今日の目的地の、薬師岳山荘に、出来るだけ早く着きたい。 太郎平小屋には寄らず、先を急ぐ。 11時45分、薬師峠のキャンプ場に到着。 ここで食事休憩。 食事中、急に雨が降ってきた。 急いで雨具を着け、12時出発。 ここから、薬師平までは、沢沿いの登山道を登る。 12時35分薬師平。 ここも展望の良い、奇麗な所だと聞いてはいるが、今は雨で何も見えない。 ここから、いよいよ薬師岳の稜線上を、薬師岳山荘に向けて登る事になる。 稜線に出ると、雨風が一段と強くなってきた。 視界があまりきかないので、登山道から外れぬよう、慎重に進む。 登山道沿いの、ハクサンイチゲやシナノキンバイが今を盛りにと咲いており、心が和む。 13時35分、無事、薬師岳山荘に到着。 暖かい、お茶のもてなしで迎えてくれ、感激。 雨風は、夜まで降り続く。 ・・・・・ 天気予報では、明日は曇り後晴。 明日、北陸地方は梅雨明けか。 ・・・・・ 今夜の宿泊客は12人。 雨の音が気になるが、ゆったりと寝る事が出来た。 19時30分消灯。 明日何とか晴れてくれ。!!!
劔岳(左)・立山(右) @薬師岳より 薬師岳山頂 東南稜と中央カール 遠方槍・穂高岳
7月22日(木)晴

  朝4時前、もう出発する人がいる様で、目を覚ます。 まだ暗いが、晴れているようだ。 外へ出てみると、まだ暗いが、夜明け前の、薬師岳・槍ヶ岳・穂高岳・黒部五郎岳が、はっきりと確認できる。 星が出ていて、雲一つ無い快晴だ。 「 ヤッター。!!」。今日は、薬師岳を十分に堪能し、下山するだけなので、北薬師岳まで足を伸ばす事にする。 5時から朝食を頂き、5時25分、山頂を目指し出発。 東南稜の頭(愛知大学13名の遭難碑がある。)までは、ジグザグの急坂。 東南稜の頭から2つ目のピークが薬師岳山頂。 6時10分山頂に到着。 山頂からの展望は素晴らしい。 まず北に金作谷カールと北薬師岳・その向うに劔岳・立山。 東に後立山・赤牛岳・水晶岳等。 中央カールと東南稜の向うに槍・穂高岳。 笠ヶ岳・黒部五郎岳・乗鞍・御岳・そして西に白山、見下ろせば太郎平や有峰湖。 夢中でシャターをきる。 6時30分山頂を後にして北薬師岳に向う。 やせた尾根道だが、道は確りしている。 今日は風も無く、快適だが、悪天候の時は風が強く、通行不可能、と言われている。 この尾根は、特に展望が素晴らしい。 刻々と変わる、北薬師岳薬師岳を振り返り、また周りの展望を、楽しみながら、7時10分、北薬師岳山頂に到着。 ここからの、展望も素晴らしい。 特に金作谷カールと薬師岳・今、通ってきた薬師岳に続く、尾根と薬師岳は、お気に入りの写真になった。 7時30分まで、展望を楽しみ、北薬師岳山頂を後に、再び薬師岳に向け出発。、8時20分、薬師岳山頂に戻る。 山頂で、もう一度展望を楽しみ、8時30分山頂を後にした。 東南稜の頭からの下りは、薬師岳山荘や太郎平小屋を見ながらの、快適な下りだ。 9時05分、山荘に到着。 預けておいたザック等を受け取り、9時15分、薬師岳山荘を後にする。 「薬師山荘の皆様お世話になりました。」。 薬師平までの稜線にあるお花畑の花(ハクサンイチゲ・シナノキンバイ等)が見事だ。 花々を楽しみながら、10時薬師平に着く。 ここからの槍ヶ岳黒部五郎岳等の景観は又素晴らしい。 10時30分、薬師峠キャンプ場。 10時50分太郎平小屋。 11時05分、太郎平小屋の後ろに有る、太郎山山頂に着く。 薬師岳の雄姿を楽しみながら、食事休憩。 11時30分、太郎山山頂出発。 11時40分、太郎小屋。 今日は天気が良くなった為か、次から次へと登って来る、人が多い。 13時45分、三角点に着く。 ここで、薬師岳の雄姿ともお別れ。 少し雲がかかって来た。 やはり昼からは雲がかかり易い。 14時45分無事、折立登山口に戻る。 自販機で、冷たいペットのお茶を購入。 一気に飲み干す。 美味い!!。  帰路は、有峰林道の大多和峠から、R41号に抜ける道を通ったが、未舗装(ゆっくり走れば、車の腹を擦るような事は、無い。)で、道幅が狭く、カーブが多い道。 カーブ・ミラーが有るが、汚れており役に立たず、対向車が来ない事を、祈りながらの運転を、強いられる道だ。何事も無く、無事、R41号にぬける事が出来たが、 あまり、お勧め出来ない道だ。

 今回の山歩き、第一日目は、雨に降られたが、二日目は梅雨明けの、快晴に恵まれ、薬師岳や素晴らしい展望を満喫し、天然記念物にもなっている、金作谷カール・中央カールを見る事が出来、大満足の山歩きが出来ました。 又、今回の薬師岳登頂で、国内山岳標高ベスト30までは、全て登頂した事になり、達成感を感じています。

愛知大学山岳部薬師岳遭難事件・・・・・愛知大学山岳部13人のパーティは、1963年(S38年)1月、正月登山として薬師岳山頂を目指した。 しかし、後に「38豪雪」と名付けられた、豪雪吹雪の中、山頂までわずか、300mを残し、登頂断念。 下山途中(東南稜の頭付近)で、正しいルートから90度ずれている、東南稜に入り込み、13人全員が遭難死した。 原因は豪雪吹雪にあったのではなく、地図・磁石を携行せず、進むべき方向を違え、下り続けた事に有る、と言われている。登山する人に、大きな教訓になった、遭難事件である。

薬師平・後方槍ヶ岳 薬師岳と太郎平小屋 @太郎山より

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 8月2日(月)晴

雨飾山(1963M) 百名山 長野県小谷村

雨飾山 @笹平より 雨飾山・山頂 @荒菅沢より
 8月1日(日)

  今回は、学生時代の,WV部の仲間と長野県小谷村に有る,雨飾山登山に出かける。 集合場所の来馬温泉・村営風吹荘にPM4時に到着予定で、長野道・豊科IC、R148号を,小谷村を目指す。 白馬村で,オリンピック・ジャンプ台等を見ながら,時間調整をして予定通り、PM4時、村営風吹荘に到着。  久し振り (40年ぶりの人もいるが) の再会と,明日の登山の無事を祈り乾杯。!!  美味しい,岩魚の骨酒をいただき、心地良い眠りについた。

 8月2日(月)

  4時30分起床。 天気は快晴。 最高の登山日和だ。 5時,,村営風吹荘を出発。 コンビニで朝食・昼食を購入後、小谷温泉・登山口駐車場に5時45分到着。 ここで、朝食・準備をし、6時05分登山口を出発。 登山口から一旦なだらかに下り、大海川沿いの、湿原の中の木道を歩き始める。 この山は、案内標織が400M毎に、11箇所に付けられていて、1/11(400M)〜11/11(4400M) と結構目安になり助かる。 最初の登りは、立派なブナ林のジグザグから始まる。 しっかりと張ったブナの根を踏みながら、ブナ林の中を高度を稼ぐ。 登りが一段落し、平らな道を大きく回りこみ、沢の音が聞こえて来ると、突然視界が開け、布団菱と呼ばれる岸壁や雨飾山頂が見える。 また下に白く流れる沢と、急な尾根が見える。 尾根や笹平に人の姿が、米粒の様に見える。 あすこまで登るのだ。 登りはまだまだ。 ここから100m程下り、7時40分、荒菅沢に到着。 少し上に雪渓が残っている。 流れる沢水は、冷たく、澄んでいて、手ですくって飲むと生き返る。 ここから第二の急坂が始まる。 最初は樹林帯の中の上りだが、尾根に出てからの上りは、森林限界を越え、展望は開ける。 上りは続くが、風が心地良い。 尾根の上部は、ガレ場やロープ場が有り、浮石や落石に十分な注意が必要な山だ。 9時10分、笹平に到着。 ここまで来ると、雨飾山頂が眼前に迫り、笹の道を、長い学生の集団が下山してくる。 笹平の窪地で雨飾温泉(梶山新湯)からの登山道と合流する。 さらに進むとコルに出る。 ここから見下ろす荒菅沢は凄い迫力だ。 ここから、最後の急坂を上り、9時40分山頂に到着。 山頂は二つのピークからなっており、左右のピークの間に出る。 右の低いピークには、四つの石仏と祠がある。 左のピークに、三角点と標織が有り1963mの山頂だ。 山頂からの展望は素晴らしい。 まさに360度の展望。 特に白馬・五竜・鹿島槍と続く後立山連峰。 戸隠山・妙高山・火打山・金山・等や糸魚川市街と日本海も望める。 山頂で昼食と展望を満喫し、10時30分、山頂を後にする。 11時笹平。 12時荒菅沢。 ここの冷たい水で一息入れる。 13時45分登山口に無事到着。 少し下にある小谷温泉露天風呂で汗を流し、又の再会(山歩き)を誓い、帰路についた。・・・・・・・   TOさん・TAさん・FUさん・MAご夫妻・有難うございました。 !!! ・・・・・ 楽しい思い出に残る山歩きでした。

白馬岳方面 @雨飾山頂より 雨飾山頂・記念写真 後立山連峰 @雨飾山頂より

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8月3日(火)晴

龍王岳(2872M) 標高38番目 ・ 雄山(3003M)

龍王岳 @雄山山頂より 劔岳・別山・真砂岳 @龍王岳山頂より
 今回は、立山の主峰・雄山と、一の越の鞍部をはさんで、相対する岩峰で、標高ベスト38番目の、龍王岳(2872m)に出かける。 8/2、雨飾山の帰り、立山駅前の安宿に宿泊。。8/3、今日も天気は快晴。 ありがたい。 朝一番 (6時) のケーブルに乗り、7時20分室堂に着く。 ここで、朝食をいただき、7時40分出発。 まず浄土山を目指す。 室堂山の展望台と浄土山の分岐まで、上って来ると、先日登った雄大な薬師岳が姿を現す。 ここから浄土山の急坂が始まる。 ゴロゴロした岩の急登に、汗をかき、8時45分、平坦な浄土山頂に着く。 ここからの展望は素晴らしい。 今日は、特に視界が良い。(夜のニュースで伝えていたが、今日、富山市から立山がはっきりと見え、こんな事は、夏には珍しい現象との事だった。それだけ、空気が澄んでいたのだ。) 劔岳・別山・真砂岳・雄山・南に立山カルデラ・五色が原・薬師岳・笠岳・槍穂高・等・ 「登ってきて良かった。!!」。 今日の目的の龍王岳へは、ここから、富山大学立山研究所の所で縦走路に出会い、五色が原方面に少し下ると、龍王岳への登り道があり、ジグザグの急坂を登る。 マークは無いが、踏み後は確りしている。 9時25分、龍王岳山頂に到着。 ここからの眺めも素晴らしい。 一の越の鞍部をはさんで、相対する雄山・別山・劔岳・そして黒部湖・針ノ木岳・八ヶ岳・南アルプス・富士山・槍穂高岳・薬師岳・等・ここでも十分に展望を満喫し、9時50分、山頂を後にする。、これで、今日の目標は達成したが、時間もまだ有るので、雄山に向う。、10時25分、一の越に着く。 ここでは中学生の集団登山者で賑っていた。 雄山の上りも下りも蟻の行列状態。 11時15分、雄山山頂。 ここで雄山神社にお参りをし、昼食をいただき、11時45分山頂を後にする。 12時20分一の越。 12時55分、室堂に無事戻る。 ちょうど、13時発のバスに乗り、14時15分、立山駅に到着。 帰り、称名滝(4段の滝。落差350mの日本一の滝)を見物し、帰路に着いた。 ・・・・・  今回の山歩きは、天気に恵まれ、素晴らしい展望を、満喫する事が出来、又、標高38番目の龍王岳を登頂出来て、満足の山歩きが出来ました。

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 8月10日(火) 晴

西穂高岳(2909m) 標高ベスト31番目

西穂高岳 @縦走路から 縦走路・後方に焼岳・乗鞍岳 @西穂高岳山頂より
8月9日(月)

 今回は穂高連峰の、以前から登りたかった、西穂高岳に出かける。 西穂高岳へは、森林限界を超えた、瘠せた岩稜を登る事となり、雷雨があっても、避難場所が無い。、天気(雷雨)が一番心配。 雷雨を避けるには、西穂山荘に泊、早立ちをして、天気が安定している、朝の内に登り、早目に、山荘に戻るように、計画する。
  7時、自宅出発。 安房峠トンネルを抜け、新穂高・第二ロープウエイ・白樺平駅駐車場に、11時30分到着。 昼食と準備をし、12時30分発の2階建・ロープウエイで、千石園地(西穂高口)駅へ。 駅は、やはり夏休、観光客で混雑していた。 12時45分、千石園地駅を出発。 案内所で、登山届を提出。 樹林帯の中の登山道を、西穂山荘に向う。 道沿いには、アキノキリンソウやカニコウモリが、今を盛りに咲いている。 14時西穂山荘に着く。 今日の混み具合、布団1.5枚に2人となっていた。 (結果的には布団1枚に1人で寝れた。) 夕方、丸山に上り、展望と夕日を楽しむ予定であったが、15時ごろより、雷を伴う、強い雨で断念。 ・・・・・ 明日は晴れてくれ。!! ・・・・・ 8時消灯。

8月10日(火)

 朝、3時頃、目を覚ます。 天気はどうか。 外へ出てみる。 雨は降っていないが、星は見えない。 曇っている。 再び,寝床へ。 ・・・・ 4時起床。 外へ出て見ると、星が綺麗に見える。 「ヤッター。!!」 早速準備し、別館喫茶で朝食を済ませ、余分な荷物は、山荘に預け、4時30分山荘を出発。 まだ暗い中、ヘッドランプを頼りに、丸山の急坂を登る。 20分もすると明るくなり、周りの景色が綺麗に見え出す。 これから向う、独標・西穂高岳や右に霞沢岳、左に笠ヶ岳、そして振り返ると焼岳・乗鞍岳が雲海の上に顔を出している。トウヤクリンドウが咲き誇っている、瓦礫の稜線道を登り、独標近くには、岩場もあるが、難なく5時30分独標に着く。 ここで小休止、展望を楽しむ。  いよいよ、これから、ピラミッドピークから西穂高岳までの、13の岩峰のピーク越えに挑戦。!  岩場の上り下りは、足場が確りしているので、3点支持に心掛ければ問題ない。 しかし、ガレ場の上り下りは、浮石や落石に十分な注意が必要だ。 この瘠せた岩尾根は、右側は岳沢、左側は右俣谷へと切れ落ちており、かなりスリリングな所が多い。 慎重に、足下に注意しながら、遂に7時、西穂高岳山頂に到着。 山頂からの展望は素晴らしい絶景。 まず、西に笠ヶ岳・西鎌尾根・槍ヶ岳・南岳・涸沢岳・ジャンダルム・奥穂高岳・吊尾根・前穂高岳・右下に岳沢・上高地・霞沢岳。 振り返ると、今登って来た、ピラミッドピーク・独標・西穂山荘・そして焼岳・乗鞍岳、まさに絶景。 絶景をカメラに納め、山頂で十分に、展望を満喫する。 山頂で休んでいた3人の登山者は、奥穂高岳への縦走(難関な上級者コース)へと出かけて行った。 7時40分、西穂高岳山頂を後にする。 下りは、登って来る人が多くなり、岩場では待たされる事も増える。 8時50分独標に戻る。 この時間になると、独標は人で一杯。 そうそうに独標を出発。 9時40分、無事に西穂山荘に戻る。 10時20分西穂山荘を出発。 11時25分千石園地駅。 11時30分のロープウエイで下る。 白樺平にあるビジターセンターの露天風呂で、汗を流し、無事帰路に着いた。 ・・・・・ 今回の山歩きは、念願の西穂高岳に、天気に恵まれ、無事登頂出来て、また標高ベスト31番目を登頂出来た、満足の山歩きが出来ました。 !!

西穂高岳落雷事故・・・・・1967年8月1日、長野県の高校の教師・生徒46名が西穂高岳に登山。 一行が頂上に着いた時、激しい雨が、降ったり止んだりといった、不安定な天気になり、一行は下山を急いだ。 独標付近で突如、落雷が一行を襲い、11名が死亡。 14名が重軽傷を負う、惨事が起こっている。 落雷を避けるには、天気が安定している、午前中に行動するしかない。

槍ヶ岳・涸沢岳 @西穂山頂より 西穂高岳山頂にて ジャンダルム・吊尾根・前穂高岳

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 9月2日(木)・3日(金)

鳳凰三山 「地蔵岳(2764m)・観音岳(2840m)・薬師ヶ岳(2780m)」 百名山

地蔵岳・オベリスク 賽の河原のお地蔵様・後方は甲斐駒ヶ岳
 9月2日(木) 雨

 今回は、以前から登ってみたかった、鳳凰三山に出かける。 鳳凰三山は、地蔵岳・観音岳・薬師ヶ岳の総称です。 地蔵岳山頂に、突き出たオベリスクは、特異な石塔であり、遠くからも良く確認できる。 その姿が、記憶に残り易く、一度は登ってみたいと思う山である。 3時30分自宅出発。 中央道・韮崎ICを出て左折、直進しトンネルを抜けR20に。 右折し直進。 釜無川にかかる、桐沢橋を渡り右折。 後は青木鉱泉の看板に従い直進 (一部舗装されていない悪路有り)。 8時40分青木鉱泉駐車場に到着。 ここから、ドンドコ沢コースで、鳳凰小屋まで登り、明日、鳳凰三山を縦走し、中道コースで下り、青木鉱泉に戻る予定。 先日の台風の影響で、ドンドコ沢が荒れていて、通行止になっているとの情報も有ったので、心配していたが、青木鉱泉の管理人に確認するも、そんな事は全く無く、デマ情報とわかり一安心。、予定通りのコースで登る事にする。、(このドンドコ沢は、急坂で上り下り共、きついコースでは有るが、昔からの登山道で有り、危険な個所は無い。 H小屋が意図的に、ドンドコ谷コースは危険だ、と言うデマ情報を流している様だ。) 9時10分、青木鉱泉に、登山届を出し出発する。 天気は小雨。 雨具とリュック・カバーを付ける。 宿の庭を横切り、ドンドコ沢に下りて行くと、山沿いコースと、川沿いコースに分かれている。 川沿いコースを選び、川沿いの道を進む。 道端には、アキノキリン草・カニコウモリ・ツリフネ草・フシグロセンノウ・トリカブト・等多くの花が咲き誇っている。 やがて右の山腹に取り付き、登って行くと、やがて山沿いコースと合流する。 ここから、しばらく急な上りが続く。 上りが緩くなると、滝を持つ枝沢が現れる。 沢を対岸に渡り、さらにもう1本の滝を持つ枝沢を渡ると、まもなくベンチが有り、南精進ヶ滝50mの標織に、11時到着。 脇道に入り滝見物。 水量も多く、大きな滝だ。 ここから急坂が始まる。 樹林帯の中の為、小雨は苦にならないが、蒸暑く汗びっしょりになる。 11時40分鳳凰の滝の標織に到着。 ここで12時迄、昼食をとる。 再び急坂を登る。 12時55分、白糸の滝。 そして一番大きい最後の滝・五色の滝の標織には、意外に早く、13時30分に着く。 ここにリュックを置き、滝見物に出かける。 滝壷近くまで行くと、凄い水量の瀑声が轟き、この沢最大の豪華な滝だ。 また滝壷近くの大きな岩陰に、鳳凰三山の名花・タカネビランジが咲いていました。初めて見るタカネビランジに感激。 13時45分、標織に戻り再び急坂を登る。 まもなく急坂も終わり、林の中を抜けると、ドンドコ沢源流の河原歩きとなる。 ガスの切れ間から、正面に地蔵岳のオベリスクが見える。 やっと登ってきた。 右手の尾根に取り付くと、まもなく今日の宿泊地の鳳凰小屋に14時45分到着する。 小屋の周りにはヤナギランが多く咲いていて、出迎えてくれた。 夕方から雨が激しくなる。 天気予報では、明日は晴だが。 ・・・・・ 何とか晴れてくれ。!! ・・・・・ 19時30分消灯。

 9月3日(金) 晴

 
3時45分、起床。 外に出て見ると、月と星が出ている。 「ヤッター。!!」 急いで準備をし、4時20分、まだ暗い中、ヘッドランプを頼りに、地蔵岳を目指し、ゆっくりと登山道を登る。 地蔵岳への、最後の上りのザレ場迄来ると、周りも明るくなってきた。 ザレ場の急坂は歩きづらい。 オベリスクの下に有る、ラクダ岩の間から日の出が見られた。 綺麗だ。!!  5時20分地蔵岳・賽の河原に到着。 ここからの展望は素晴らしい。 迫力のある甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・観音岳等の展望を楽しみながら朝食を頂く。 ここにザックを置き、オベリスクの基部まで登り、展望を楽しむ。 ここまで来ると、甲斐駒・仙丈・さらに赤抜沢ノ頭の向うに北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山が綺麗に望める。 又、北には雲海の上に八ガ岳が綺麗に見える。 このオベリスクの先端に初登頂を果たしたのは、ウエストン (明治時代に日本の山々を登り、世界に紹介した英国人)。 1904年夏、彼は、石を結び付けたロープを、運良く岩の切れ間に、引っかかるまで、投げ続けて、このオリベスクの初登頂を果たした事が、彼の本に書かれている。 今では登れる様に、先端からロープがぶら下っている。 オベリスクで展望を満喫し、6時15分賽の河原に戻る。 賽の河原には子福地蔵信仰によるお地蔵様が多く安置されている。 ここから10分ほどで、赤抜沢ノ頭に着く。 ここは、オベリスクや観音岳等のビュー・ポイント。 展望を楽しみ、6時35分出発。 ここからコルまで下り、観音岳への上りは樹林帯やザレ場の上りとなる。 永年の風雨に耐えた、自然の造形美の奇木が数多く生えており、自然美を楽しみながら歩けるコースだ。 8時、観音岳山頂に到着。 巨石を積んだ様な山頂の、平らな巨石の上で展望を楽しむ。 北岳は山頂が雲に隠れ見えないが、今登ってきた、赤抜沢ノ頭と地蔵岳・オベリスクの展望が素晴らしい。 山頂で展望を満喫し、8時15分観音岳山頂を後にする。ここから薬師ヶ岳までは、わずかなアップダウンで、白砂の日本庭園を散策している様な、気持ちの良い稜線道だ。 花崗岩と白砂、ハイマツの緑の組み合わせは自然の芸術品だ。 8時40分、薬師ヶ岳山頂に着く。 薬師ヶ岳山頂は、花崗岩の巨石と白砂の、広く明るい山頂だ。 また、ナナカマドの赤い実や、草紅葉の鮮やかな赤が見事だ。 山頂では、長野から来た、ツアーの団体さんに出会う。 この団体さんの中に、83歳の元気な御婆さんが見え、元気ハツラツとされていた。 その元気に脱帽。 元気を貰う。 9時10分、ここから中道で、標高差1500mの、長い急坂の尾根道を下る。 ほとんど樹林帯の中の道の為、全く展望は無い。 途中、御座石と呼ばれている巨岩や、真っ赤な実を付けた、見事なゴゼンタチバナがの群落。 素晴らしいシラビソ林や、カラマツ林の中の、急坂の登山道を下り、12時20分、中道登山口に到着。 長い、きつい下りであった。 ここで昼食休憩。 12時35分、登山口を出発。 林道を青木鉱泉に向う。 13時、無事青木鉱泉に戻る。 レトロな造りの青木鉱泉の宿で、汗を流し、美味しい蕎麦をいただき、帰路に着いた。 ・・・・・ 今回の山歩きは、ドンドコ沢や、中道の急坂を歩き、鳳凰三山を登頂出来、中でも観音岳は50番目の高山であり、達成感を感じる、山歩きが出来ました。

子福地蔵信仰 ・・・・・ 子宝信仰。 江戸時代の中頃が最盛期。 近隣だけでなく全国から子宝に恵まれない女性が鳳凰三山・地蔵岳を目指しやって来た。 その時登山基地として青木鉱泉が使われ、わらじと白装束の女性と、付き添いの主人等で賑った。 人々はひたすら賽の河原目指し、まだ夜も明けぬ内に宿を出て、ドンドコ沢を登って行った。太陽が昇る頃に、目の前の滝が、日の光を受けて五色に輝いた。 それが五色の滝の由来と言われている。 そして苦労して、地蔵岳の賽の河原に到着。 賽の河原に立った人は、そこから一体のお地蔵様を借りた。 それを背負い中道を下り各地の家に戻った。 お地蔵様を借りて子宝が授かった時は、願返しとして、借りたお地蔵様を戻すのはもちろん、同時に新たなお地蔵様を 一体寄進するのである。 新旧二対のお地蔵様を担いで、太鼓を叩きながら、ドンドコ沢を登った。 それがドンドコ沢の由来と言われている。

観音岳山頂にて 赤抜沢ノ頭と地蔵岳@観音岳山頂より タカネビランジ@五色の滝壺付近

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10月11日(月)・12日(火)

錦秋の涸沢(2300m)・屏風の耳(2565m) 紅葉・穂高岳を満喫

涸沢の紅葉1 涸沢の紅葉2 涸沢の紅葉3
10月11日(月) 曇

 一度は見てみたい涸沢の紅葉。 長雨や台風に悩まされるも、10月11日・12日に決定。 この時期、涸沢は人が多く、1布団に10人と言う程の混み様との事。 山小屋での混雑は御免。 横尾山荘に予約の電話を入れると、以外に簡単に予約OK。 1日目は横尾山荘泊。 2日目、横尾から涸沢、屏風のコルからパノラマコースで徳沢に下る、予定で計画する。  6時45分、自宅出発。 10時45分、沢渡村営第二駐車場に到着。 今日は祭日の為、観光客が多い。 11時のバスで上高地へ。 交通渋滞もあり11時45分、上高地着。 観光客で賑う、カッパ橋で昼食。 紅葉は上高地ではまだ早いが、岳沢の方は紅葉真っ盛りの様に見える。 12時45分、今日の目的地、横尾に向け、カッパ橋を出発。 13時明神池。 13時45分徳沢。 と順調に飛ばし、14時45分、横尾山荘に到着。時間が有るので、槍見展望台まで行く予定だったが、雨が降りそうな空模様の為、断念。 横尾山荘は2段ベットだが、カーテンが有り、ゆったりと寝る事が出来、快適だ。 又、風呂もあり大満足の山荘だ。 明日の天気を祈り、19時30分消灯。

北穂高岳・涸沢小屋 @涸沢ヒュッテ・テラスより

奥穂高岳・涸沢岳 @屏風のコルより

10月12日(火) 晴

 4時30分起床。 外に出てみると、星が綺麗に輝いている。 「今日は好天気。有難い。!!」 早速準備をし、まだ暗い中、5時15分、横尾山荘を出発する。 ヘッドランプを頼りに、横尾谷沿いの山道を進む。 30分程すると明るくなって来て、屏風岩付近の紅葉が綺麗だ。 6時20分本谷橋。 ここからの景色は、まさに錦秋の山。素晴らしい紅葉に感激。 今年の涸沢の紅葉、特にナナカマドは、先日の台風で相当痛め付けられた様だが、それでも素晴らしく綺麗だ。 8時30分、涸沢ヒュッテに到着。 涸沢ヒュッテのテラスからの展望は一級品だ。 紅葉の上に穂高連峰の険しい稜線・そして真っ青な空。 「来て良かった。!!」 テラスで淹れたてのコーヒーを頂きながら、展望を満喫する。  9時15分、徳沢へ、パノラマコースで下山する。ヒュッテの階段を下り、横尾への道と分かれ、前穂高岳側の斜面をトラバースして、少し登り気味に道が付いている。 道は狭く、左側が切れ落ち、足場が少ない所は、補助ロープが付いているが、緊張する所が何箇所か有る。 パノラマコースからの涸沢カールや穂高連峰の展望も素晴らしい。 またコルに近づくにつれ、尖った峰の槍ヶ岳が眼前に迫ってくる。 また峰々の間の谷から斜面の紅葉が見事だ。 10時25分、屏風のコルに着く。ここに荷物を置き、屏風の頭まで往復する。屏風の頭からの展望も一級品だ。 前穂・吊尾根・奥穂・涸沢・北穂・キレット・南岳・槍ヶ岳・大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳の大パノラマ。 「素晴らしい。!!登って来て良かった。!!」 11時35分コルに戻り、昼食休憩。 11時50分コルを出発。 ここから眼下に見える梓川を目指しての長い下りだ。 樹林帯の中の道になると、両側の紅葉が綺麗だ。 沢を2つ過ぎ、慶応尾根を越え再び長い下り。 大きな沢の横に出ると、治山用の林道に出る。 三叉路からは梓川に平行した道となり、しばらく行くと左に梓川を渡る新村橋に出る。吊橋の新村橋を渡ると、横尾から上高地への道と合流する。 14時15分徳沢園着。 15時20分明神池。 16時10分上高地着。 16時20分、今日は平日、空いているバスで沢渡へ。 17時無事、沢渡村営第二駐車場を後に帰路に付いた。 

  ・・・・・・  小屋の人に聞くと、今年の涸沢紅葉は長雨や台風の影響で、余り良くないとの事であったが、小生にとっては、予想以上の素晴らしい紅葉を見ることが出来た。  またパノラマコースは、歩き難い道が続くが、素晴らしい紅葉や、涸沢カール・穂高連峰等の素晴らしい展望が、苦労を十分に報われるコースだ。  今回の山歩きも、紅葉と展望を満喫出来た満足の山歩きでした。  ・・・・・・・

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳 @屏風のコルより

キレット・南岳・槍ヶ岳 @屏風の頭より

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 11月9日(火) 曇時々晴

御在所岳(1212m)・国見岳

不思議な造形 @御在所岳中道にて 雨乞岳 @御在所岳山頂・望湖台より
 連日の好天気に誘われて、紅葉とトレーニングを兼て、御在所岳へ向う。 朝の渋滞を見越し、6時15分,自宅出発。 8時45分、何時ものスカイライン沿いの駐車場に到着。 今日は、中道コースで御在所岳に登り、国見峠を経て、国見岳。 国見尾根から,国見不動を経て、藤内小屋・裏道コースで戻る予定。 このコースは、鈴鹿の中で小生が一番好きなコースです。 9時、中道登山口を出発。 今年の紅葉は、枯葉が目立ち、あまり良くない。 今年は、所々に有る、鮮やかな赤や黄色の紅葉を楽しむしかない。 この中道の特徴である、中空のロープウエイの,赤いゴンドラと背後の山並や、キレット等の岩場や不思議な造形美の奇岩等を、楽しみながら11時、朝陽台に着く。 ここからは,多くの観光客に混じり、御在所岳山頂へ。 11時30分,山頂。 食事休憩を楽しみ、12時、山頂を後にする。 12時20分、朝陽台。 12時30分、国見峠。 12時50分、国見岳山頂。 13時、国見岳山頂を後にする。 国見尾根の途中に有る、天狗岩・ゆるぎ岩は何度見ても、微妙なバランスで岩が乗っており、自然の造形の不思議さを感じる。 国見尾根のコルから、左の谷に下るガレの道は、今年の大雨の影響で荒れており、かなり不安定になっている。 慎重に下る。 国見岳不動を過ぎ、谷が合流している辺りの河原の道も、大雨の影響で完全に消えており、迷い易いので、注意が必要。 14時35分、藤内小屋。 ここで裏道と合流。 15時05分、無事駐車場に戻る。・・・・・・・・・・

 今回の山歩きは、慣れている道では有るが、国見尾根から国見岳不動、藤内小屋のコースは、今年の大雨の影響でかなり荒れており、一部道が崩れている所もあり、完全に整備されるまでは、お薦め出来ないコースです。 国見岳からは、裏道コースがベストと思われる。

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11月23日(火) 晴

綿向山(1110m)・竜王山(826m) 鈴鹿山系・滋賀県側の歴史の山

 鈴鹿山系の一つで、滋賀県側に最も突き出た、古い歴史の山。 近江の領主・蒲生氏の氏神・綿向神社の奥宮を祀る綿向山は、信仰深い人々に登られていた。 地元・日野町では、その標高に因み、町条例により毎年11月10日を「綿向山の日」に制定しています。今年は900人余りの人が、綿向山の日に、山登りに参加したそうです。
綿向山 @縦走路・送電鉄塔付近より 雨乞岳と鎌ヶ岳 @綿向山・山頂より
 天気は晴天。前から登りたかった綿向山に向かう。 5時15分,自宅出発。 23号で四日市・鈴鹿スカイラインで,武平峠を越え滋賀県側に下る。 音羽の交差点を右折、西明寺近くの御幸橋の駐車場に,7時35分到着。 広い駐車場に,2台停まっているだけ。 まだ早いのか。 7時45分駐車場を出発。 まず表参道で綿向山・山頂をめざす。 まづ川沿いに林道を進み、水無山への道と分かれ、杉の植林帯のジグザグ道を登る。 汗ばんでくる頃、3合目の林道に出る。 再度山道に入るが,遊歩道のような良い道だ。 5合目の小屋は,最近竣工したらしく、新しい。 備え付けの鐘を鳴らす。 見事なブナ林の7合目・行者コバに、9時到着。 地元の登山者が休んでいた。 ここで一息いれる。 ここから水無山の分岐の8合目。 金明水を過ぎると,まもなく山頂への長い階段となり、上り詰めると山頂だ。 9時40分綿向山・山頂に着く。 綿向神社奥宮や大ケルンの立つ山頂からは、雨乞岳や鎌ヶ岳を始め鈴鹿の山々、そして遠く霞んではいるが、白い御岳・乗鞍岳・等も望める。 ここで、少し早いが食事休憩。 展望を十分に楽しみ、10時30分山頂を後に、龍王山に向かう。 イハイガ岳の分岐までは、笹原の展望のよい登山道を進む。 イハイガ岳の分岐から左に、急なシャクナゲ坂の大下りとなる。 縦走路で出会った登山者の話では、ここのシャクナゲの群落は、6月頃見事な花を咲かせる様だ。 熊笹や木々につかまりながら、慎重に、落葉の滑り易い急坂を下る。急な下りは917mの峰の鞍部まで続き、うんざりする。 ここから緩やかな起伏を進む。送電鉄塔の有るピークからは展望が良く、綿向山の大きい山塊は見事だ。 12時、龍王山・山頂に着く。 ここで一息入れ、一気に龍王山登山道を下り、林道の龍王山登山口に12時30分。 林道と村道を歩き、13時10分、無事、御幸橋駐車場に戻る。 駐車場はほぼ満車。 今日は祝日。天気も良く、多くの人が登っている様だ。 途中、鈴鹿・希望荘で汗を流し帰路についた。 ・・・・・・・・・・

 綿向山の表参道は歩き易い遊歩道の様な登山道。 龍王山への縦走路から、奥の平への道は、ガイドマップには載っているが、標識も無く、踏み跡が薄く、お薦め出来ない。 龍王山から下る方が無難である。 今回も天気に恵まれ、満足の山歩きが出来ました。 ・・・・・・・・・・

綿向山・山頂 綿向山 @イハイガ岳分岐より 竜王山・山頂

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12月16日(木) 晴一時雨

三池岳(972m) 鈴鹿・お菊池伝説の山

八風峠 八風大明神の碑・鳥居 三池岳 @八風峠より 伝説に彩られたお菊池
 今回の山歩きは、霊仙山に行く予定で、醒ヶ井養魚場の登山口まで行ったが、急に雨が降り出し、急遽、霊仙山は中止。 せっかくなので、鈴鹿の三池岳に変更し、今回の山歩きとなった。 R306号の田光の交差点を右折、八風射撃場の駐車場に 9時50分到着。 こちらは、良い天気。 早速登山靴に履き替え、10時駐車場を出発。 三池谷に沿った道に入る。 すぐに登山口の看板。 ここから尾根道に取り付く。 いきなりの急坂で、15分程で汗が噴出してくる。 風も無いので、半袖一枚になる。 急坂の尾根を一時間程登ると、尾根も広く、なだらかになり、ホッとする頃、静かな林の中に伝説に彩られたお菊池がある。 思ったより小さな池。 落葉樹の明るい林の中を進み、右側に切れ落ちた尾根道を過ぎると、まもなく三池岳山頂。 11時25分、笹に囲まれた山頂に到着。 3人の岐阜から来た登山者が食事休憩していた。 見晴らしは、少し先の縦走路分岐の方が良いが、今日は風が強く、休憩出来そうに無いとの事。 小生もここで食事休憩。 山頂は木々で見晴らしは良くないが、冬は落葉し、木々の間から釈迦岳等が良く見える。 12時山頂を出発。 縦走路分岐まで来ると、石の三池岳の標識があり、展望が素晴らしい。 北に竜ヶ岳、そして南に釈迦岳が綺麗に望める。 帽子が飛ばされそうな、きつい風の為、早々に八風峠に向かう。 12時20分、八風峠着。 朽ちた鳥居をくぐると、八風大明神の碑があり、交通の要所で有った峠は広場になっており、憩の場所でもある。 峠を右折し、昔の街道の面影を残している道を下る。 13時20分無事 八風射撃場の駐車場に戻る。 八風峠からの下り一時雨に降られたが、静かな楽しい山歩きが出来ました。
八風峠 ・・・・・ 昔、近江商人が伊勢から尾張への通商路として利用した他、信長をはじめ多くの軍勢が往来した八風街道が通る歴史ある峠。ここには、八風神社があったと言う。朽ちた鳥居が今も残っている。又、ここには茶屋も有ったらしい。    三重県側の八風街道は、登山道としてよく利用されているが、滋賀県側は利用する人も少なく、ヤブコギが必要。

お菊池伝説 ・・・・・ 昔、峠の茶屋に長者屋敷が有りました。そこの家宝のお皿を守っていた可愛いお菊と言う娘に恋をした若者が家宝のお皿を隠してしまいました。お菊は悲しみのあまり池に身を投げたと言う伝説。 伝説のお菊池は思ったより小さい池です。

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