2006年山歩きメモ

1月6日(金) 曇
鳳来寺山(684m)

鳳来寺山・山頂 傘杉
 今年も、恒例にしている鳳来寺山に、1月6日に出かける。 天気は曇。寒波来襲で雪を心配していたがその心配なし。 7時15分自宅出発。 9時15分鳳来寺表参道駐車場に到着。 早速登山靴に履き替え、9時30分、表参道入口を出発。 山門、傘杉へて鳳来寺へと続く、長い石段(1425段)を、『今年も元気に鳳来寺登山が出来る事に感謝』 しつつ、一歩一歩登る。 9時55分鳳来寺着。 早速、初詣。  10時15分東照宮。 ここから、鷹打ち場、天狗岩等を経由して11時30分山頂。 瑠璃岩、奥の院経て12時20分鳳来寺に戻る。 先ほどはすくなっかた参拝者も多く賑っていた。 ここからの下りも、長い1425段の階段を駆け下り、12時40分、表参道駐車場に無事到着。 今年も、無事、恒例の鳳来寺登山が出来ました。  

今年の山登りの安全と、また来年も元気に、鳳来寺登山が出来る事を祈りつつ、帰路に着きました。

(HOME)


2月13日(月) 晴

入道ヶ岳(906m) 鈴鹿・古代神話の山

井戸谷上部雪原にて 頂上より鎌ヶ岳・御在所岳を望む 入道ヶ岳山頂にて
  今日は天気も良く最高の登山日和になりそう。今回は、雪山を楽しみに、鈴鹿の入道ヶ岳に出かける事にする。7時自宅出発。 通勤渋滞で、少し時間がかかったが、椿神社駐車場に9時15分到着。 早速登山靴に履き替え、9時30分出発。 今日は井戸谷コースで上り、北尾根コースで下る予定。 椿神社から少し歩くと、右手に愛宕社の鳥居ある。 ここが北尾根コースの登山口。 ここに、下りて来る予定。 今日は好天気で風もなく、暖かい。10時10分、避難小屋に着く。 ここで小休止。 入道ヶ岳の井戸谷・北尾根・二本松の3コースには,避難小屋が有り、心強く有難い。(これ程、避難小屋や標識が充実しているのは、鈴鹿では入道ヶ岳だけだ。) ここからは、残雪が多くなる。 急坂の手前で,アイゼンを着ける。 北ノ頭と頂上の鞍部へと続く大雪原の急坂を、ゆっくりと上る。 振り返ると後方に四日市市街や伊勢湾の展望が見事だ。 11時30分鞍部。 11時40分山頂に到着。 鞍部までは、まったく風がなかったが山頂は風が強い。 風の当たらない木陰で食事休憩。 今日は山頂からの展望も良く、眼下に伊勢平野・伊勢湾が、南に仙ヶ岳・野登山、そして北に鎌ヶ岳・御在所岳が望まれる。 山頂で展望を満喫し、12時10分山頂を後にする。 下りは北尾根コースで下る。 まず、北ノ頭へ。 ここからの鎌ヶ岳・御在所岳の見晴らしも素晴らしい。ここから天然記念物のアセビやイヌツゲの原生林の急坂を下る。 頂上で出会った登山者が付けてくれた足跡のおかげでコース取りに気を使うこともなく、安心して下れた。 避難小屋を過ぎると残雪も少なくなりアイゼンを外す。 鉄塔から尾根を下り、愛宕神社の長い石段に出て下ると、14時無事北尾根登山口に戻る。 椿大社にお参りをし、帰路に着いた。 

今日の山歩きは、好天気に恵まれ、雪山を満喫する事が出来、大満足の山歩きでした。 

椿大社:伊勢の一ノ宮といわれ、猿田彦命を祀り、伊勢神宮に次ぐ格式に高い社で、多くの参拝者で賑う。

(HOME)


3月4日(土)晴

長者ヶ岳(1336m)・天子ヶ岳(1330m)

富士山・田貫湖 @長者ヶ岳山頂より 富士山/大沢崩れ
  天気予報では、全国的に快晴。早春の富士を見ようと、富士山の西・田貫湖の近くにある長者ヶ岳・天子ヶ岳に向かう。 幸いにも、天気は快晴。 自宅、5時30分出発。 8時10分、富士ICを下り、北上。 白糸の滝・田貫湖の標識に従い、9時、ヘラブナ釣で賑わう、田貫湖畔の駐車場に到着。 田貫湖畔から見上げる富士山も見事だ。今日一日、富士山を満喫しながらの山歩きが楽しめそうだ。 9時15分、湖畔駐車場を出発。 小田貫湿原に向かう道に入ると、すぐに案内板が有り、ここから登山道が始まる。、ほぼ一直線の登山道で、左側は植林された檜林、右側は雑木林の植生になっている。今日は、相当冷え込んでいるのか、登山道は、5〜6センチの見事な霜柱で埋め尽くされている。 まるで銀鱗草のお花畑の上を歩いている様だ。 途中、ベンチの有る休憩所からの、富士山や田貫湖の眺めも素晴らしい。 11時05分、長者ヶ岳山頂に到着。 山頂は雑木がまばらに有る、明るいなだらかな場所だ。 テーブルやイスが設置されている。ここで迫力有る富士山の展望を楽しみながら、最高の昼食を味わう。 山頂の西北方向には、北岳から聖岳までの真っ白な南アルプスが望める。 又富士山をバックに、ハンググライダーが気持ちよさそうに飛んでいるのが望める。 11時30分、天子ヶ岳に向けて、なだらかな尾根を南下する。 鞍部まで下ると、ここで東海自然歩道は、右に分かれる。 鞍部から一登りし、12時05分、天子ヶ岳山頂に到着。 まばらに、大木の有る広場のような山頂だが展望は良くない。 12時15分山頂を後にし、来た道を戻る。 12時50分長者ヶ岳。 10人程の登山者が、昼食を楽しんでいた。 14時10分、無事田貫湖畔の駐車場に戻る。・・・・・・・

 今回の山歩きは、天気がよく、最高の登山日和になり、最高の富士山の雄姿に出会え、快適な山歩きが出来、大満足の山歩きでした。 
 田貫湖 : 富士山の西側に有る小さな湖。 毎年4月20日・8月20日前後の数日間は、富士山頂から太陽が昇り、この太陽が田貫湖の湖面にキラキラ写り輝く。 この現象をダイヤモンド富士と呼び、この瞬間を撮ろうとするカメラマンが大勢集まる。

(HOME)


3月18日(土)

開田高原スノーシュー・ハイキング

 今回、学生時代のWV部先輩で、開田高原にお住いのNTさん御夫妻の、ご好意でスノーシュー・ハイキングを企画して頂きました。 WV部OB有志で御嶽山・北側の日和田高原クロカン・コース及び開田高原・尾の島の滝コースでのスノーシュー・ハイキング を楽しんできました。 スノーシュー歩きの楽しみを知りました。

開田高原・NTさん宅(標高1400m) 日和田高原クロカン・コースにて 日和田高原クロカン・コースにて
3月17日(金)晴
 13時、JR木曽福島駅で迎えに来て頂いたNTさん・関西からの車組と合流。 開田高原に向かう。 今日は良い天気になったが、開田高原では、朝まで雪で、雪掻きをしたそうだ。 途中、木曽馬の里に立ち寄り、5日前に生まれたばかりの,かわいい子馬を見学。 
NTさん宅へ。 奥様の歓迎を受ける。 お世話になります。 夕方、御嶽明神温泉・やまゆり荘の露天風呂から雲一つない雄大な御嶽山が望める事が出来感激、温泉を満喫する。 夜は、すき焼き鍋を囲み楽しく団欒。 明日のスノーシュー歩きを楽しみに眠りに付く。

3月18日(土)晴れ後曇り後雨
 今日も、天気は良さそう。 奥様の焼き立てのパンの美味しい朝食をいただき、近くのペンションでスノーシューを借りて、スノーシュー・ハイキングに出発。 御嶽山の北側にある日和田高原クロカン・コースをスノーシューで歩く。 白樺林の、誰も歩いていない雪原を、スノーシューで歩く足の感触。 目指す所へショートカットで行ける痛快さ。 やみつきになりそうだ。 又このクロカンコースは、白樺林の中に設けられていて、御嶽山や乗鞍岳が望める、素晴らしいコースだ。 途中の雪原で御嶽山を眺めながらのコーヒーブレーク。 これまた最高でした。 
昼食後、開田高原に戻り、尾の島の滝を見に、雪道を下りました。 スノーシューでの上り・下りは、最初は慣れるまで歩き辛いですが、慣れれば問題なしです。 尾の島の滝から車に戻ったところで、雨が降ってきた。 ツイッテいる。 濡れずに良かった。 御嶽明神温泉・やまゆり荘で汗を流し、小生は、ここでもう一泊する皆さんや、お世話になったNTご夫妻と別れ、木曽福島行きのバスに乗り、帰路についた。・・・・・・・・

 今回は、スノーシュー・歩きの楽しさを知り、又NTさん夫妻の、厳しく美しい自然の中での生活を楽しんでおられる姿に接し、元気を貰いました。NTさん有難うございました。 

御嶽山@日和田高原クロカン・コース 乗鞍岳@日和田高原クロカン・コース

(HOME)


4月17日(月) 晴

根尾谷薄墨桜 岐阜・根尾谷

薄墨桜 @根尾谷 能郷白山を望む @根尾谷
 4月15日の中日新聞で、根尾・薄墨桜が満開で有る事を知る。 混雑を避け、17日(月)なら天気も良さそう。朝5時45分自宅出発。 岐阜市内で通勤渋滞に引っ掛かるも8時、本巣・織部の里へ。 ここで、農家の取立ての新鮮な野菜を購入。 本巣トンネルを抜けてからの道の両側の桜は全て満開。 今日は天気も良く、最高のドライブを楽しむ。 9時10分根尾谷・薄墨桜駐車場に到着。 時間が早い事もあり、駐車場は半分ぐらい。 両側に露天の土産物店が並ぶ坂道を上ると、見事に咲いていました。 樹齢1500余年の老木は、多くの人々の、薄墨桜を再生保存しようとの強い熱意と努力により、、不死鳥の如く蘇り、今年も見事に咲いていました。 この薄墨桜の前に立つと元気を貰った様な気持ちにさせてくれる。 来て良かった。!! 今日は月曜日(平日)だが、人がどんどん増えてきた。 10時15分、満車になった駐車場を後にした。 途中、谷汲寺に参拝。 参道の満開の桜並木(トンネル)に感激。!!・・・・・

 今年の花見は、愛知県緑化センター・根尾谷薄墨桜・谷汲寺で三度、満開の桜を楽しむ事が出来ました。
根尾谷・薄墨桜・・・・・
樹齢:1500余年 天然記念物(由緒ある桜の代表的巨樹として指定された。) 樹高:16.3m 幹回り:9.91m  で日本最大級,最古の桜と言われている。 この桜の特徴は,蕾の時は薄紅色、満開の頃は淡白色、それを過ぎると薄墨色を帯びて来る。この事から薄墨桜と呼ばれている。

薄墨桜再生保存について・・・・・
千数百年の長く生き続けた老木が老いを見せ始めたのは、大正初期に大雪のため、枝が破損し、本幹に亀裂を生じた頃から始まる。 その間色々と保護に勤めたが、昭和23年頃には、ついに枯れ死にするかと思われる状態になった。 文部省の実態調査では、3年以内に枯れ死を免れないとの、認定がなされた。 名木の枯れ死を惜しみ、老木起死回生の名手・前田利行翁に依頼。 翁は、その得意の回生術で起死回生すべく、昭和24年3月10日来村され、多数の人夫を督威し、4月5日までに、234本の根継を完成、再生した。 その後、昭和34年9月の伊勢湾台風は、この老木に多大な被害を与えた。 根尾村では心を痛め、支柱を増やし、施肥にも考慮を払って来たが回復は進まなかった。 昭和42年4月11日作家宇野千代女史が來村。 女史は痛ましい桜を見られ、当時の岐阜県知事になんとか、桜の枯れ死するのを防いでほしい事を訴えられた。 知事は翌年春、視察し、岐阜大学教授堀武義氏に桜の診断を依頼。 その結果 (1)周囲に柵を作って根を守る。 (2)支柱を増やし枝を支える。 (3)白いカビを削り取って幹を守る。 (4)大量の肥料を与えて若返りをはかる。 等の指示をされた。 根尾村は、この指示に従い、国、県の補助金及び、地元有志の財源により作業を行った。 こうして再び老樹は生き返り、今年も満開の時期を迎えている。 
桜と雪柳 @愛知県緑化センター 薄墨桜 @根尾谷 桜のトンネル @谷汲寺

(HOME)


4月28日(金) 晴
釈迦岳(1092m) 鈴鹿山系

庵座の滝@庵座谷コース 釈迦岳山頂にて 赤ヤシオ@庵座谷コース
 今日は朝から快晴。 3日前(4月25日)、登山口から出発直前雨の為、登山を断念した釈迦岳、再度春の山歩きを求めて、鈴鹿・釈迦岳に向かう。 朝6時、自宅出発。 道は空いており7時55分、朝明ヒュッテバス停駐車場に到着。 早速、登山靴に履き替え、8時10分駐車場出発。 今日は、庵座谷コースで登り、羽鳥峰コースで下る予定。 キャンプ場の中を通り、山道は谷を何度か巻くように付けられており、谷の右岸を登る。山ツツジが綺麗に咲いている。 庵座ノ滝が望める小峠からは、谷の右斜面を横切る道となり、崩壊が進むガレ場を横切る。滝の上部には赤ヤシオが見事に咲いていた。感激。!! 又、庵座ノ滝は右に大きく岩場を巻く事となり足場を確かめ、落石に十分注意して、登る必要あり。 滝の上からは、平坦な谷沿いの道となり、パイプ組の堰堤を過ぎると、谷から離れ、右折して尾根への急坂を我慢して登る。 急坂の途中、展望が開け、松尾尾根から続く大陰のガレが飛び込んで来る。 さらに急坂を登ると、11時10分展望の良い松尾尾根の頭に着く。ここで昼食休憩。 ここからの展望は素晴らしく、国見岳・御在所岳・雨乞岳・棉向山・そして遥か比良山が良く見える。 展望を満喫し、11時35分釈迦岳山頂に向け出発。 平坦な尾根を進むと、5分程で山頂に着く。 頂上では、6人程が休憩していた。展望は東方向のみで眼下に大安・北勢町等が望める。11時45分山頂を後にする。下りは、少し戻り、縦走路を猫岳、羽鳥峰へと下る。猫岳山頂からは、釈迦岳・大陰のガレ・松尾尾根の展望が素晴らしい。 白滝谷分岐。 羽鳥峰峠から谷道を下る。 14時15分、駐車場に無事到着。・・・・・ 

 今回の釈迦岳は、春山の花 (山桜・山ツツジ・赤ヤシオやショウジョウバカマ等) の花に出会え、又天気も良く、春山の芽吹きの素晴らしさや、展望を満喫する事が出来る山歩きでした。
猫岳@釈迦岳山頂付近より 釈迦岳・大陰のガレ@猫岳山頂より

(HOME)


6月2日(金)曇
鎌ガ岳(1162m) 鈴鹿一の鋭鋒(鈴鹿の槍) 霧の中の山歩き

「鈴鹿の槍」の愛称に恥じない山容を持っている山。古くは「冠峰」、「釜嶽」とも呼ばれていた。頂上直下の岳峠はニゴリ谷・雲母峰・カズラ谷・鎌尾根等への分岐。鈴鹿で一番高い所にある峠。鎌ガ岳への登山ルートは武平峠・三ッ口谷・長石谷・雲母峰・カズラ谷・鎌尾根コース等沢山有る。今回は宮妻峡・カズラ谷コースで登る。
雲母峰への分岐 岳峠 鎌ガ岳山頂
  今日は朝からどんよりした曇。天気予報では雨の心配はないが一日中曇。多忙で5月は山歩きは出来なかった。久し振りに、展望は期待出来そうもないが、鈴鹿・鎌ガ岳に向かう事にする。 朝6時20分、自宅出発。 8時30分、宮妻峡駐車場に到着。 早速、登山靴に履き替え、8時40分、駐車場出発。 当初は、宮妻峡から水沢峠・鎌尾根コースで登り、カズラ谷コースで下る予定であったが、今日は展望が期待出来ないので、宮妻峡・カズラ谷コースでの山歩きにする。林道よりカズラ谷に入り、谷沿いにしばらく進むが、すぐに尾根道へ取り付き、樹林の中の急坂をゆっくり上る。今日は霧が深く、視界は30mから50m程度。新緑の中に、所々に咲いているピンクの山ツヅジがきれいだ。又、登山道のイワカガミも心を和ませてくれる。10時05分、雲母峰への分岐。白ヤシオはすでに終わったのか、花はまったく見当たらない。岳峠への分岐を通り過ぎ、11時30分鎌尾根の途中で気が付き、引き返し、岳峠を経て11時、十数人が休憩している鎌ガ岳山頂に到着。ガスで視界は期待出来ないが、持参した携帯コンロでラーメンを作り、稲荷すしを頬張りながら昼食を楽しむ。視界が回復するのを期待したが諦め、12時15分山頂を後にする。下りもカズラ谷コースで下り、13時45分、無事宮妻峡駐車場に到着。・・・・・・
今回の山歩きは、一日中、霧の中の山歩きであったが、一ヶ月以上のブランクが有っての山歩きで、トレーニングと新緑の中の山歩きが楽しめた。

(HOME)


7月26日(水)晴

栗沢山(2714m)・アサヨ峰(2799m) 早川尾根(南アルプス展望台)の盟主

鳳凰三山から西に伸びる早川尾根は北岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・八ヶ岳・富士山等の一級の展望台となっている。 この早川尾根の盟主として君臨しているのがアサヨ峰。 その頂きからの北岳・甲斐駒ヶ岳の雄姿を期待して、今回の挑戦となった。
アサヨ峰@栗沢山頂より 栗沢山山頂@後方甲斐駒ヶ岳 甲斐駒ヶ岳@アサヨ峰山頂より
  今年の梅雨明け宣言は、まだ出ない。 今日は,何とか天気は良さそう。 日帰りで,北沢峠からアサヨ峰を目指す事にする。        2時50分,自宅を出発。 豊田南ICから伊那ICまで,最近付けたETCで深夜割引を使用。 順調に,5時伊那ICを下りる。 高遠を通り5時40分,仙流荘無料駐車場に到着。 早速準備をし、6時05分の始発バスに乗る列に並ぶ。 心配していた天気は晴れ。 日差しがまぶしく、ここから鋸岳がきれいに望める。 「思い切って来て良かった。!!」 ほぼ満員のバスは、定刻通り発車。 7時05分北沢峠に到着。 早速準備をして、長衛小屋に向う。 2002年7月甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳に登った時の記憶が甦る。 あの時のテント場は、カラフルなテントで溢れていたが、今日のテント場は梅雨が長引いている為か、閑散としている。 長衛小屋の橋を渡り、7時25分栗沢山登山口を出発。 登山道はモミ・コメツガ・トウヒ・ダケカンバ等の鬱蒼とした原生林の尾根に付けられており、急坂では有るが、涼しく・気持ちの良い山歩きが出来る。 1時間程登った頃から、木々が開けた所からまず北岳の雄姿が望め感激。 続いて仙丈ヶ岳・そして甲斐駒ヶ岳が望める様になると、まもなく森林限界。 ハイマツ帯に入ると視界が一気に広がる。岩稜帯となり、キナバシャクナゲが多く咲いている。 9時25分栗沢山山頂に到着。 山頂には、今日私と同じ始発バスで来て、仙水峠経由で登って来た男性が休憩していた。 コースタイムより40分も早いペースだ。 すごい健脚の人がいるもんだ。 山頂からは、仙水峠から一気に競りあがる魔利支天を配した白い甲斐駒ヶ岳が目に飛び込んでくる。 カールを抱いた仙丈ヶ岳。 オベリスクの地蔵岳・観音岳・薬師岳の鳳凰三山が望め、その前に目指すアサヨ峰がある。 9時40分、アサヨ峰に向けて出発。 ゴツゴツした岩稜帯の道が続き、歩き辛く、またマーク等はほとんど消え掛けておりコースから外れないよう気を使う。 ただ視界は良く、展望を楽しみながら歩ける。 10時40分、アサヨ峰山頂に到着。 ここは一級の展望台。 まず東に鳳凰三山とそこへ続く早川尾根。 雲の上に富士山。 眼下に野呂川の谷。 谷を隔てて、南に弧高を誇るピラミッド型の北岳が聳え立っている。 西にはカールを抱えた仙丈ヶ岳。 そして、北に今、歩いて来た早川尾根と栗沢山。 白い甲斐駒ヶ岳の雄姿。 そして遥か八ガ岳も望める。 「登って来て良かった。!!」 11時15分まで山頂で展望と昼食を楽しみ、元来た道を栗沢山まで戻る。 12時10分、栗沢山に戻る。 ここで最後の展望を楽しみ、12時20分、仙水峠に向けて下山。 急坂を一気に下り、13時10分仙水峠。 14時05分長衛小屋に戻る。 16時の最終バスには、時間が有りすぎるが、15時に臨時バスが出るかもしれないので、北沢峠に向う。 14時25分北沢峠。 15時に臨時バスが出る。 お蔭で16時、1時間程早く仙流荘に無事戻る事が出来ました。  仙流荘で汗を流し、帰路に着いた。・・・・・・・

まさに梅雨の合間の間隙をぬって、好天気の中での山歩きと、十分に山々の雄姿を楽しめ、大満足の山歩きが出来ました。
北岳@アサヨ峰山頂より 仙l丈ヶ岳@アサヨ峰山頂より 甲斐駒ヶ岳@アサヨ峰山頂より

(HOME)


8月2日〜4日 晴

唐松岳(2696m)・五竜岳(2814m) 

 今回は余裕のある日程で、後立山連峰を代表する二つの尾根(八方尾根で登り、遠見尾根で下る)で、唐松岳・五竜岳を登り、天候にも恵まれ、素晴らしい展望(特に五竜岳・鹿島槍ヶ岳の雄姿)を満喫してきました。
唐松岳 @唐松岳山荘・東ピークより 五竜岳 @大黒岳より
8月2日(水)
3時自宅出発。6時30分豊科IC。7時30分、白馬・八方ゴンドラ駅駐車場到着。早速準備をし、7時50分のゴンドラに乗る。8時25分八方山荘駅着。ここから登山開始。ガスが濃く、時々、ガスの切れ間から白馬三山等の山並みが望めるが、今日は展望の良い八方尾根からの展望は残念ながら期待出来そうに無い。9時40分八方池。11時上ノ樺の雪田で休憩。ここからダケカンバの上りを丸山ケルンを目指す。途中、シラネアオイの群生が有り、感激。12時45分唐松岳頂上山荘に到着。今日はここまで。早速、チェックイン。今日は朝から天気が良かったが、昼からガスがかかり、唐松岳が何とか確認できる程度。16時頃よりガスが晴れて来た。唐松岳山頂へ。ガスの合間から剱岳や五竜岳が顔を出し始める。夕方からガスが消え、明日の天気は良さそう。19時30分消灯。
8月3日(木) 
 夜中2時頃、外へ出て見ると満天の星空・天の川が綺麗だ。素晴らしい。感激。!! 朝4時起床。4時20分唐松山頂を目指す。4時55分,山頂で、ご来光を迎える。今日は快晴。360度の大展望。北に白馬三山・西に毛勝三山・剱岳・立山・薬師・黒部五郎・槍・穂高岳。そして今日、目指す五竜岳。大展望を満喫して山荘に戻る。7時山荘を出発。まず牛首の岩場。クサリ場が続き、先行するパーテイがおり落石に気を使う。大黒岳から眺める五竜岳は堂々として雄大。最低鞍部から白岳までの長い上り道が続くが、歩き易い。遠見尾根の分岐からすぐ下が今日の宿の五竜岳山荘。少し早いが10時チェックイン。荷物を置き、10時15分五竜岳に向け出発。ガスが湧いてきた。岩場の最後のクサリ場を過ぎるとまもなく山頂。五竜岳山頂は縦走路から奥に入ったピーク。ガスで展望のきかない中、11時30分五竜岳山頂に到着。しかし、突然ガスが一部消え、剣岳の雄姿が現れる。早速記念写真。ラッキー。!!12時まで鹿島槍ヶ岳の展望を期待して待ったが、ガスは消えず。明日朝もう一度、登る事にして下山。13時無事山荘に到着。今日も夕方からガスが消え青空が広がる。今日の毛勝三山に沈む落日は見事だ。明日も天気は良さそう。19時30分消灯。
8月4日(金)
 3時45分起床。鹿島槍ヶ岳の雄姿を撮りるべく、4時15分山荘を出発。風は少し強いが、天気は快晴。4時55分頃岩場で戸隠方面からのご来光を向かえる。最後のクサリ場まで来ると、期待していた鹿島槍ヶ岳の雄姿が望める。「やったー。!!」 5時15分五竜岳山頂に到着。ここも360度の大展望。特に鹿島槍ヶ岳と五竜から続く鋭いキレット尾根。鹿島槍ヶ岳の南峰の横には槍・穂高岳が望める。夢中でシャターをきる。5時45分、後ろ髪を引かれながらも下山。6時25分、無事山荘に戻る。7時山荘を出発。遠見尾根分岐まで登り、西遠見山方面を方面を眺めながら、稜線を下る。クサリの露岩帯を急激に下り、遠見尾根に取り付く。ヤセ尾根のコブを越えダケカンバ帯を通過すると西遠見山だ。ここには池が有り残雪が残っている。8時25分ここで休憩。池の水は冷たく気持ちが良い。ここからの鹿島槍・五竜岳の眺めが又素晴らしい。遠見尾根は潅木に囲まれた尾根道だが、夏の強い日差しがキツイ。大遠見山から中遠見山を経てアップダウンを繰り返しながら小遠見山へ。ここからまた急な下りとなり、見返り坂・地蔵の頭を経て11時00分アルプス平駅に着く。11時15分テレキャビン山麓駅。12時00分無事、八方ゴンドラ駅駐車場に戻る。 白馬のアルプス展望風呂で、3日間の汗を流し無事帰路に着いた。
唐松岳山頂にて 五竜岳山頂にて 鹿島槍ヶ岳@五竜岳山頂より
白馬三山@唐松岳より 唐松岳(左)・牛首・大黒岳@白岳より 五竜山荘・下・大雪渓@遠見尾根より
今回出合った花々
シラネアオイ @八方尾根 ミヤマアズマギク @遠見尾根 ウツボクサ・シモツケソウ @八方尾根
クルマユリ @遠見尾根 ミヤマツメクサ @五竜岳 タテヤマリンドウ @五竜岳

(HOME)


8月10日(木)晴

伊吹山(1377m) 百名山・花の多い山・シモツケソウが見頃

シモツケソウ @山頂お花畑にて 山頂お花畑 (白・シシウド 黄・メタカラコウ)
  伊吹山では、シモツケソウが最盛期・山頂お花畑は多くの人で,にぎわっているとの事。 幸い今日は上天気。 お花見に伊吹山に出かける事にする。 自宅7時出発。 8時45分、伊吹ゴンドラ駅前の無料駐車場に到着。 伊吹ゴンドラの経営がビステジャボン伊吹に代わり、新たに無料駐車場が出来たのだ。 今日は、登山口から登る積りであったが、駐車場を使わせて頂いた事も考え、登りはゴンドラを利用する。3合目までわずか10分で、9時10分に到着。 今日は天気が良く快晴。 日射しがきつい。 3合目には新しく立派な水洗トイレが設置されていた。 3合目ではユウスゲが咲き誇っていた。 ここから、登山道を登る。9時55分、7合目で一息付く。 この辺では、シシウド・オオバギボウシ・クサフジ・ヤマホタルブクロ・イブキジャコウソウ・メタカラコウ等が咲き誇っている。 日差しの強い中、10時30分、9合目到着。 シモツケソウが咲き誇っている、お花畑は見事だ。 しかし、暑い。!!10時37分、頂上茶店に飛び込み、缶ビールで一息付く。 山頂ではシモツケソウ・クガイソウ・イブキフウロウ・ミヤマアザミ・ルリトラノオ等今が盛りと咲いている。11時から山頂で、伊吹山自然観察会を滋賀自然環境保全ネットワークの方が開いてくださるとの事。 早速参加する。 滋賀自然環境保全ネットワークは、伊吹山を訪れる多くの人に山頂のお花畑の魅力と保護を知って頂く為、毎年8月1日から10日まで毎日2回、自然観察会のボランティア活動を続けているとの事。 頭が下ります。 12時まで自然観察会で山頂のお花畑を楽しみ、9合目を後にする。 13時、3合目。 13時50分、無事登山口に戻る。 冷たい谷水で顔を洗う。 冷たく気持ち好い。!! 14時無事駐車場に戻る。 月見の湯で汗を流し、帰路に着いた。・・・・・・・・・・

それにしても、伊吹山は花の多い山だ。 お花見を十分満喫した山歩きでした。

(HOME)


8月20日(日)・21日(月) 晴一時雨

乗鞍岳(3026m)・焼岳(2455m)

 今回は、学生時代のWV部仲間 T君 F君との山行き。  当初、常念岳・蝶岳へ三股から登る予定していたが、7月の豪雨で通行不能との事。 急遽、乗鞍岳散策後、中の湯温泉宿泊。 翌日焼岳登山に変更する。
 乗鞍岳 ・・・・・ 剣ヶ峰(3026m)を最高峰に23の峰と7つの湖・8つの平原からなり、美しい景観を楽しめる。 その姿が馬の鞍に似ていることから「乗鞍」と呼ばれるようになりました。
 焼岳 ・・・・・ 北アルプス、唯一の活火山で大正4年6月大噴火を起こし、梓川をせきとめて大正池を出現させた。 昭和37年6月の噴火を最後に活発な動きは無く、白煙をあげる姿は、アルプスの香炉と呼ばれて、上高地の名所となっている。
乗鞍・鶴ヶ池にて 乗鞍・剣ヶ峰山頂にて 乗鞍・権現池@山頂より
8月20日(日)曇一時雨
 7時10分、JR木曽川駅で、京都からのF君の車にピックアップして頂き、出発。高山経由で乗鞍登山バス乗り場の、ほうのき平に9時30分着。10時発のバスに乗り込む。 乗鞍岳・畳平に10時45分着。畳平は大勢の観光客で賑わっていた。天気は曇り、山頂の多くのピークは望めるが、明日登る焼岳等の北アルプスの山々の展望は残念ながら無理。しかし折角だから、10時50分乗鞍岳・剣ヶ峰山頂に向う。イワギキョウ・ヨツバシオガマ・アキノキリンソウ等が咲き乱れているお花畑の散策路・歩道・肩の小屋からの登山道を登り、12時05分、剣ヶ峰山頂に到着。早速記念写真を撮り、昼食を楽しむ。食べ終わった頃、雨が降り出す。山頂の祠の軒下で雨宿り。12時30分、止みそうに無いので、雨具を付け、下る事にする。雨の中を一気に下り、13時30分無事、畳平に戻る。14時00分のバスに乗り、14時35分ほうのき平駐車場に戻る。平湯を経て、安房峠を越え16時00分本日の宿・中の湯温泉旅館(日本秘湯を守る会会員)に到着。露天風呂から穂高の吊尾根の展望を楽しみ、明日の焼岳登山を楽しみに8時消灯。
焼岳山頂にて 焼岳山頂・蒸気の噴煙 焼岳展望ピーク
8月21日(月)曇一時雨
 5時、寝静まる、中の湯温泉旅館を出発。 空はどんより曇っている。 旅館の横の登山道を出発。 樹林帯の急坂を登る中、6時ごろ雨が降り出す。残念、雨具を付ける。森林限界を越え、7時20分、中の湯との分岐に付く。雨はほぼ止む。しかし視界はあまり良くなく、頂上は確認できない。ガスの中8時35分、頂上鞍部。9時45分焼岳山頂に到着。ここでも残念ながら、視界ほとんど無し。ここで食事休憩。宿で作ってくれた、おにぎりを頂く。立山から縦走して来た青年2人に会う。この焼岳で縦走達成との事。「おめでとう。」9時15分山頂を後にする。上高地へのコースで下る。10時15分、焼岳展望ピーク。ここまで下ってくるとガスも消え、眼下に上高地が望める。10時25分、焼岳小屋。12時35分上高地田代橋(登山口)に到着。ここから河童橋まで観光客の人混みの多さにとまどいながら散策を楽しむ。14時タクシーで無事中の湯温泉旅館に戻る。露天風呂で汗を流し、高山経由で帰路に着いた。  Tさん・Fさん有難うございました。

(HOME)


8月29日(火)曇
竜ヶ岳(1099m) 鈴鹿山系
裏道コース(夏は山ヒル地獄)より登り、表道コースで下る。

竜ヶ岳 @県境尾根より 竜ヶ岳山頂 @後方、静ヶ岳
  今回は、足慣らしに,近場でと言う事で、鈴鹿の竜ヶ岳に出かける。 朝7時,自宅出発。 宇賀渓キャンプ村手前の無料駐車場へ,8時45分着。  早速登山靴に履き替え,9時駐車場出発。, 林道を20分程歩き、9時20分,裏道(ホタガ谷)登山口に。 今日は曇り。昨日の雨で木々や地面は濡れている。風も無く蒸し暑い。 この裏道コースは、ホタガ谷沿いに巻道・谷沿い道・何度も丸木橋や石づたいに流れを渡りながら登って行く。途中、手に付いた小さい虫を払う。 そのまま登り、休憩時に 手に血がベットリと付いているのを見て、山ヒル地獄に入った事を知る。靴やズボン・シャツにも、山ヒルがへばり付いている。 家内も同じ。 一旦払い落とした積もりでも、又シャツに付いている。 どうも木の上からも落ちて来るようだ。 二人で何度も点検し、ヒルを払い落としながら、やっと樹林帯を抜け笹原に変わると、遠足尾根は近い。 やっと山ヒル地獄からの脱出。!!  遠足尾根の急斜面は、広い笹原になっており、鹿が我々を見て、驚いて横切って行った。 立派な雄鹿だ。 遠足尾根からさらに県境尾根に11時30分に出る。 どっしりとした竜ヶ岳の巨体が目に飛び込んで来る。 県境尾根分岐で再度ヒルの点検。二人で7匹もまだ付いていた。鈴鹿山系では、山ヒルが多い事は聞いてはいたが、こんな事は初めてだ。12時竜ヶ岳山頂。今日は雲が多く、静ヶ岳までは望めるが藤原岳や御池岳は雲の中。12時30分山頂を後にする。下りはヒルに会いにくい、表道(石槫峠)コースで下り、14時50分無事、宇賀渓キャンプ村手前の無料駐車場に戻る。・・・・・・・
  今回は、思いもかけない山ヒルの被害に会い、忘れられない山歩きになりました。
山蛭(ヒル)・・・・・
 この時期、鈴鹿山系等の石灰岩系の山地には、、山蛭が多い様だ。 山蛭に吸血されても、毒性が無いと言われている。 したがって、恐れるに足りないが、ただ吸い口からの出血が止まらない。 止血のため、バンドエイドが傷口の消毒にもなり効果がある様に思う。 防御としては、明るい所で度々点検して、吸血される前に払い落とすのが一番。 同じ場所に居ると、木の上からも落ちて来るので注意。 シャツは長袖、スパッツは有効。 靴や靴下に塩水や木酢液を吹き掛けておくと良いとも言われている。

(HOME)


10月18日(水)晴

三方崩山(2058m) 標高差1200mの急登と見事なブナ林

 白山に登った誰しもが、東に四方八方、大きな崩壊面をさらけ出した山(三方崩山)に、目を見張る。 この三方崩山は、昔、白山に住む天狗が大暴れした爪跡だ、との言伝えがある。 実際は近くの帰雲山と同様、天正13年(1585年)の大地震より、至所、大崩壊し、現在の様な山容になったと言われている。  * この時、帰雲山の大崩壊は、一夜にして麓の帰雲城(戦国大名・内ヶ島氏)を埋没したと言われている。
三方崩山 @最初の崩壊地より 登って来た痩せ尾根 @三方崩山・山頂より
 久し振りの山行き。天気も良さそうなので、以前から気になっていた三方崩山に挑戦する。標高差約1200mの上り4.5時間・下り3時間のかなり手強い山登りだ。 出来るだけ早く登山口に着く為、自宅を3時45分出発。平瀬温泉のバイパスに入ってすぐ三方崩山登山口の標識がある。(速度注意の電光板もあるので分り易い。) ここから林道に入る。 砂利道で荒れている。 大堰堤の上まで行くと、1台,車が停まっていた。 無理をせず、ここで、隣りに駐車する。 早速準備をして、7時、駐車場を出発する。ここから先はRV車でないと、ひどく荒れており無理。 林道の終点は10台程駐車スペース有り。 RV車が1台駐車していた。 ここが登山口。「頂上まで4・8km」の表示有り。 7時15分、登山口を出発。いきなり九十九折の急坂の登山道を上る。 三方崩山は登山口から自然林が続き,気持ちが良い。 とくに枝尾根まで上って来るとブナの大木が目立ち、見事なブナ林の中を登る。 8時40分、4等三角点を過ぎる。 ここからきつく、長い急坂が始まる。 これを象徴するかのようにトラロープが延々と登山道に付けられている。 このトラロープは上りは殆んど使わなかったが、下りは大変お世話になった。 9時20分、最初の崩壊地に着く。 突然展望が開け、三方崩山が眼前に飛び込んでくる。 山腹の紅葉が素晴らしい。 最初の崩壊地を過ぎると、今まで視界を遮っていた潅木が少なくなり、見晴らしが良くなる。 左手に三方崩山と別山が姿を現し、右手に鳩谷ダムや帰雲山のガレ場が望める。 振り向けば、御嶽山・乗鞍岳・槍・穂高から剣・立山までの北アルプスの山々。 御母衣ダム等も望め感激。 最初の崩壊地を過ぎてから、いくつピークを越えただろうか。 長い長い痩せ尾根の登りが続く。 クサリ場・ロープ場が多くあり、崩壊地の淵を通るが登山道はしっかりしており、注意して通れば問題は無い。奥三方崩山や白山のピークが望める様になると山頂は近い。11時15分、無事三方崩山・山頂に到着。登山口から4時間、長い長い登りの連続であった。山頂は先行の登山者は下りて行ったので、我々夫婦で貸切。12時まで昼食と展望を楽しむ。山頂からは、今登って来た長い痩せ尾根が望め、あの長い稜線を登って来たかと思うと、大感激。西(白山方面)は、奥三方崩山の向こうに、白山の山頂が頭を出しているが、あまり展望は良くない。12時山頂を後にする。今度は長い長い下り。クサリやロープに、お世話になりながら、又、登山道を彩る紅葉を楽しみながら、無事14時30分、登山口に戻る。予定より早く2時間30分で下る事が出来た。帰り荘川・桜花の湯で汗を流し、帰路に着いた。・・・・・・・・・

今回の三方崩山は、かなり手強い山登りになったが、天気に恵まれ、展望と鮮やかな紅葉を満喫する事が出来、最高の山歩きが出来ました。
幾つものピークが続く、痩せ尾根の下り 見事な紅葉

(HOME)


11月5日(日) 晴
荒島岳(1523m) 中出コース  大野富士 百名山

 福井県大野市の東南に聳える荒島岳は大野富士と呼ばれ、昔から人々に親しまれている名山。 前回(2003年10月)は勝原コースで登ったが、今回は、深田久弥氏が登った中出コースで登る。
荒島岳の雄姿を望む @小荒島岳より 小荒島岳を望む @荒島岳もちが壁より
 今日も天気が良さそう。 福井の荒島岳へ、紅葉の山歩きを求めて出かける。 朝5時,自宅を出発。 白鳥からR158号線で大野へ。 大野市中出から林道に入り、水郷登山口の駐車場に、8時到着。 すでに7台駐車しており、今日は、このコースも賑わいそうだ。 早速、準備をして、8時20分、駐車場を出発。 まず林道を20分程歩き、谷沿いの山道に入る。 杉林の暗い道をぬけると、明るい広葉樹林の尾根道に変わる。 ブナ林の紅葉の尾根道は見事だ。 10時25分、小荒島岳に到着。 これから登る荒島岳が、眼前に飛び込んで来る。 ここからの荒島岳の雄姿は素晴らしい。 ここで小休止。 展望を楽しむも、今日は晴れてはいるが、霞んでおり、残念ながら、白山は確認できない。 ここから、なだらかな尾根道を進み、10時45分、シャクナゲ平に到着。 ここで勝原コースと合流。 ここから一旦下ると、佐開コースと出会う。 いよいよ、「もちが壁」と呼ばれる、木の梯子やロープも混じる本格的な登りとなる。前回は、滑り易い所が多く、足下に注意し、ゆっくり慎重に登ったが、今回は、その後良く整備されており、比較的楽に登ることが出来た。 「もちが壁」を登り切ると、小荒島岳が秀麗な姿を現す。 笹原の急坂の道を上り詰め、11時45分、ついに荒島岳山頂に到着。 山頂は広く、荒島大権現の祠や三角点が有る。 今日の視界は霞んでおり、展望はあまり良く無い。 北に、経ヶ岳・南西に、能郷白山がわずかに確認出来るだけだ。 西に大野市街が望める。 山頂で昼食と展望を楽しみ,12時15分、山頂を後にする。 シャクナゲ平までの下りは、登ってくる人が多く、譲り合いながら、ゆっくりの下りとなる。 13時シャクナゲ平。13時20分小荒島岳。 ここで荒島岳の雄姿に別れを告げ、登って来た尾根道を下る。 14時50分、無事駐車場に戻る。 九頭竜温泉・平成の湯で汗を流し、帰路に着いた。 ・・・・・ 
 今回の山歩きは、荒島岳の秀麗な山容や、立派なブナ林の紅葉が印象に残る、楽しい山歩きが出来ました。
荒島岳を望む @シャクナゲ平より 荒島岳山頂にて 見事な紅葉 @登山道にて

(HOME)


11月22日(水)晴後曇リ

鎌ヶ岳(1161m)・水沢岳(1029m) 鎌尾根コースを歩く

 今年6月に天候の関係で断念した、水沢峠・水沢岳から、鎌尾根コースで、鎌ヶ岳を目指す。 この鎌尾根コースは、常に鎌ヶ岳の頂上を眺めながらの、変化のある楽しいコースです。
鎌ヶ岳 @水沢岳より 鎌尾根ピークと鎌ヶ岳
 今日も天気は良さそう。今年6月に断念した鎌尾根コースで鎌ヶ岳を目指す。6時30分自宅出発。宮妻峡・カズラ谷コース登山口に8時40分到着。今日は、水沢峠・水沢岳に向かい、そこから鎌尾根で鎌ヶ岳を目指し、帰路はカズラ谷コースで,ここに下りて来る予定だ。早速,準備をし、8時50分出発。まず林道を30分程歩き、9時20分,水沢峠分岐に到着。ここから登山道になる。谷沿いの道が続く。滑りやすい急斜面を登り切り、10時15分,水沢峠に着く。ここで小休止。ここから縦走路を北に,急坂を登る。ガレのヤセ尾根や笹尾根と変化する。10時45分,水沢岳山頂に着く。木々の間から,鎌ヶ岳の雄姿が飛び込んでくる。ここから鎌ヶ岳へ、鎌ヶ岳を眺めながらの素晴らしい展望のコース・鎌尾根の始まりだ。最初は,なだらかな山道だが、大きなガレ場の下りが現れる。樹林帯との境のブッシュをつかんで、慎重に下る。又しばらく,穏やかな笹尾根が続く。やがて荒々しい山稜の岩峰が見えて来る。ここから岩峰・ヤセ尾根・ガレ場・クサリ場等が続くが、足場はしっかりしており,問題は無い。常に,鎌ヶ岳の頂上を眺めながら登る楽しいコースだ。岳峠は、他のコースから登って来た登山者で賑わっていた。鎌への最後の岩峰を登り切り、12時30分、鎌ヶ岳山頂に到着。山頂では多くの人が昼食を楽しんでいた。今日歩いて来た鎌尾根・入道ヶ岳等を眺めながら、コンロでラーメンを作り、昼食を楽しむ。13時10分山頂を後にする。下りはカズラ谷コースで下り、14時40分無事、駐車したカズラ谷登山口に戻る。帰路は宮妻峡の素晴らしいを紅葉を楽しみ、希望荘で汗を流し帰路に着きました。・・・・・・・・

                      変化のある鎌尾根と、落ち葉が目立つ晩秋の山歩きを、満喫する事が出来ました。
鎌ヶ岳 @対面の鎌尾根ピークより 岳峠と鎌尾根

(HOME)