<しゅっぱ〜つ!>
出発前から不安だったデトロイトでの国内線への乗り継ぎ時間不足。不安的中。
厳しい入国審査を受け、スーツケースを受け取った時には、国内便出発時間をすでに30分過ぎていました。
「やっぱり・・」予想していたので、慌てることもなくチケットの取り直しの手続きをしようとすると「GO!GO!」と・・。
「え?まだ乗れるの?」雪が積もったデトロイトでは国内便がまだ飛べずにいた。広〜いデトロイト空港を
走って、走って・・セーフ。「ラッキー!」・・なのに・・メンフィスで私の荷物が届かない。
カウンターで調べてもらったものの行方不明。待つこと3時間。「来た〜」。飛行機の旅ではよくある事らしいですが・・。

   
秋には緑深いこの地域も寒々としていた。朝晩は−10℃にもなる程だったけれど、風も少なく、体感温度はそれほどにも感じなかった。

<ジャクソンのクリスマス>
アメリカでも地域によってその様子は異なるのだろうけれど、私のいたジャクソンでは・・
どのショッピングセンターも店内にはクリスマスグッズやカードがいっぱいでとても賑やか。でも、想像していた街を彩るイルミネーションは
ほとんど見られず、イルミネーションが綺麗なのは個人のお家。ほとんどの家が窓辺に大きなリースにリボンをかけて飾ってありました。
家の中には大きなツリーやポインセチア、家中クリスマス一色の様子が外からでもうかがえました。
そして、クリスマスはキリストの誕生を祝って皆が休暇。賑やかな日本のクリスマスとは全く異なっていました。
24日も17時にはお店も閉店。25日は完全休日。街中ひっそりと静か。24日夕方にメンフィスのダウンタウンへ出かけましたが、
辺りに人影もなく、店もどこも閉まっていて、まるで廃墟(?)のよう。1軒だけ開いていたお店の入り口で大きなゼスチャーで
呼び込みをしていた男性が、妙に夜の街に浮かび上がっていました。少し歩いていると酔っ払いの怪しい(?)男性が
花を差し出しながら寄ってきて・・一気に心臓が縮んでしまいました。その後、ビール通りへ向かうものの、その静けさに車から
写真を撮るだけで、即帰路へと。後日友人に話すと、かなり無謀だったようです。知らないということは恐ろしい。後から冷や汗・・。

  
(左)我が家のクリスマス (中)ジャクソンの中で見つけたイルミネーションの素敵なお家
(右)24日17:30 メンフィス、ダウンタウンで・・人通りもなく、お店も閉まり不気味なほど静まり返った街。怖かった・・。

<日本人出向者の奥様達と・・>
我が家でお茶会。「ミスタードーナツ」に良く似た「ダンキンドーナツ」やお菓子で・・。
メンバーの中で私が一番何も知らないのに年上。今回も、こちらでの生活の仕方を教わったり、いろんな所へ連れて行ってもらったり。
彼女達に本当に感謝!!
ここジャクソンは、この数年随分にぎやかになったとは言え、日本人が少なく、食材、学校など、日本人が暮らすには
まだまだ環境が整っていない様子。1歳児をかかえた人から、アメリカの大学に通う子供を持つ方まで、皆さん大変な思いをしながら
暮らしている様子。でも、皆底抜けに明るい!元気!何だか私が元気をもらった感じです。
今の彼女達のブームはクロスステッチ・・しかも、眼がメチャ細かいよう。。トールペイントや粘土細工を楽しんでいる人もいました。

<ブライアン宅でのホームパーティ>
toddと同じ会社に勤める彼が、大きなターキーを自ら焼いて招待してくれました。
天使のようなかわいい子供達や教師である奥様とも、言葉は通じない(?)けれど、笑顔があればOK!!
この異国の地で、偶然にもtoddの高校の後輩と職場が同じ・・嬉しそうに「校歌」を歌ってました。

   

<バックヤード(裏庭)にて・・>
この頃、日本は寒波で雪の影響がたいへんなよう。日本でお花の苗やバラなどのお世話をお願いしてきた人達に、迷惑をかけて
しまったのでは・・と申し訳ない気がしながら裏庭に出て冷たい空気で深呼吸。
こちらは朝晩はマイナス10℃くらいまで下がったりするものの、雪は降らない。空気はとても冷たいけれど、晴天の日には
日中は暖かくさえ感じ、外へ出ると気持ちが良い。
裏庭でリスがシッポを高く上げ、毛づくろいしたり、木の枝を揺らしながら飛び移ったりする可愛い姿を何度も見かけました。
バラは寒さでつぼみが固まったまま、首をうなだれていました。秋に植えつけたパンジーは根が付いた様子。春が楽しみです!

<オープリーランド>
ジャクソンの東へ高速道路(Iー40)をとばして2時間半。ナッシュビルにある、オープリーランドへ友人夫婦と出かけました。
2880室もあるホテルの部屋は、ジャングルのような庭を囲み、その全体が大きなドームの中にあり、温室の中にいるようです。
ホテルに隣接して、クリスマスショーやアイスショーの会場があり、どちらも素敵でした。
大きなモールも隣接していて、こちらも人がいっぱい。私たちもお買い物に出かけました。しか〜し、ここで、ピンチ!!
買い物に気を取られパスポート、カード、携帯電話など全てをいれた手提げのバックを床に置き忘れてしまいました。
見つけられないだろうと諦めながらも、とりあえずあちこち探し回って。やっぱり、無理・・と思った時、toddが友人と電話のやりとりを
する為に立ち止まり、ふと目を向けた先に「あ、あった〜〜」正に奇跡。しかも中身も無事。雑貨やさんのディスプレィとまるで一体化
していた私のバックは商品のように見えたのでしょうか・・。こんな時はやっぱり使い慣れたポシェットにするべきでした。反省!
胃の痛い思いをしながら、ボリューム満点のステーキで夕食。消化不良気味で部屋にもどり、一息着く間もなく廊下から
けたたましいサイレンが鳴り響き、「ファイヤー、ファイヤー!」何?火事騒ぎ・・。
貴重品を持ち非常口の階段を降り、しばらく様子をみて、問題なさそうなので部屋にもどりました。
「今日は疲れた〜」、と眠りかけると・・23:30頃、部屋のドアを「ドンドン」とノックする音。「今度は何だ〜??」
下の部屋で水漏れがするので部屋を調べさせてと・・。大丈夫かなぁ・・?。結局は問題なかったけれど・・
その後、胃が痛くて眠れず・・太田胃散のお世話に・・。翌朝も朝食は取らずに帰路についた。
途中の日本食のお店で食べた「うどん」が美味しかったこと・・。で、そこでイヤリングが片方無いのに気が付いた。(×_×)

  

  


旅行や友人とのパーティやレストランでの夕食会のほかは、家で日本食。思うように材料は揃わないけれど、おでん、湯豆腐
金平ゴボウ、肉じゃが、魚の煮付けetc・・。31日の夜は日本の紅白歌合戦を見ながら年越しそばと、少し早い簡単なおせち料理で・・。
日本では除夜の鐘が鳴る頃・・こちらでは花火の打ち上げられる音・・。
2週間ほどの滞在の後半はtoddは泣き虫さんになってしまいました。「頑張ろうね」・・と毎日のように励ましあいながら。
「あなたの愛と勇気に感謝しています。また会おう。笑顔でね。」というtoddのメッセージに私も涙の帰国でした。

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USA・.テネシー州'(2005/12/16〜2006/1/1)
2回目のテネシーへの旅。出かける前からすったもんだ・・。
それでも何とか・・2週間の滞在をしてきました。
広い国、アメリカの事も何の知識もなく、よく出かけられるものです・・(^−^;
そんな私の勝手な解釈での旅行記です