OATMEAL


SCUM (SPICE OF LIFE/SOL-001/CD)

横浜という特別な土壌が育んだ最大のメロディックパンクレーベル「SPICE OF LIFE」の記念すべき初リリース作品であり、
オートミール自身も初音源を収録した、ディスコグラフィー中最もレア度の高い音源。
スナッフのコピーをやってたとは言いつつも20歳そこそこでこのクオリティを出すのってのはどういう了見だ!?って
言いたいくらいのレベルの高さですよ。 まぁオートミールに限らず当時の横浜周辺のバンドのほとんどに言える事なんだけどね。
そんな既に大物の風格さえ漂わせる激メロディックナンバー「THAT'S REMENBER」を収録。   special thanx - 穴田北陸開発部長

I like everything ep. SPICE OF LIFE/SOLR-003/7'EP)

コンピの翌年の96年に早くも単独としての7インチシングルをリリース。
入手と同時に俺の心を簡単に持ってった思い出深い音源。 収録されてる4曲全てがキラーチューン。
その当時に幅を占めてたバンド達と違い、勢いよりもメロディ重視、空間を埋めようとする緻密なアレンジが
強く彼らに惹かれた理由かも知れません。 遂にはそのスタイルは後期に完成形を見せ「BANDWAGON」に
引き継がれる訳ですが、まだここではその片鱗でしかありません。 全4曲。 3000枚限定。

SUPER SONICS (KONCHI WRENCHI/KWR-006/CD)

「PUNK FREAK」、「YOUR CHOICE」を2000年頃に通過してきた世代の人間の大半が「良質メロディックコンピと言えば?」
の問いにこれを挙げる人は多いと思われる一枚。 やっぱこれか「JAPAN PUNK KILLS YOU」っしょ?
今だからこそ言えるってのもありますが、技術が伴ってないながらも熱いものがあった時代だと思うんですよ。
素直に「カッコええな〜」って思える気持ちを懐かしみつつ、現ROCKET Kの赤松氏の若かりし頃を見て苦笑いを浮かべ(笑)。
さて本題のオートミールですが、シングルにも入ってた「MERODY」のフルバージョンを収録。
体よく「フルバージョン」とカッコいい事言ってますが、要は後付けミックスです。 でも好き。 そんなオマエが大好きだ(笑)。

A SHORT STORY (SPICE OF LIFE/SOL-006/CD)

スパイスオブライフの地位を決定付けたメロディックパンクコンピ界の金字塔。 収録バンド、収録曲の全てが鬼!!
この音源以降はキチ●イギターパンクバンドへとひた走るオートミール。 イージーグリップとのスプリットにも収録の
「SO LONELY」で参加してますが、こちらはそれに比べるとかなりカチッとした演奏。 
どちらが好みかって賛否両論あるところですが、変貌前の貴重な姿を捉えた音源である点を考えればこれもまた良しです。

DOCK OF THE BAY (BAD NEWS/BNCA-18/CD)

98年5月発表、神戸のエモーショナル大将「イージーグリップ」とのスプリットシングル。
当初イージーグリップからのコールによって企画された作品であったんですが、完全にオートミールが喰った形(泣)。
この作品よりオートミールは悟りを開き、曲中の隙間というスキマを埋め尽くす「やり過ぎ」とも言いかねないアレンジで
聴くもの全てを圧倒させます。 1曲目「INTERFERENCE」からツインギターなのに4人くらいいるんじゃねーか?って
思わすような音の洪水。 その勢いを緩める事無く続く「SO LONELY」ではコンピでの印象とは全くかけ離れ、
そしてラストアルバムにも収録の「RAIN」の剛速球版とたたみかけるその姿には鬼気迫るものがあります。
ちなみに俺の中では4〜6曲目は存在しない事になってます。 「え? これって3曲入りシングルでしょ?」



KNOW ONE'S STUFF (CAPTAIN HOUSE/CH-002/CD)

「オートミールの楽曲にハズレなし」とはよく言ったもので(俺の言葉)、最期の最期でもこんな大名曲を残す彼らの事が大好きで、
自分の中での「一番好きなアルバムは?」と聞かれたら、迷わず「you have the same〜」と答えるほどになった三十路を過ぎた俺。
そんな俺がリリースから数年経つのに未だに聴き続けるのが↑と↓とこの音源です。
入れ替えるのがめんどくせーのでテメーで自作コンプ盤作って聴いてたら、車上荒らしに持ってかれたというオチが…。
その車上荒らしが運良く聴いて、オートミール好きになってくれてたら少しは気も紛れるんじゃないかと、淡い期待を寄せてみる。

you have the same bullshit as mine. (CAPTAIN HOUSE/CH-005/CD)

2000年1月ついに単独でアルバム発表。 しかしこれが最期の作品となりました(号泣)。
キ●ガイギターパンクサウンドの完成形を見るようなこのアルバム、真の最高傑作です。
曲間無しで叩き込まれるわずか5曲に小宇宙が存在。 物足りなさなんて一切感じません。
「君も同じたわごとを抱いている」と銘打たれたタイトルを見るように、歌詞の深さにも柏手大連発です。
3曲目にはモンキーズの「DAY DREAM BELIEVER」カバー。 そのセンスといったらもう!!
これだけの作品を上回る(もしくは肩を並べる)ものはこの人生で出会う事なんてそうあるもんじゃないです。
泣きと轟音が同居するサウンドに、鬱に入った人や、引きこもりの方にもオススメな(そうでない方にも)このCDを是非。


THE CHRONICLE 1994-1999 (LASTRUM/LACDV-0001/CD&DVD)

もう自作コンプなんて必要ありませ〜ん!! えーもん出してくれたわラストラムさん。 しかもDVDまで付けちゃって。
当然の事ながらオートミールがその活動において発表した音源の全16曲を収録しております。
そしてライブ音源として6曲(こちらはあまり音質がよろしくないので…)を加えて更に訪れるビックリハウス!!
クレジットされてない24曲目!? イントロが流れた瞬間笑いが止まりませんでしたよ。 多分このイントロを聴いて
一瞬で誰の曲かわかった人は30歳前後でしょう(笑)。 そう、FACE TO FACEの「A.O.K.」のカバーを収録しとります。
DVDの方はと言えば、もう観てくださいな。 オートミールを好きでホント良かったよ…。 横浜のFACE TO FACE「OATMEAL」(笑)。






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