『RON RON CLOU』
結成は93年8月。
当時、ギターポップバンド「NG3」で活動中だったアライヒトシ(Vo.G)、ウラアツシ(Vo.B)に
カドタリョウジ(Dr)を加えた3人でスタート。
泥臭いロックを奏でるギターポップバンドだった「NG3」に比べ、
バズコックスや初期のジャムをイメージさせる疾走感あふれるパンクを聴かせるのが
この「ロンロンクルー」の特長でしょう。
しかし、メンバー各自の活動が多忙の為、ロンロンクルーとしての動向がなかなか見られないのも事実。
オートマチックスも良いけど、やっぱりロンクルを聴きたいっスよねぇ?
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vol.1


RON RON CLOU / SAMANTHA' FAVOURITE SPLIT
SNUFFY SMILE/snuff-004/7'EP
スナッフィーから飛び出した初音源はサマンサとのスプリットシングルでリリース。
うお〜!! スナッフィースマイルの初期もんだぜ? なんか嬉しいね(笑)。 
さあ、おモッドでパワポでリッケンバッカーなシングルに針を落とすと、
まず聴こえてくるのはこの音源でしかお目にかかれない「DRIVE」のイントロのギター。
「いかにも」って感じの音色に既に完成されてるロンクルスタイルに驚きを隠せません。
続く2曲目はファーストにも収録の「STAGE」がほぼ変わらぬアレンジで登場。
対する「早すぎたパワポ大将」ことサマンサも、この4年後にリリースされるアルバムにも
収録されている「CHANGE」と「SNOWFLAKES」を持ってきてるんですが、良いです!!
年とった今だからこそ聴けるこの音(笑)。 どっちも素晴らしきバンドですよ、まったく。
A TRIBUTE TO SNUFF 2
SNUFFY SMILE/snuff-012/7'EP
同じくスナッフィーからの伝説のオムニバス、スナッフトリビュートの第2弾に
参加した貴重な音源。 たしか95年のリリースだったか?
どうしてもハイスタに目が行きがちですが、「GOOBER PATROL」「WAT TYLER」の
UK勢にまざって「MIDDISHADE」の日本の渋系メロディックバンドも
しっかり入っている事も見逃せません。
その中でロンクルは、「KEEP THE BEAT」をカバーしてます。
原曲にかなり忠実に演奏してますが、しっかりアライ節を前面に押し出した音は
この中では恐らく一番では?、そんな事を思った今日この頃。
"FIRST ALBUM"
K.O.G.A.RECORDS/KOGA-006/CD
95年リリースのファーストアルバム。
まんまタイトルのこのアルバムは、全体通してアナログっぽい雰囲気が漂ってます。
ビートルズの「I CALL YOUR NAME」をカバーしてるんでその影響でしょうか。
しかし、このメロディセンス!! ハンパじゃないっすネ。 当然捨て曲無し。
1曲目の「ANNOYING KIDS ARE」は「ヨシモモ」ことヨシノモモコによる曲で
この頃からオートマチックスをプンプン臭わせてます。
とりあえず今の所唯一のアルバム。 大事に聴きましょう。
STANDING IN THE SHADOWS
K.O.G.A.RECORDS/KOGA-017/7'EP
ロンクル好きとしては絶対にハズセない96年リリースのシングル。
アライ氏のシャリシャリギターにウラ氏のベースが暴れまくりの必殺ナンバー!!
この曲は7インチアナログ盤のみのリリースなので入手は困難を極める様ですが、
死ぬ気で手に入れるべし!! その価値はあるから!! 本当だよ(笑)
だってB面はジェネレーションエックスの「READY STEADY GO!」のカバーなんだから。
クチビルひん曲げて歌っちゃうよ!! SHOCK TO THE SYSTEM(笑)。


STANDING IN THE SHADOWS
K.O.G.A.RECORDS/KOGA-020/7'EP
そしてこれが上記のシングルの再発つーか、別モンに仕立て上げたアリガタ迷惑盤。
見ての通り、アライギャル&アライボーイを興奮の渦に落とし入れるピクチャー仕様に加え、
B面にバズコックスの「I DON'T MIND」のカバーに差し替えるという大戦略。
こんだけの条件が揃ってりゃ言うことなんかないですよ、ホント。 悪いわけないもんよ。
数あるロンクルカバー集の中でもこのバズコックスのカバーが一番好きですね。
ヤベ〜、ヤベ〜よ。 本家よりもカッコいいかも(笑)。   
THE GOLDEN COUNTRY
K.O.G.A.RECORDS/KOGA-032/7'EP
97年リリースのシングル。 限定1500枚。
完全に夏向きな2曲だね。サーフパンク丸出しです。
だと思ったらバラークーダスのカバーじゃん!! またチョイスが渋いなぁ。
オリジナルって言ってもわかんないね。
共にロンクル節炸裂のサイコーな2曲!! オススメ!!
THE GOLDEN COUNTRY
K.O.G.A. RECORDS/KOGA-033/CD
ゴールデンカントリーCD盤。 微妙にジャケが違うのにお気付きか?
ジャケが違うだけじゃなく1曲追加のお得盤。
これまた名曲の「TEENAGE SPEEDBOAT」ちなみにウラ氏ボーカルです。
ゆったりとしたテンポにダル気なボーカルが異常にはまる大好きな曲!!
しかもCDは特殊ピクチャー仕様でちょっとおどろきます。 龍龍狂。

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