SPAZZYS


i met her at the 7-11 (自主//CD-R)

マッペリの妹分として颯爽と登場したSPAZZYSのデビューデモ音源。
デモとは言いながらもそのクオリティは想像を遥かに超えて正規ミニアルバムの域をイってます。
後発音源にも収録される「SURFIN' BIRD」「PACO DOESN'T LOVE ME」「LET'S GET SPAZZY」
「I WANNA CUT MY HAIR LIKE MARKY RAMONE」「YOU LEFT MY HEART IN THE GARAGE」の5曲が
入ってる事から、この時点で既に完成されてるSPAZZYSの姿が確認できるんだけれども、
ここまで来ると逆に小憎らしいですね。 ウマすぎて可愛げもありゃしねぇ(笑)。 


THE SUNSHINE DRIVE (POP BALL RECORDS/POP-015/7'EP)

やや粒子の粗い画像が涙を誘うジャケットがイカス単独シングル、なんとポップボールからのリリース。
マッペリ前田とポップボールヒロッキーの両氏が書き下ろしたタイトル曲に、
「STEAL A KISS」「SHAKE & TWIST」「HEY HEY BABY」の計4曲を収めております。
ファーストアルバムにも入ってるものと比べると若干見劣りはしますが、
シンプルながらもポップパンク好きのするツボをついた音はガールズバンド嫌いの俺に及第点以上のものを与えてくれました。

PACO DOESN'T LOVE ME (FUR RECORDS//7'EP)

上でも書きましたが、ガールズバンド嫌いな理由として「ボーカルが嫌味」というのがトップに挙げられるんですが、
このSPAZZYSに関してはそんな事は微塵も感じさせないばかりか、
音も他のトップクラスのポップパンクバンドと肩を並べてると言っても過言ではないです。
このシングルでもRIVERDALESの「I DON'T WANNA GO TO THE PARTY」、RAMONESの「CARBONA NOT GLUE」のカバーを
収録してますが、単なるコピーになりがちな選曲を彼女達の魅力(笑)をプラスして自分のものにしちゃってます。


ALOHA! GO BANANAS (FUR RECORDS/FR779A/CD)

兄貴のマッペリを飛び越えそうな勢いでついにリリースされたファーストアルバム。
デモCD-R、ポップボールからのシングルで見られた音の薄さがココに来て解消された名盤です。
特に「STEAL A KISS」「SHAKE & TWIST」の出来は素晴らしいの一言ですね。
音に厚みが増したばかりか、よりクリアになったボーカルとコーラスでバンドのレベルがいつ間にか向上している事に
聴いてて目頭に熱いものを感じるのは俺だけじゃないはずです。 駄曲が無いってのがそれを物語ってます。




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