プラネタリウム番組紹介
 科学が発達していなかった18世紀の大航海時代。大海は不思議でいっぱいだった。一旦海に出てしまえば頼れるのは星だけ。船乗りたちはその進路を星に頼り、迷信を信じ、神を崇めていた。そこに生まれた様々な星にまつわる伝説や神話。
 そんな時代に青年ヤンと老船乗りマテウスのオランダからジパング(日本)までの大航海を通して、南半球の星座たちを紹介しながら、星々の伝説を紹介する番組。
M44番組辛口論評
 はじめからヤンとマテウスが登場していきなりテーマから始まる一本構成。星座紹介・神話・テーマの三部構成賛成派の私としては不満である。番組制作者の意図したいところは良くわかるが、番組が単調になってせっかくの「思い:科学がまだ万能とは言えない時代の人と星の関わり、そこから生まれる知識や伝説や迷信を古代の神話と結ぶ」が埋もれてしまって残念だった。
 ヤンとマテウスのやり取りでヤン「もういいよ!タタタタッ・バタン」マテウス「やれやれ」の四連発が日めくり(カレンダー)をめくるようで単調感に拍車をかけていた。
 マテウスの声優の番組始まりでの超スローなアブクを食ったような喋りも最悪だった。星の神話もおまけ程度で印象に残らなかった。私の7歳の娘は番組鑑賞後「今日は星座のお話が無かったね」っと・・・。
 プラネタリウムである以上、南半球の星座紹介だけではなく、その季節の星座紹介も不可欠だったであろう。
過去の番組紹介