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botan卵の食中毒が心配。
  日本では卵は生食できる食品として知られています。
 が、生卵は、サルモネラ食中毒を起こす心配もされるようになりました。
サルモネラ菌は主に、鶏の腸管にいて、卵を産む時に卵の殻に付着するため
日本では、出荷する前に殺菌処理がされいるそうです。
しかし、最近では殻だけではなく、卵黄や卵白の部分にも
サルモネラ菌で汚染されている場合もあるそうで…
そうなると、もう「卵かけご飯」など食べれなくなってしまいますよね。
NETなどで調べたところによると、
卵の中に少量のサルモネラ菌がいても、
新鮮な卵を割ってすぐに生食するならば、
発病させるほどの菌数になるほど増殖はしていないので、
殆ど問題はないそうです。
卵を割って器などに入れたまま放置しておくと、
サルモネラ菌が増え、生食する事はかなり危険らしいのです。
割って、すぐに食べない時は必ず加熱しましょう。
ちなみに、夏季室温で6時間以上放置すると、爆発的に増殖するそうです。
(何分程度、何時間程度なら大丈夫。と言う意味ではありません)
 
さて、更に不安になってきたので、調べを続けてみました。
ババロアやムースなどの場合、卵は加熱しません。
卵黄の方がサルモネラ菌に汚染されている確率が高いらしいので、
特にババロアが心配になります。
ここで、サルモネラ菌の繁殖温度について調べた結果、
サルモネラ菌は熱には弱く、70度で1分以上加熱すれば、大幅に減少するようです。
逆に5度以下ならば、死なないが増殖もしないそうです。
冷蔵庫庫内温度は、平均して3〜4度。
作ってすぐ冷蔵庫で冷やすお菓子なら、
サルモネラ菌の増殖を妨げる事が出来ているかもしれません。
サルモネラ食中毒を起こすほどの菌数に達していなければ、
発病する事はないのです。
つまり、ババロアなどを製作中に、作りかけで放っておかないこと。
卵を割って1時間以内で冷蔵庫に入れ冷やす事で、
サルモネラ菌の増殖を防ぐようにします。(死滅はしませんけどね)
 
ただし、健康体での話ですから、
体調の悪い方、小さなお子さん、お年寄りが食する場合は、
加熱していない卵を使った料理やお菓子は、
控えた方がいいのかもしれません。
 
結局、最後は作り手の注意次第。考え方次第。という事になってしまいそうです。
「不安なので、卵を加熱したババロアやムースが作りたい」
そんな意見も出てきそうですが、今のところレシピはそのままです。
いずれ、そういったレシピに変更していく可能性が全くないわけではありませんが、
「どうしてもすぐに」と言う方は、ご自分でNETなどで探してみてください。 
 
卵やサルモネラ菌について、たくさんのサイトから情報を得ました。
http://homepage3.nifty.com/takakis2/sarumonera.htm
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yuyo/shinryou/shinryou28.html
http://www.pref.aichi.jp/eisei/tamago.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%8F%E5%8D%B5
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B5%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%94%E9%A3%AF
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%8D%E3%83%A9
など。他にも多数。