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星降る夜
−しし座流星群−


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星空ガイド
とき:2001年11月19日 未明
ところ 愛知県稲武町池之平(三国山)
どうぐ: PENTAX SP, SMC TAKUMAR f=28mm F3.5 + Vixen GP赤道儀
Fuji SUPERIA 400 絞りF3.5開放 露出約10分

◆◆◆◆◆◆

思えば30年近い昔(1972年10月8日)、「ジャコビニ彗星大流星群出現!」と、
マスコミで大々的宣伝がなされたときがあった。
その晩は、銀座のネオンも東京タワーの灯も消され、
日本中が流星雨の出現をわくわくしながら迎えたのだった。

当時東京市民だった私は、
会社の山歩き仲間数人とテントを背負って高尾山に登りビバークした。
そして皆で、今か、今かと流星群の出現を待ち続けた。
が、、、一夜明けた結果は「スカ」だった。


あれからもう29年。
しかし今年のしし座流星群予測はこれまでの予測とは違っていた。
デビッド・アッシャー理論や日食仲間に触発されて、
愛知県稲武町池之平に一人遠征した。

泊り客一名の民宿で腹ごしらえのあと、
すぐ隣のパラグライダー練習場付近に場所を定め、
「そのとき」を待った。
はじめは一人だった周辺は、やがて次々人が集まってきた。

ほどなく午前0時に近づく頃から、ちらりほらりと星が流れ始め、
それから時とともに流星は増え続けていった。
星が流れるたびに上がる静かな歓声につつまれながら、
今度こそ、素晴らしい天体ショーを体験したのだった。

2001-11-27