≪130年前の写真≫
−明治７年(1874) 神戸における金星観測風景写真−
一年半ほど前、このホームページで古い一枚の写真を紹介した。
それはこちらの１枚目の写真である。
ここで紹介したことが、その後天文雑誌やプラネタリウム番組、TV特集など、
この写真がいろいろな方面に、意外に広く紹介されるきっかけになった。
その「いろいろ」の中の一つが下の現地説明パネルである。
 神戸市中央区諏訪山公園金星台 (2005.5.21) |
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左側写真の奥の石柱は明治７年に建立された金星日面通過観測記念碑。
手前はその歴史的天文イベントに関する説明パネルだ。
パネルの手前に突き出た写真と解説は、
昨年(2004)6月8日の130年振りの金星日面通過現象を前に、急遽付け加えられた。
このことを写真の所蔵者・石黒敬章氏もたいへん喜ばれておられたが、
筆者も最近一年振りにここを訪れ、それを目にすることができた。
この写真をはじめて目にしたときの感動もさることながら、
その感動のおすそ分けを、このＨＰでお手伝いできたことは、
なによりうれしいことである。
昨年の金星日面通過現象は122年（日本では130年）振りだったが、
次回は７年後の2012年6月6日に起きる。
しかしその次ははるか115年後、2127年12月までない。