毛猛山(けもうやま) 1,517m

・日 時  平成31年4月11日(木)〜14日(日)
11日  碧南 8:30 = ウオロク魚沼店 = 神湯温泉 = 18:00 道の駅いりひろせ(車中泊)
12日  いりひろせ 5:20 = R252冬季閉鎖ゲート 5:55 〜 6:45 休憩 〜
    7:05 尾根末端(アイゼン装着) 7:20 〜 7:50 送電鉄塔 〜 9:25 標高711m 9:40 〜
    11:25 休憩(標高930m付近) 〜 12:55 足沢山 〜 13:05 足沢山直下(幕営)
    ≪行動時間 7時間10分≫
13日  幕営地 5:10 〜 7:10 太郎助山(小休止) 〜 7:55 百字ガ岳 8:15 〜
    8:50 中岳(スノーシューに履替え) 〜 9:40 毛猛山 〜 10:20 中岳(小休止) 〜
    10:45 休憩(鞍部) 〜 11:10 百字ガ岳 〜 11:50 太郎助山 〜
    12:05 アイゼンに履替え(標高1310m付近) 12:25 〜
    12:35 スノーシューに履替え(標高1200m付近) 〜 14:05 幕営地(幕営)
    ≪行動時間 8時間55分≫
14日  幕営地 5:20 〜 5:40 アイゼン外す 〜 6:00 衣類調整 〜 7:00 標高711m 7:15 〜
    7:45 送電鉄塔 8:05 〜 9:15 冬季閉鎖ゲート = 寿和(すわ)温泉 =
    道の駅いりひろせ = 18:40 碧南
    ≪行動時間 3時間55分≫
≪合計行動時間 20時間≫
・山行記録
 わたぼうの今春の残雪期登山は、蕎麦角山六谷山六郎洞山と比較的順調に達成してきている。 残る4月期は新潟県まで出掛けて、是非にも未丈ガ岳、毛猛山辺りを狙ってみたいと考えるわたぼうである。 ただ、今春は3月中旬まで異様な暖かさであったが、 3月下旬からは繰り返し寒の戻りがあって、雪山登山決行の判断が難しくなっている。
 奥只見シルバーラインが開通したとの情報に接し、わたぼうは先ずは未丈ガ岳に登ろうと機会を伺う。 当初は六郎洞山を登った翌週末、3月最終の土日に出掛ける心算であったが、ここは天気が悪くて見送りになる。 4月になって最初の週末は天気が良さそうであるが、 風が強いという予報に悩みに悩んで結局再度の見送りを決断することになる。
 わたぼうが悩んで見送ったのには訳があり、その次の週末が3日程安定した晴天になりそうだったためである。 わたぼうはより登頂困難な毛猛山に行き先を乗り替え、次の週末に賭けることにしたのだ。 わたぼうの鈍足では毛猛山の日帰りは無理で、2泊3日の幕営山行で登るしかない。
青空を背景に送電鉄塔を望む
左端の急な稜線を登って行く
そして、この時期に新潟県で3日間の晴天は滅多にないことなのだ。
 毛猛山は新潟県と福島県の県境にあり、登頂の困難さで知られるマイナー12名山に選ばれている山だ。 無積雪期はその名のとおり猛烈な薮(毛)が立ち塞がって極めて登頂困難なため、主に残雪期に登られている。 標高が低いものの登山口からの距離が遠く、足が早い人は日帰りで登っているが、 一般的には最低でも幕営1泊が必要になる。
 わたぼうは木、金と休みを取り、雨模様の木曜は新潟県までドライブし登山口付近で車中泊、 曇り勝ちの金曜は足沢山まで登って幕営、天気が良い土曜に毛猛山を往復して幕営地に戻り、 午後から天気が崩れる日曜は下山して帰宅というスケジュールを組む。 水造りが面倒なので水を7リットル持ったら、ズシリと堪える25kgのザックが出来上がる。

 木曜日は新潟県に行くだけなので自宅で朝飯を食べてから出発する。 昨日通過した低気圧が発達して今日は冬型で風が強い。
標高650m付近の尾根の様子
雪庇少なく藪道を延々と辿る
低気圧が寒気を呼び込んで各地で雪を降らせていたが、長野県内は南部からほぼ雪景色が続く。 上信越道は午前中、冬タイヤ規制になっていたようだが、今は解除されている。ただ、妙高高原では降雪に見舞われる。
 先行きの不安を掻き立てる道中であるが、魚沼市に着いてみれば新雪が積もった様子は無い。 ただ、豪雪地帯だけに除雪された雪は山の様にうず高く盛られている。 わたぼうはスーパーのウオロクで晩飯と朝飯を買出し、神湯温泉でゆっくりと湯に浸かってから、 道の駅いりひろせを今宵の宿泊地とする。平日だけに車中泊は勿論わたぼうだけだ。

 昨夜は19時半頃には眠ってしまい、ぐっすり眠って4時過ぎには自然に目が覚める。 確実に氷点下の冷え込みで、夜空には満天の星が輝いている。 わたぼうは予報より良さそうな天気に安堵し、朝飯を食べてから道の駅を後にする。 国道252号線を走って行くと、末沢の集落を過ぎた所で冬季閉鎖ゲートがある。わたぼうはゲート横の駐車地に車を置く。
 駐車地には川崎ナンバーの車が1台だけあり、毛猛山登山のハイシーズンなのに余りの人気の無さに驚いてしまう。
標高900m付近の尾根の様子
昨日降った新雪と薮のミックスに
支度を済ませて先ずは4km強の道路歩きから始まる。 完璧に除雪が済んだ道路を歩いて行くと、山の端から日が射すようになって暖かくなる。 50分程で目標とする尾根上の送電鉄塔が見えるようになり、わたぼうは一旦休憩を取る。
 東の空に輝く彩雲を見上げながらの休憩を切り上げ、わたぼうは只見線の線路内に下りて鉄橋を渡る。 尾根末端は残雪が豊富で、わたぼうは急な登りに備えてアイゼンを履く。 ところが、アイゼンを履いたのが隣の尾根の末端だったため、恐る恐る小沢のスノーブリッジを渡ることになる。 送電鉄塔の尾根中央には目印が見え、これを目指すと踏み跡がある。
 踏み跡には殆ど残雪が無いものの、わたぼうはアイゼンを履いたまま登って行く。 最後は草木に掴まりながらの急登を登れば、送電鉄塔下の残雪地帯に出る。 残雪には単独行の足跡がひと組だけあり、駐車地の川崎ナンバーの人だろう。 未知のコースだけにわたぼうは勇気を百倍得た心持になり、足跡に従って尾根不明瞭な斜面を登って行く。
標高1050m付近の雪尾根の急登
足沢山の背景は厚い曇り空に…
 残雪が途切れると右方からせり上がる尾根に突き当たり、わたぼうは下降点の目印を残して置く。 尾根上には明瞭な踏み跡があり、暫くはこれを辿ることになる。 わたぼうはアイゼンのまま登って行くが、雪庇の上を歩けるのはほんの僅かな区間だけで、薮っぽい踏み跡が延々と続く。 左眼下には只見線が眺められ、1回だけ珍しく列車が通過する。
 標高711m三角点に着いたところで、わたぼうは重荷を降ろして休憩する。 足沢山が漸く姿を現すが、その上空は朝のスッキリとした青空が失われて雲が多めである。 パンとクッキーでお腹を満たしてから、休憩を切り上げて先に進む。 僅かに雪庇の上を歩けるものの、その後は再び延々と藪尾根になる。わたぼうは重荷もあってペースダウンが甚だしい。
 尾根上には次第に昨日降った新雪が厚く積もるようになる。 上空の雲もどんどんと厚くなって陽射しが閉ざされ、肌寒くなったわたぼうはトレーナーを着込んで登って行く。 軟雪の踏み抜きが酷く、薮漕ぎとのミックスで非常に歩き辛い。可也気が滅入る状況に先行者の足跡だけが頼りである。
足沢山山頂のわたぼうのテント
真っ黒な雲からは雪が降り出す
標高950mを超えた辺りから漸く雪が繋がり、ホッとできる。
 先行者の足跡はスノーシューに変わるが、わたぼうはアイゼンのまま登って行く。 山頂直下で太郎助山を見遣れば、単独行が直下の急斜面を登っているのが目に入る。 きっと幕営1泊で毛猛山を往復する心算なのだろう…。 最後の急斜面を登れば漸く足沢山の山頂で、大幅に予定時間をオーバーである。今日はここまで、わたぼうは幕営地を探す。
 山頂の南側直下に打ってつけの窪地があり、わたぼうはスノーシューで均してから本日の幕場とする。 テントを固定できないのが難点であるが、何方から風が吹いても直接当たることはないだろう。 わたぼうはペグを埋め込んで上から雪を踏み固めておく。 未だ13時であるが、重荷と藪道に疲れてしまったわたぼうはテントに転がり込んで飲食に勤しむ。
 15時頃になるとテントを打ち付ける雨の音がする。あーあ、遂に雨か…。 わたぼうがテントから首を出してみると、雨ではなく何と激しい勢いで雪が降っているではないか。
翌朝、足沢山から太郎助山
昨日から一転して快晴の青空に
上空の深いトラフ(気圧の谷)の通過によるもので、天気予報では予測されていなかった降雪だ。 ただ、雪は1時間程で止んでしまい、今度は一気に晴れて夕日が照らすようになる。
 わたぼうが外に出ると、夕日に照らされて暖かい。夕日が沈む方角には米山が聳え、その背後には日本海がキラキラと輝いている。 わたぼうは持参のビールを空け、明日の成功を願って独り乾杯する。 ラジオは明日の快晴を告げており、放射冷却による厳しい冷え込みに備え、 わたぼうは使い捨てカイロをふんだんに使って早めにシュラフに潜り込む。

 カイロを入れていても明け方は寒くて目が覚める。アメダスの記録から類推すると氷点下7度前後にまで冷え込んでいたようだ。 わたぼうは4時に起き出し、朝飯だけを済ませて5時過ぎにテントを後にする。 冷え込みのため雪が締まっており、わたぼうは今日もアイゼンを履いてスノーシューは担いで行く。 もうヘッドランプが不要な程明るくなっている。
 今日は優勢なリッジ(上空の気圧の峰)が通過するため、この上ない快晴の青空が広がっている。
標高1084m(中央)付近の痩せ尾根
左背景は足沢山(復路の撮影)
程なく東の地平線から日の出を迎える。今日も先行者のスノーシュー跡を辿る旅路である。 雪が緩む前に距離を稼ぎたいが、痩せ尾根のアップダウンが結構激しくて行程が捗らない。 灌木薮が立ち塞がっている場所もあるが、通過が困難という程ではない。
 尖った標高1084mピークを越え、最低鞍部に下ると太郎助山の長い登りになる。 痩せ尾根から少し幅広の雪庇歩きに変わるが、油断していると偶に踏み抜きがあって股まで嵌る。 太郎助山の稜線を見上げると、早くも単独行が下山して来るのが小さく見える。 わたぼうがもたもたと登っているうちに、単独行はあっという間に下山して来てすれ違う。
 単独行は毛猛山に何度も登っている猛者で、今回は百字ガ岳にテントを張って中岳を往復しに来たという変わり種だ。 わたぼうはトレースに大変助けられたことのお礼を言い、単独行の背中を見送る。 トレースは中岳までかぁ…。 少し残念に思うわたぼうであるが、中岳から毛猛山までは50分程度の距離しかないので、何とか登頂出来そうな雰囲気だ。
太郎助山の登り標高1100m付近
偶に薮あるも通行困難な程でない
 単独行とお別れした直後、標高1200m付近から大変な急登が始まる。 わたぼうはアイゼンを確りと効かせて比高100m程の急斜面を慎重に登る。 急登を無事終えると、太郎助山までは広い尾根の登りになる。ただし、気を付けていないと踏み抜きで嵌ってしまう。 テントを出て丁度2時間で太郎助山山頂に到着し、わたぼうは初めて休憩らしい休憩を取る。
 初めて目指す毛猛山が現れるが、その山体は白く雪に覆われて薮が出ている様子はない。 途中の尾根にも藪は無さそうだ。薮が殆ど露出していない時期にどんぴしゃりと当たり、 また、先行者のトレースにも恵まれるという最高の条件で登ることが出来て、わたぼうは本当に幸運である。 明るい陽射しに照らされて、わたぼうは百字ガ岳に向かって行く。
 百字ガ岳までは急な痩せ尾根が1か所あるだけで、踏み抜きなしの安定した稜線歩きになる。 百字ガ岳の山頂の直ぐ下には単独行が幕営した跡があり、わたぼうは栄養補給の大休止を取る。 幕営跡から山頂に登るには岩場を一段乗り越える必要があり、足元が切れ落ちているだけに要注意である。
標高1150m付近から太郎助山
山頂直下は随一の急登(復路の撮影)
百字ガ岳を越えれば、次の中岳までは広い稜線だ。
 広い稜線に油断して歩いていると、矢張り踏み抜きトラップが隠れており厄介だ。 ただ、単独行が嵌った大穴がある陰で、わたぼうの踏み抜き被害はここまで最小限に止まっている。 中岳山頂に着いた所で、単独行の言葉どおりスノーシューのトレースは終わり、 わたぼうはこの先の踏み抜きに備えてアイゼンからスノーシューに履き替えることにする。
 中岳からは初めてわたぼうがトレースを刻んで行く。 見た感じのとおり毛猛山の登りは結構な急斜面になっており、わたぼうは慎重に九十九折れを繰り返しながら高度を上げて行く。 ネットを見ると藪に手古摺った記録が多いが、今は邪魔になる藪は皆雪の下だ。 テントを出て丁度4時間半掛かってわたぼうは遂に毛猛山山頂を足下に納めることになる。
 快晴の空の下、山頂からの展望は抜群であるが、如何せんわたぼうに地理感が無いのが残念だ。 北側の浅草岳、守門山は昨日から至近距離に見えており、
太郎助山南鞍部から毛猛山(左)
中岳(中央)、百字ガ岳(右端)
新たに南側に突出した燧ガ岳と その脇に日光白根山、 毛猛山から続く尾根に未丈ガ岳、その右手には荒沢岳と越後三山が並んでいる。 重層な山並みが続いているが、後は?である。
 毛猛山山頂には標識のひとつも無く、寂しい限りである。 また、風が吹き抜けて居心地が悪いため、わたぼうはひと通り展望を楽しんだら直ぐに下山に取り掛かる。 明るい陽射しに適度に雪が緩んできたため、下りは気持ち良く一直線に鞍部まで戻る。 中岳まで戻った所で毛猛山山頂の代わりのお昼休憩を取り、更に次の鞍部で衣類調整の休憩を取る。
 中岳と百字ガ岳の間は踏み抜きの要注意箇所であるが、 果たして雪が緩んだ帰路はスノーシューを履いていても股まで嵌ってしまう。 次の要注意箇所は百字ガ岳の岩場であるが、履き替えが面倒なわたぼうはスノーシューのまま下ってしまう。 太郎助山まで戻るともうお昼近くで、上手く行けば今日中に下山してしまおうという目論見は難しそうである。
 太郎助山の山頂でわたぼうは誰か登って来てないかと目を凝らして眺めてみるも、
百字ガ岳南斜面は踏み抜きの名所
スノーシューでも股まで嵌る
これ程素晴らしい快晴なのに意外にも登山者の姿は全く確認できない。 本日の快晴の毛猛山はわたぼうの独り占めのようである。わたぼうは急斜面の手前、標高1300m付近までスノーシューで下り、 急斜面に備えてアイゼンに履き替えるため、2回目のお昼休憩を取る。
 強い陽射しに雪が腐り始めている。 急斜面の上半分は何とかアイゼンを効かして下ることができるが、更に急な下半分はアイゼンが効かずにズルズルと滑ってこけてしまう。 それでも何とか無事に急斜面を下ることができ、わたぼうは再びスノーシューに履き替える。 これで良しとわたぼうが歩き出すと、いきなり今回最大の腰までの踏み抜きに嵌ってしまう。
 足沢山が随分と近づくが、痩せ尾根のアップダウンと部分的な薮、そして一日の疲れもあって全く行程が捗らない。 最後は足沢山の登りに苦しみながらも、毛猛山の往復を終えることができる。 わたぼうの脚はもう限界で、今日中の下山なんかとても無理である。 暖かな陽射しにわたぼうはテントに入らず、外で日向ぼっこに只管興じることにする。
青空に浮かぶ毛猛山(左)と中岳(右)
中岳は見た目程急ではない
 日向ぼっこの最中に単独行が登って行く。 明日は午後から雨降りになる予想なので、薮が濡れて厳しい下山になるかも知れないな。 後に単独行は太郎助山との最低鞍部に幕営しているのが眺められる。夕暮れ時になって、わたぼうは貴重なビールを開ける。 疲れているだけに酔いの回りが早く、未だ明るいうちから横になって眠りに陥ってしまう。

 翌朝は冷え込みが弱くてぐっすりと眠りこける。 わたぼうは3時半の目覚ましで起き出し、5時出発を目標に準備を進めるが、結局は20分もオーバーしてしまう。 随分と雲が厚くなり陽射しが少ない中、足沢山を後にする。7リットルあった水分も残り1.5リットル程になり、ザックが軽いのが嬉しい。 今日もアイゼンを選択するが、冷え込みが弱くて効きが悪い。
 足沢山直下は結構な急斜面になっており、スノーシューの踏み跡が滑りまくっている。 昨日は強い陽射しで雪が腐ったため大変だったろう。雪が途切れた所でわたぼうはアイゼンを外す。 アイゼンを外していると桧岳を日帰りで往復するという快速2人組が登って来る。
登頂後に毛猛山を振返る
急登だが藪漕ぎはない
桧岳は百字ガ岳から分岐する尾根にあるが、見た感じわたぼうでは無理だろう。
 往路で積もっていた新雪は概ね融け去っているが、濡れた藪道は滑り易くて歩き難い。 わたぼうは2回程滑って尻餅を搗いてしまう。 標高711m三角点までは随分と苦戦するが、その先は雪庇歩きが多くなって行程が捗るようになる。 何時の間にか朝の曇り空から青空が多い空模様に回復しており、わたぼうは送電鉄塔下で寝転んで最後の大休止を取る。
 急峻な尾根道を下れば只見線の線路で、帰りは往路とは反対の鉄橋を渡り、最短コースで道路に戻る。 後は只管道路歩きを頑張るだけである。9時過ぎにわたぼうは冬季閉鎖ゲートに戻って来る。 現在入山中の3人と鉄ちゃん3人の車が増えている。 わたぼうが片づけをしていると、冬季閉鎖を知らないのか何台かの車がやって来ては引返して行く。
 わたぼうは1番近くにある寿和温泉で3日分の汗と汚れを流してから、道の駅いりひろせでお土産を買い込む。 往きにウオロクや神湯温泉でも買い込んでいるから車内は土産だらけだ。 これでもう新潟に用は無いので、桜満開の北陸道と長野道を通り抜けて帰路に就く。 途中、米山までは晴れていたが、妙高からは天気予報どおりの雨降りになる。