竜頭山 (1,352m)

・日 時  平成14年3月
・山行記録
 春休みになってようやく春めいてきた。 わたぼうは4月から3カ月単身で研修に出かけるので、その前に息子と今シーズン最初の登山に出かけることにする。 目的地は静岡県の竜頭山である。ガイドブックには中級とあるが、往復5時間くらいなら何とかなるだろう。
 平和コースからの往復と決めて登山口に向うが、目立った標識もなく一旦は通り過ぎてしまう。 引き返して道端に車を置き、標識を見てびっくり!何とこんな山奥なのにここの標高は150mしかない。 とすると今日の標高差は1200mもあることになる。 天気予報は午後からの天候悪化を告げており、行程も天気も厳しいことが予想される。
山頂でアイ〜ン!
 平和コースは良く踏まれており、平和の廃村跡を過ぎて、大輪コースと合流する青ナギまでは何の問題もない。 その先も道はいわゆる「木馬道」となって続いている。 緩くも急でもない植林帯の道を黙々と登っていると、青ナギにストックを忘れてきたことに気づく。 誰も登っていないし、帰りに回収すればいいやと余り気にせずさらに登る。
 7合目、8合目と越えて行くが、やはり道は長い。時間は刻々と過ぎて行き、空も曇よりとしてくる。 自然林の林になり、山上公園の一角になってやっと9合目、ここで昼食休憩にする。 ここから最後の山上公園の道が意外と長く、午後1時になってようやく山頂に到着する。 誰もいない山頂で記念写真を撮って、直ぐに引き返す。
 息子は下りが苦手なので、帰りも登りと同じくらい時間がかかる。 頑張って歩かせていると、やはり足が疲れたと言う・・・でも頑張って歩いてもらうしかない。 何とかだましだまし下っていくが、遂に6合目辺りから恐れていた雨が降り出してしまう。
 雨具を着て歩いていくと雨はどんどん激しさを増し、休憩もままならなくなってくる。 青ナギでストックを回収し、平和コースを下りだすが、雨中の歩行に道のりがいやに長く感じられる。 息子をもうフラフラであるが、わたぼうもかなり疲れてきている。 長いトラバースを終えるとようやく登山口に到着する。ヤレヤレ・・・
 龍山村でお風呂に浸かって帰る。