聖山(ひじりやま) 1,447m、冠着山(かむりぎやま) 1,252m

・日 時  令和5年9月24日(日)
碧南 4:25 = 駒ガ岳SA = 三和峠 9:15 〜 9:50 聖峠 〜 10:15 聖山 〜 11:15 三和峠 =
鳥居平 11:55 〜 12:25 冠着山 13:05 〜 13:25 鳥居平 = 信州まつかわ温泉清流苑 =
かつや岐阜恵那店 = 20:20 碧南
≪聖山 登り 1時間、下り 50分、行動時間 2時間≫
≪冠着山 登り 30分、下り 20分、行動時間 1時間30分≫
・山行記録
 9月中旬になっても猛暑日が連続するという異常気象が続き、下旬になってやっと秋らしくなって来る。 スロヴェニア、クロアチアの海外旅行後は、 疲れてしまって暫く何かする気力が湧かなかったわたぼうと妻であるが、 涼しくなって来たのを機にやっと山に行く気になる。 先ずは軽めの日帰り登山で、残り2座になった信州百名山のコンプリートを目指す。
 残り2座になった信州百名山は中信の聖山と冠着山である。 どちらも標高が低くて冬に登ろうと思っていたが、この際に片付けてしまおうというものだ。 両山共に短時間で登れ、登山口も30分程度しか離れていないので、わたぼうは両山を登る計画を立てる。 移動性高気圧に覆われて快晴が見込まれる日曜日、わたぼうは妻と伴に早朝に自宅を出発する。
緑濃い聖山登山道
 猛暑が収まっての最初の日曜日だけに人出が多い感じである。 何時ものように駒ガ岳SAで朝飯を食べ車に戻るとETC車載器の調子が急に悪くなり、カードの読み取りができなくなる。 ガーン!車載器の取り替えに掛かる費用で結構な出費になりそうだ。 また、一般レーンでもETCで支払いはできるが、ETCレーンを使わないと休日割引がゲットできない。
 麻績ICで高速を降り、コンビニで昼飯を調達してから、先ずは聖山の登山口である三和峠に向かう。 聖湖から三和峠までは道の状態は良いが、可也のワインディングロードである。 三和峠は標高が1200mもあって聖山までの標高差は250m程しかない。 先行車が1台置いてあって、その隣にわたぼうの車を止める。登山準備を整えて稜線道を歩き出す。
聖山山頂から麻績の盆地
 登山道は始めから滑り易い急坂になっている。標高差100m余りの急坂は、久し振りの登山の身体には堪える。 標高1308m峰まで登り切ると、今度は樹林帯の中の殆ど平坦な道が延々と続く様になる。 稜線南側から涼しい風が吹き上げて来て本当に心地良い。 聖峠から再び標高差100m強のやや急な登りが始まり、登り切ると山頂まで7分の標識がある。
 今日は妻の調子がまずまず良好で、予定時間を大幅に短縮して1時間で聖山山頂に着いてしまう。 聖山の山頂は明るく開けていて周囲の展望が良い。 西に北アルプスの後立山連峰、北に善光寺平、南に麻績の盆地を俯瞰できる。 わたぼうは少々お腹が空いておにぎりを食べるが、妻は給水休憩だけである。わたぼう達は約10分で山頂を後にする。
登り易い冠着山登山道
 わたぼうはアイスランドで買った登山靴を履いて来ているが、もう随分と底がすり減ってツルツルになっている。 滑り易い急坂を下っていると、気を付けていてもずるっと滑ってわたぼうは尻餅を搗いてしまう。 三和峠に下るまでに都合3回も尻餅を搗く羽目になる。 下りも妻の調子は良く、一気に三和峠まで戻ってしまう。聖山登山は意外にあっさりと終わる。
 次に冠着山の登山口である鳥居平に向かう。聖湖から東側は県道になっているので、いい道かと思ったら舗装林道並みである。 飽きる程カーブを繰り返していくと、数台の車が止まる鳥居平の駐車場に辿り着く。 もう時間が12時近くであるが、山頂でお昼にすることにしてわたぼう達は歩き出す。 駐車場の案内看板によれば、山頂まで1100mだけである。
冠着山山頂から善光寺平
信州百名山をコンプリート
 始めは荒れた林道を登り、林道終点から登山道を行けば間もなく稜線に達する。 九十九折れに刻まれた登山道は非常に歩き易いが、時々木段が現れて調子が狂う。 山頂までは30分で登り着き、わたぼう達は山頂の一角でお昼にする。 わたぼうは駒ガ岳SAで仕入れたカツサンド、妻はおにぎりである。2人ともスープを買ったので、お湯を沸かす。
 冠着山山頂も善行寺平の景色が良く、眼下に高速道路の姥捨SAが小さく見える。 反対側には遠く八ガ岳方面も望まれる。これでわたぼうは足掛け40年で信州百名山をコンプリートする。 日陰でお昼を食べていたら涼し過ぎる位で、日向で暖まってから山頂を後にする。 歩き易い登山道に下りはあっという間で、たった20分で駐車場に帰り着いてしまう。
 まだ時間が早く、わたぼう達は直ぐに日帰り温泉に行かずに、松川の清流苑まで行くことにする。 ただ、恵那山トンネルの1車線規制では既に渋滞が始まっており、わたぼうは若干迷うものの予定どおり清流苑で入浴する。 入浴を済ますと渋滞は10kmまで伸びており、1時間嵌る。 更に恵那峡SA付近で事故渋滞があり、迂回していると帰宅が遅くなる。