寺院編の解答

NO 質問 解答
四天王とは この世界の中心にある須弥山の中腹にあって四方の天を天を守る神
北:多聞天(毘沙門天ともいわれる)
東:持国天
南:増長天
西:広目天

毘沙門天は戦の神様であるため上杉謙信は旗印に  のを使用していた
仁王様の本名は 仏教の守護神として寺院全体を守っているといわれている
左が 蜜迹(みつしゃく)金剛  阿行像で 口を開いている
右が 那羅延(ならえん)金剛  吽形像で 口を閉じている
これは密教の世界観から来ており、大宇宙は阿から始まり、吽で完結されると考えられている
日本語の五十音が「あ」ではじまり「ん」で終わっているのもこの影響があるようです
口を開く すなわち誕生を示す。口を閉じる すなわち 死亡を示す
阿吽の呼吸が合うはここより息の合ったことをさす
霊場が三十三ヶ所であるわけ 観音様が三十三の身に姿を変えて人々を救うという「観音経」諸説があった
それにちなんで三十三観音霊場が形成されていった
一方八十八ヶ所は空海が修行をした寺が四国にありこれらが設定された
十一面観音の意味するところは インドではあらゆる方向とは十方をさすもので、頭上に十面の化仏(けぶつ)をもち
本面とあわせて十一面になっている
これは十一面神呪経で 十の功徳と果報を観音が授けるとされ現世の災厄を除き
浄土往生ができるとされるため、広く普及した
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脇侍(きょうじ)とは お寺の本尊の脇にある仏様をいう
阿弥陀様の場合は、観音菩薩、勢至菩薩であり
薬師如来の場合は、日光菩薩、月光菩薩である
本尊でこれ以外には東大寺で有名な毘廬舎那(びるしゃな)仏、大日如来等がある
六波羅蜜とは 波羅蜜とは、梵語の音写で「最高の状態」を意味し、到彼岸とも言われる
大乗仏教の菩薩が実践すべき六種の行を言う
1)布施(与えること)
2)持戒(戒律を守る)
3)忍辱(苦難に耐える)
4)精進(たゆまず努力する)
5)禅定(心を安定させる)
6)知恵(真実を正しく認識する)
祇園精舎はどこにありましたか 仏陀が最初に修行の道場を開いたところが竹林精舎であり、祇園精舎はスッダ長者が仏陀のために
立てた場所です。多くの説法がここで行われた。正解はインドです
曼荼羅とは 梵語の音写で「本質を有するもの」の意であるが、諸尊を安置して供養を行う壇のこと
一般には仏、菩薩を配置した図絵をいい、密教で「大日経」に基づく 胎蔵界曼荼羅と
「金剛頂経」による 金剛界曼荼羅が代表である

金剛とは「悟りの知恵が硬く壊れないこと」を意味する。智徳を体現する大日如来を中心とした
諸尊の集まりである。胎蔵界曼荼羅とあわせて一つの宇宙を表現をしている
胎蔵たは「母胎」を意味する。仏の真実があたかも母親の胎内に蔵され、やがて時を得て
出産するような、実存の世界像である。
金剛界の「智」に対し、「理」の表現といえる
卒塔婆とは 梵語の「スツーパ」の音写で、仏陀の遺骨を安置した塚を意味する 塔と略される
釈迦がなくなってからは、仏の所持品や遺髪等を埋めたものをスツーパと言う
これが日本に伝わり、寺院の五重の塔になった。芯礎には仏舎利が分骨されている
死者の供養のために立てる板は卒塔婆といわれるようになった
10 声明(しょうみょう)とは何ですか 仏教儀式で経文を唱えるときに節をつけて歌唱をする。これを声明といい代表的なものに
天台宗でのが有名である。西洋の賛美歌に当たる
これが民衆化されたものが 和讃、御詠歌である
11 戒壇とは 出家して僧になる人に戒律を授ける儀式を行うための壇であり、日本では鑑真和上が東大寺で
聖武天皇等に授けるために最初に設けられた。現在の戒壇院である
 戒律とは
   仏陀により定められた仏教との非行を防ぐための規則をいう
    戒:規則を守ろうと誓う自発的な心の働き
    律:仏教教団を維持する上での規律や禁止事項
12 木魚ができたいきさつは 修行をしているときには居眠りは禁止されている。古来魚は眠らないことよりこの形が用いらられてきた
始めは長い魚の形をしていたがしだいに魚の頭と尾が接する円形となり
その後二首一身の龍頭に変わった。隠元和尚が日本へ持ち込んだといわれている
13 お茶を日本に導入した僧は誰ですか 日本人が、お茶を飲み始めたのは八世紀のころといわれている
聖武天皇は、経典を講じた僧に茶を与えたといわれている
九世紀初頭に最澄が唐より茶の種を持参して比叡山の山麓の坂本に植えて以来各地に広がった
鎌倉時代には栄西が茶種を持ち帰り九州に植えた。これがやがて京の栂尾の明恵に送られて
栂尾茶となった
栄西は抹茶としての飲み方を伝えるとともに茶の効用を明らかにした
京都の万福寺では煎茶の催しが行われている
14 塔の頂上にある飾りは何ですか 塔の頂上には相輪(九個あるので九輪ともいわれる)があり、その先には水煙がある。
薬師寺の水煙には飛天と、奏楽の童子があり、この塔をみて フェノロサは「凍れる音楽」と表現した
薬師寺の塔は「重三重の塔」といわれている。
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五具足とは何ですか 仏前に供える器物(供養具)を意味しており
・香を焚くための 香炉
・生花を捧げる  華瓶(けびょう)
・灯明をともす   燭台         この三種類を三具足(みつぐそく)という
            華瓶、職台が一対の場合は五具足という
これ以外に仏飯器、茶湯器がある
茶道は村田珠光、武野紹鴎は、禅宗より出て僧の修行にしたがって茶の道と参禅とを一体とみなしていた
これを完成した千利休は
「小座敷の茶の湯は仏法を第一と心得て修行し、仏道を成し遂げることにある」と述べている
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天邪鬼とは 天界を乱した邪な鬼神。四天王の一人である毘沙門天によって足の下に踏みつけられた鬼
今度お寺を訪問したときに確認してください
17 お寺の本尊は 大日如来
 全ての仏は大日如来の化身であり、仏法を説いた釈迦自身もこの世を教化するために現れた大日如来の
 姿のひとつである
 遍く照らすという意味の「ビルシャナ」の前に「大」を意味する「マカ」をつけて「マカ・ビルシャナ」と呼ばれる
 密教の聖地である高野山。比叡山、京都の東寺に祀られており、東大寺の大仏も基本的には同じ仏だ
  真言:短い呪文
    金剛界:オン・バサラダト・バン
    胎蔵界:
ナウマク・サマンダボダナンアビラウンケン
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