新薬師寺

春日神社の南にあり、すぐ近くには白豪寺があります。五色椿があり、
4月初旬にはきれいに咲きます


新薬師寺は天平十九年(747)聖武天皇の眼病平癒を祈願して光明皇后が発願したといわれている。

新薬師寺の  新は  「新しい」ではなく、「新たかな」薬師寺という意味である。

当時は南都十大寺のひとつにあげられ七堂伽藍は落雷により焼失し、現在の本堂のみとなった。

本堂の真ん中には、薬師如来が安置されている。

その周りを十二神将が祭られている。

十二神将はかわるがわる守護の任務について衆生を守ることから、時間を表す十二支に配当される

いずれも憤怒の形相をしており、手には刀、弓の武器を持っている。

なかでも 伐折羅(ばさら)大将がすばらしい。この像が切手にも採用されている

  宮毘羅(くびら)は金毘羅の名で知られるインドの神様である

  因陀羅(いんだら) はインダラのことで帝釈天の元梵語を音訳したもの


  十二神将は  京都の広隆寺、奈良の興福寺に名作が残されている・


  なお おたま地蔵尊 が秘仏として香薬師堂に安置されている

     男性のシンボルをつけた地蔵尊です


  所により頭上に十二支のついている仏像もあります