自作5号機を組む

■妻がいつも使っている、わが家の2号機に対して、不満の声を上げました(Celeron300A)。速度そのものより、OS(Win98)が最新の"華のある"XPでないことに気づいてしまったようです。

そこで、手持ちのmicroATXケース&電源を活用して、SocketAの格安PC更新を計画してみました。行きつけのインターネットPCショップのフェイスさんで、格安マザーを探してみました。

■候補に選んだのは、ECSのL7VMM2 v1.1というマザーです。価格は6,970円。性能的にはFSB266MHz、AGPは4xと1世代退行の感はありますが、どうせ最新のCPUは買わない(買えない)し、ビデオカードは載せないしで、これで行くことに決定しました。
 

■CPUは前述のFSBの問題、値段の安さから、AMDのAthlonXP 2000+としました。AMD CPUはK6時代にいろいろ苦労した経緯はありますが、コストパフォーマンス的にはやはりAMDがベター。金銭的に余裕あれば、消音とかいろいろやりたいのですが、今回は時間もないので、BOXで購入してしまいました。しかし最近はバルクでの価格メリットがかなり薄れてきています、通販の場合。メーカ推奨のファンが同梱されてて、ホント便利。

でもAMDっていい思い出ないんだよなあ…。


■以前から、遊休していたPCケースを使ってみましょう。microATXのミニタワーです。往年のフェイスさんの標準ケースだったと思われます。かなりの期間放ってあったので、埃の沈積がすごく、電源ケーブルもかなり苦労して見つけました。電源がたしか不調だった記憶があるのですが、いかんせんあまりに長く放ってあったのですっかり忘れてしまっています(オイオイ)。

■メモリは汎用PC2100のSD-RAMモジュールです。フェイスさんで購入。256Mbyteにケチってしまいました。

ここまでのパーツは、フェイスさんの通販で購入。投資は現状以下の通り。貯まっていたポイントを使ったので、これより約2000円ほど節約できました。

ECS L7VM2 v1.1

\6,970

AMD Athlon XP 2000+ BOX

\8,170

DDR SD-RAM PC2100 256MB

\4,670

\19,810

 

■通販で送られてきた部品を眺める瞬間が一番デへへの瞬間(意味不明)。microATXマザーの箱はあいかわらず小さく、ATXの「どうだ〜、買っちまったぁ〜」という感慨にはとぼしいです。ELITEのマザーはわが家では、P6IEATに続いての2枚目の参入かな。

■毎回のことながら緊張するCPU装着。ファンの止め金具を装着するのは、マザーボードに負担をかけまいとするあまり、よけいに負担かけているような。メモリも無事装着できました。

■わが家初の100G超え大容量ハードディスクを奢ることに。IDE133でなるべく安価品をということで、意外にもIBM社製に。価格は\12,800であった。加えて値段は張るが、リムーバブルケースに納めることにした。色はなぜだかその日の気分で黒を購入しちゃったよ。ラトックシステム社製、結構高いんだよなあ。
■マザーをPCケースの中に納めて、ハードディスクや、遊休のCD−ROMを装着。FDDは搭載を見送りました。フロッピーを使う際には、ネットワーク経由で他のPCを使おうと割りきりました。CD-ROMブートを使ってのOSインストールも最近のマザーでは問題ないでしょう。。


■LANも装備されたマザー、付属のコネクタパネルを使う必要がありました。事前にPCケースに装着しておいたが、どうもしっくりフィットせず。寸法精度なのか、取付ばらつきなのか。何せ古いPCケース、その間にATX規格も変更されたのか!?そんなバカな!?
■部品装着が完了。ディスプレイ、マウス、キーボードを仮組みして、電源が入るか確認するが…。

うっ、見なれた起動画面が出ない。画面は真っ黒。電源ファンも回らず。マザーの電源インジケータも点灯していないことから、どうも電源がおかしいぞ。


 

■インターネットで、電源単体でのチェック方法は、「グリーンと黒を短絡して稼動すること」とご教授いただき、早速試してみると、やはり電源部はうんともすんともいいません。電源部の修理にトライするパワーもないので、ヤフオクで放出品を探してみることに。結果500円で中古品を入手することができました。これで、ようやく電源を投入することができるようになりました。

 

■無事にBIOSでのCDブート設定も出来て、FDDなしで直接CD-ROMドライブからOSをインストールできました。

後日談ですが、友人からCeleron1.2GHzのCPU&マザーを「タダ」で譲っていただけることになり、このAthlonXP2000+は私が使うことになりましたとさ。

 

■稼動を始めた自作5号機。わが家で最速、最大容量。現在自作2号機のリソーセスを移設中。メインマシンとして使用することになります。