いったい何が必要になるのかね

 サーバーとして使うパソコンのハード的な準備作業は、とりあえず終えました。消音、低消費電力化などトライしたいことはいろいろありますが、まずはサーバーとしての稼動開始に注力することにしましょう。前述の日経ネットナビに、意味不明な一文がさらりと記載されています。

 「なお、今回の記事は、フレッツ・ADSLなどのブリッジタイプのモデムにパソコンを直結し、パソコンにグローバルIPアドレスが割り振られていることが前提。ルーターを使っている場合は、あらかじめルーターの設定変更が必要だ。」

 う〜ん、これがさっぱり分からない。やむなくインターネットで先達のご苦労を閲覧させていただくことにしました。いろいろとご教授いただいたのは、「自宅サーバーを立ち上げるぞ大作戦」でした。このページがあったおかげで、いろいろ回り道をせずにすんでいると思います。また私が常時接続で利用しているケーブルテレビ、CATCH関連のホームページ、「キャッチフレンズのホームページ」もたいへん参考になりましたので紹介させていただきます。

 いろいろ調べてみると、どうもプロバイダー(私の場合、KATCH)が自動的に割り振ってくれるグローバルIPアドレスをまず確認することが必要なようです。加えて、このグローバルIPアドレスを、立てようとしている自宅サーバーに一意的に割り当てるために、「IPマスカレード」あるいは「NAT」という機能が必要らしい。現状の単純なハブだけで構成されたわが家のネットワーク構成では、その機能が使えないため、サーバーを立てることは不可能。実現のためには前述の機能を持ったルーターと呼ばれる機器が必要になるようです。

 CATCHが割り振ってくれているグローバルIPアドレスを調べる方法ですが、便利なページがあるらしいです。「確認くん」というページなのですが、アクセスすると、グローバルIPアドレスなどの情報が表示されるというものです。しかし、OS情報などもブラウザから吐き出されているのかと思うと、ちょっとゾッとしますね。下の赤い囲みが、その時点のグローバルIPアドレスです。

 いちおうCATCHさん、もれなくわが家のPCにもアドレスを振ってくれているようで妙に感心いたしました。ただしルーターを設置していないため、このアドレスが真のグローバルでないことは後日知ることとなりました。

 次に、ローカルIPアドレスを調べてみることにしました。わが家では、4台のパソコンをハブを介してインターネットに接続しているのですが、DHCPサーバーという機能で、個々のパソコンに対してローカルIPアドレスが割り振られているとのことです。「スタート」メニューから、「ファイル名を指定して実行」を選び、

を入力すると、ウインドウが開き、該当のネットワークアダプタと「詳細」をクリックすると、

 赤い囲みが、そのパソコンの「ローカルIPアドレス」です。ルーターを介した場合は、ルーターがローカルネットワークの窓口になりますから、DHCPサーバー機能をルーターが持っており、各端末のローカルIPアドレスはルーターが割り振ることになるようです。現状のわが家の単純ハブの構成では、恐らくCATCH側にその機能があり、CATCH側で割り振ってくれているようですね(推定)。

 世界で一意の「グローバルIPアドレス」とサーバーに付与する「ローカルIPアドレス」を結びつけるルーターなる機器を選定・設置させるのが次のステップになるようですね。

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