Guitar amp  なんちゃってChamp製作記 そのE                    2017.5.20   Katou@ 刈谷
<エンクロージャーの製作(Part2 ツイード貼り・部品組付け)>
完成したチャンプ
<  完成した「なんちゃってChamp」 >





ギターアンプ 
FENDER Tweed Champ



超!!!!有名なギター アンプです。

エ リック・クラプトンが数々の曲を
ツ イードチャンプ
で 録音しビッグヒットを生み出したことで
知られる小型アンプです
  
<オリジナル・外観>
   
【 オールドFederの外観 】
   フェンダーアンプの特徴
  ・オールドフェンダーの特徴はなんと言っても黄色クロス模様のツイード生地張りです。
  ・生地の上にラッカーを塗った仕様もあります。

<ツイード生地の貼付け>
  ・接着剤は木工用速乾ボンド(黄色瓶)を用います。
   普通品に比べ粘度が高く、染込み汚れのリスクを低減でき接着力も向上します。
   木材側に刷毛で塗布します。
  木工用速乾ボンド

  ・裏板から作業を開始しました。
   接着剤を塗布した裏板を切り取った生地に乗せしっかり押さえ付けます。
    裏板に生地を貼る  アルミチャンネルは真空管の熱で裏板が反ることを防止する部材です。

  ・折り返し部を接着します。
   旗金を用いてコーナー部をしっかり押え付けます。 端面がピン角に接着できます。
  折り返し部の接着  四隅は予め面落ししておきます。

  ・乾燥待ちの裏板です。
   端面ごとに乾くまで旗金で押え付けておきます。
  乾燥待ちの裏板  生地からはみ出した接着剤は濡らしたタオルで直ぐに拭取ります。

  ・次にエンクロージャーに掛かります。
   先ず側面です。 木材側にたっぷりボンドを塗り、位置を合わせながら生地を乗せてしかり手で押し付けます。
   生地は金尺とカッターで真直ぐに切出します。 切り口がうねると繋ぎ目が見苦しくなります。
  エンクロージャー側面の貼付け  クロス模様の方向に注意します。

  ・バックパネル側の処理状況です。
   裏板取付け部材まで生地を被せます。
  後側面の処理  現物に合せ少しづつハサミで正確切断します(汗)。

  ・Rコーナーの処理です。
   1.各面の折り返しを合わせます。
Rコーナー処理 
   2.Rの頂点を通過する様にカッターで切込みを入れます。
Rコーナーの処理2

   3.内側に多い目にボンドを塗り強く押さえ貼り合わせます。
Rコーナー処理





  ※ポイント
   ・カッターの切り込みは真直ぐになる様慎重に行います。
   ・ボンドは生地から染み出す程に十分塗布します。
    (生地の黒い部分が水分を吸って変色しますが、乾燥後に戻ります)
   ・乾燥するまでとにかく手で押さえ付けます。
    生地を汚さない様薄いゴム手袋を装着して作業します。
   ・1Rコーナーづつ処理し、乾燥したら次のコーナーに進みます。

  ・反対側側面です。
   先ずは平面を貼ります。
  側面貼付け  シワを出さないよう十分確認し、旗金で乾燥するまで押さえます。

  ・次に上下面に生地をを貼ります。
  1面づつ空気層が残らない様、慎重に貼ります。
上下生地貼付け
     少し違う角度から。
上下生地貼付け
  重ね合せ部は輪郭がはっきり出る様角材の角で押え付けます。
重ね合せ部の処理





  ※ポイント
   ・重ね合せ部の生地模様が交差方向となる様、向きに注意します。
   ・生地は金尺とカッターを用い真直ぐに切断します。
    (外観に現れる部分ですから慎重に作業します)
   ・重ね合せ部の段差をはっきり浮上がらせます。
    半乾燥状態時に角材の角を押付けて段差の角を立てます。
    あまり強く押付けると生地が破れますので、力加減を調節しながら
    慎重に作業します。

<小物部品組付け>
  ・先ず底足を木ネジで取付けます。
  底足の取付け  ギャレットオーディオさんで購入した部品です。

  ・キャリーハンドルと「Fender」銘板の組み付け状況。
   ハンドル前後位置はアンプの重心を確認して位置決めしました。
  キャリーハンドルと銘板取付け  こちらもギャレットオーディオさんから入手した部品です。

  ・スピーカーバッフルとアンプを組込み、最後に裏板を組み付けます。
   <背面>
  背面  赤いコードはSPケーブルです。
  <前面>
  前面 完成しました ワ―――ヽ(・∀・)ノ―――イ。

   < 製作記そ のFに続く                                                    
            −次回は性能測定を予定しています−      
                                 
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