ういろうとお嬢さん

世知辛いお話
ウソ日記に書いてた小話、ごく一部で人気(?)だったので独立したけど、死者が出たので終わった
絵もあったけどヘタレ絵なので恥ずいから消した、話の内容もかなり恥



第1話

ういろう 「ところでお嬢さん、私はういろうの精霊ですよ?」
お嬢さん 「ほほう、なるほど、そうかそうか、ならば金をくれ」
ういろう 「厳しい世の中でございますなぁまったく」
お嬢さん 「ふむよろしい、ならば金をよこすがいいさ、ほれカモン金」
ういろう 「世知辛い世の中でございますなぁまったく」
お嬢さん 「そう言うなよ、まぁこんな世の中で金をくれたっていいじゃないか、ギブミー金」
ういろう 「世の中は激しく乱れまくっておりますなぁまったく」


ういろう 「ところでお嬢さん、私はういろうの精霊ですか?」

お嬢さん 「世の中金よ、金次第で何にでもなれるもんさ」
ういろう 「なるほど、ありがとう、いい勉強になった、お金をあげよう」
お嬢さん 「ほいよ、あんがとさんよ、ういろう」
ういろう 「ちっちっち・・・お嬢さん、今日の今から私は生まれ変わることにしたぜよ!金を使って!」


だがしかし、ういろうはお金を全部お嬢さんにあげてしまったので何にもなれずういろうのままでした



第2話

ういろう 「ところでお嬢さん・・・」

お嬢さん 「ああ?金の無い奴が気安く話し掛けるなよ、貧乏がうつる」
ういろう 「・・・」



第3話

(連載してた時にはこの回から絵がついてました、もう消しちゃったけど、絵があると思って読んでね)


お嬢さん 「・・・お前誰だって?・・・お嬢さんってことになってるんだが」
ういろう 「厳しい世の中でございますなぁまったく」
お嬢さん 「黙れ、犯すぞ、貧乏外郎」


ういろう 「・・・ところで、私がういろうですか?」
お嬢さん 「知るか。」
ういろう 「厳しいお嬢さんでございますなぁまったく」


お嬢さん 「ところで、お前の顔は何だ、食えるのか?」
ういろう 「近所の×××おじさんに作ってもらった、ういろうでできたマスクですよ?食えますよ?」
お嬢さん 「私の組織の秘密情報によると中身は少女らしいな?」
ういろう 「・・・」
お嬢さん 「・・・見せてみるがいいさ」
ういろう 「それだけは勘弁していただきたい・・・絵がまだできてないわけじゃないですよ?」


絵が少ないことについて・・・

お嬢さん 「・・・絵を描いてってリクエストがあってから結構な時間があったのに絵が少ないな、しかも手抜きっぽい」
ういろう 「無気力な人ですなぁまったく。」
お嬢さん 「お前が言うな、絵はまだ追加する・・・らしいが、そんなことより金をくれ」
ういろう 「・・・」



第寿話

ういろう 「ところでお嬢さん、私はお嬢さんにお金をあげてしまってから何も食べてないので空腹ですよ?」
お嬢さん 「ほほう、なるほど、そいつは大変で心配だ」
ういろう 「・・・」
お嬢さん 「心配だ」

ういろう 「食べ物をください」
お嬢さん 「金をくれるならあげよう」
ういろう 「無いです、お金」
お嬢さん 「そうか、心配だ」
ういろう 「・・・」

ういろう 「どうにかなりませんかね?」
お嬢さん 「ういろう、どうにかするのはお前だ」
ういろう 「何故に私がどうにかするんでございましょうかまったく、今回ばかりは命にかかわることなので真剣な質問」
お嬢さん 「昔の人はこう言った、飯が食えねーならういろうを食えばいいのよ、と」
ういろう 「・・・」

3分経過

ういろう 「・・・う」
お嬢さん 「気付いたようだな、さあ食え、すぐ食え、たんと食え」
ういろう 「か・・・顔を・・・食えと・・・くっ!!、前回で設定を明かしたばかりにこんな事態になってしまいましたよ?」

ういろう共食いの危機



第5話

ういろう 「ところでお嬢さん・・・まだ私は絶食しているわけですが」

お嬢さん 「顔食えよ」
ういろう 「そ・・・そいつはできねぇぜよ、お嬢さんよ、この顔は武士の魂が刀であるが如く、私の魂でありますからご勘弁」
お嬢さん 「いいから顔食えよ」
ういろう 「顔を食べる以外の選択肢の出現は無いんですか?」
お嬢さん 「金をくれたらな」
ういろう 「無いです、お金」
お嬢さん 「そうか、じゃあお前が飢え死にしてお終い」


ういろう 「ぅ・・・うおー!わ・・・私は誇りを捨てても魂を死守する覚悟でありますよー!!?」
お嬢さん 「む、ういろう!貴様!飲食店のゴミ箱に接近して・・・ま、まさか!こいつはやばい、いろんな意味で!」

ういろう 「こんな誰が見てるのかわかんないようなお話で何をしようが関係ねー!ですよ?ね??」

ういろうがゴミ箱に手を伸ばしたその時、屋根の上に妖しい影一つ

怪しい影の奴「待つんだういろうさんッ!!」


ういろう、次の話までまた絶食



第6話


お嬢さん 「ああ?誰だ?」
怪しい影の奴 「ういろうさん!お弁当を持ってきましたよ、お食べなさい」

ういろう 「・・・」

怪しい影の奴「む、感動のあまり絶句しているようですが、遠慮しないでください!、お金は要りませんよ!」
お嬢さん 「だと、食え、無料だし」

ういろう 「・・・」

怪しい影の奴「・・・?」
お嬢さん 「・・・」

ういろう 「・・・」






お嬢さん 「死んでる、こいつ」

怪しい影の奴「・・・?」

お嬢さん 「飢え死にしてお終い」

怪しい影の奴「・・・!?」





オーノー





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