麻雀戦術 

中級編 5.食い仕掛け

例題.
 

 例題の手牌で、上家からが切られました。
 チーと食い仕掛け出来ますが、どうしますか?

 をチーと食い仕掛けをした後、手牌に残る面子を考えてみますと、
 のペンチャンとのカンチャンだけになります。
 この2つのメンツは、形としてはあまり良くないので、
 その後に、を食い仕掛けて、
 最終的に、
 
 のペンチャン待ちになる可能性が高いです。

 このようになった場合、待ちも良くないですし、
 守りの面からも、3フーロもしているので、残りの手牌が少なく、振り込む危険性が高いです。

 食い仕掛けは、
 食い仕掛けができる牌が出たら、何でも仕掛けるのではなく、
 残るメンツを考えて、手牌に好形が残るようにして、
 守りの面からも、2フーロしてテンパイしなければ、食い仕掛けをしない方が良いです。

 例題の場合は、が出ても、の形が好形ですので、食い仕掛けをせずに、
 のペンチャンかのカンチャンから食い仕掛けて、テンパイするのが最善です。

 
 

 混一色などの一色手のときは、食い仕掛けを利用したくなりますが、
 逆に、なるべく面前で行く方が良いです。

 東3局 南家
 

 混一色などの一色手の場合、
 捨て牌などで、普通より他家に狙いが分かってしまいますので、
 ここで、オタ風のが出て、食い仕掛けても、
 相手もなどの役牌は、簡単に切ってこないはずです。
 このまま、役牌が付かずに混一色でアガっても、2,000点か2,600点なので、
 オタ風のを食い仕掛けずに、から食い仕掛けて、なるべく面前志向で行くのが得策です。

 このように、食い仕掛けは、
 待ちが苦しい形から食い仕掛けて、手牌に好形を残して、
 2フーロまででテンパイするように、考えながら、打ってみてください。


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