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今回の話題「うなぎ」
夏ばて解消と言えば、やっぱりこのにゅるっとした身体の鰻(うなぎ)。
ここ沢田屋では、鰻は注文を受けてから捌きはじめる。
そのため、注文を受けると「お時間がかかりますがよろしいですか?」と
伺う事にしている。当世、忙しい方が多いのか、こういうと、さっさと
別のメニューを注文される方がほとんどである。
こちらとしては、作るのがめんどくさいとか、いやがらせとかそういう訳では決してない。
ちなみに、大体、15分から20分ほどお待ちいただく程度です。
おや?と思った方、いますよねぇ。
だって、鰻をさばいて、焼いて蒸して焼いてたれ付けて焼いて.....。
なんて20分で出来るわけないじゃないですか?
実は、この鰻、関東と関西では作り方が大きく違っているのです。
今、私が紹介した手順は関東風。
関西風は、鰻をさばいて、白焼きにして、たれを付けて焼く。これで出来あがり。よって、大体20分程度で出来あがりだったりする。
味わいも、関東風のふんわりとして溶ける感じというよりは、
パリッとして香ばしく、ウナギの風味が強く出ている感じです。
ちなみに、ここ沢田屋では、裏にこっそり生きた鰻をイケスに飼っていて、
必要に応じて、つかまえ調理をするのです。活きの良い、出来たてホヤホヤの関西風ウナギの蒲焼をご賞味してみてください。
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