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今回の話題「たこ」
今年の夏は、三河湾ではたこが獲れて獲れてしょうがないらしい。
おかげで、価格が大暴落。平年の7割安。
とはいえ、旬の食材。美味しいことに変わりはない。
ここ沢田屋でも大量に仕入れた。
この、たこと言うのは生であんまり食えるものではなく、
一遍茹でる事になる。仕入れたたこを、まずは大鍋で沸かした湯で
ざっと茹でる。そうすると、あの赤い色が出て、歯ごたえなんかも出てくる。
で、一般にお客に出すのはたこの足の部分。いわゆる頭の部分もまずいわけではないのだが、この部分は、お店のスタッフが食する事になる。
(当然これを書く私も食した)
さて、こうしたたこ。
普通はお客さまには、お刺身などで食べていただく。
他にはせいぜい酢の物か。ところが、今年は大量にあるせいか、
今回は醤油と味醂で甘辛く煮て、突出しにしたり、おつまみにしてもらったりと
大活躍である。
でも、煮たたこなんて、ただでさえ硬いのに、いっそう硬くならないかと
気になる方もいるでしょう。当然、秘密が一つ。
梅干を一つ入れて、一緒に煮るのである。
これで不思議とそれほど硬くなくいただける。
夏の沢田屋の名脇役たこ。いつまで活躍してくれるやら。
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