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今回の話題「冬瓜」
冬と書くくせに何故か夏の野菜「冬瓜」
まぁ、名前の由来なんかは調べれば、どこにでも出てそうなので省略。
また西瓜(すいか)やメロン(これも瓜)と違って瓜なんだけど
生で食べても、別段、甘いわけでもなく、さほど美味しいものでもない。
が、こいつを料理すると、非常に美味しい。
得に、何が美味しいって、旬の魚のアラと一緒に煮こんで、
薄めの味付けをして仕上げると、また絶品。
味付けの仕方によっては、チョットした具だくさんの和風スープに早代わり。
この冬瓜が、すべてのうまみをギュッと吸って、よく煮込んだ
おでんの大根のよう。
しかし、よく煮込んでも、その冬瓜のシャクシャクっとした歯ごたえは
そのまま。
この歯ごたえと、うまみの妙が冬瓜の一番の楽しみだ。
さらに、冬瓜のみならず汁の一滴までも飲み干してしまうほど。
しかも、この冬瓜、夏野菜の特徴である体温を下げるという効果もあるので
夏の暑い時期にアツアツの煮こみを食べても、意外と、
汗だくにならないのもまた嬉しい。
こうして今日も冬瓜スープを飲んであつぐるしい日本の夏を過ごす。
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