ゲーム

・天外2の思い出 七・
♪夏が来れば〜思い出す〜
というわけで唐突にMy best RPG『天外魔境2』の思い出でも語ってみんと欲す。
今回、ついにアノ男の狂気が姿を現す!

箱庭城

【丹波:箱庭城】

パーティキャラ
卍丸 カブキ 極楽 絹


暗黒ランを二本切ったことで京の周囲から暗黒ランの根が消えたため、京は以前よりも盛況になっていた。
そんな中に貼り出されたデューク・ペペの手配書。
これは一体何なのか?と貧民区へ聞き込みに行くと、どうやら根の一族がデューク・ペペを逃亡者として追っているらしいこと、 浪華に暗黒ランが咲いたらしいから西の丹波から浪華に向かってほしい、ホテイ丸は先行して向かったとのことを教えてもらえる。
かつて根の将軍として千年前同様、一国を与った男がたった一度の敗走で逃亡者扱いとは、ね・・・。
と思いながら丹波への峠をくぐると、いつもの三博士のヨミへの業務報告が。
どうやらデューク・ペペは丹波の国に潜伏しているらしい
・・・ってオイ!まさか狙いは・・・。
そんな予想どおり、丹波にある数少ない施設の一つ、赤川神社を越えた先の橋向こうに小さい人影が。
デューク・ペペ

デューク・ペペ

ペペは開口一番、卍丸“達”への恨み節を吐き出す。
「久しぶりだな!俺の顔を覚えているか?
お前が覚えてなくても俺は、あの日から一日だって忘れたこたぁないよ!!
そうさ!お前達に最愛の妻バーバラを奪われた砂神城のデューク・ペペだ!
覚悟しろ!!」


復讐に燃える男キタコレ!って感じで強いのかと思ったら・・・硬いだけで強くはないです(´・ω・`)
だが、この丹波には先述のように道中に施設がほとんどなく、道中の回復手段はそこかしこから湧いている泉だけ。
しかも当たりハズレが激しい(-ω-;)
それゆえ、ペペ戦での消耗はまるで真綿で絞め殺すかのように精神的負担がじわじわと大きくなるのだ。
そんなこんなでペペに手傷を負わせると、根の一族が放った追っ手が現れ、ペペは逃亡してしまう。

その後、ペペ戦での消耗を補いつつ、次の施設、青口神社を越えると、また橋向こうに小さい人影が。
デューク・ペペ

デューク・ペペ!

ちょっと羽が傷付いているのは追っ手にやられたからなのか?
そして、再び口から吐き出される恨み節・・・おや?ペペのようすが・・・
「お前達のおかげで、妻を失った・・・
お前達のおかげで、国に帰れなくなった・・・
お前達のおかげで、味方に追われる毎日だ・・・
もう俺には卍丸。お前達しかないんだよ。
愛してるよ!!


おめでとう!
はげしいにくしみはゆがんだあいにしんかした!

でも相変わらず硬いだけで強くはないペペ・・・(-ω-`)
またしても追っ手に追われて逃亡。
 そして丹波を南下していくと、再び橋向こうに小さい人影が。
デューク・ペペ

デューク・ペペ!!

追っ手にやられて、ボロボロ・・・。
もうやめて!ペペのライフは0よ!
ところがどっこい、精神が肉体を凌駕して元気です(ジャソプバトル漫画理論)。
そして、『このジョルノ・ジョバーナには夢があるっ!』とばかりに吐き出されるペペの夢。
「生きててくれてうれしいよ!卍丸!
他の誰にもお前達の命をやりたくないんだ!
この俺の手でお前達の首をねじ切りたいんだ!
それが俺の生きがいだ!
妻の墓の前に、お前達の首をでーっと並べるのが夢なんだ。
かわいい夢だろ?


全然かわいくないデス(´・ω・`)
今回は少し強いものの、相変わらずのペペ・・・(>ω<;)
またしても追っ手に追われて逃亡。

 そして、丹波の最南端、つまり浪華への入口に行くと、砂嵐が邪魔をして進めない。
・・・アレ?この現象、どこかで?と近くの鹿の子村に行くと・・・。
先行したはずのホテイ丸が砂嵐で足止めを喰らってました。
村人に聞き込みをすると、最近村ではコソ泥による生活雑貨の盗難が頻発し、その犯人は多分、最近村はずれに急に建造されたほったて小屋に住み着いた小汚い男だという。
件の小屋に行くと・・・案の定出てきました
デューク・ペペ

デューク・ペペ!!!

追っ手にやられた傷は癒えたのか、グラフィック的には元気そう。
しかし、かつて根の一族の将軍だった男が、こんなほったて小屋に(´・ω・`)
「待ってたよ、卍丸
おまえたちのために何日もかけて、心をこめてこさえたよ。
どうだ?俺の箱庭城は!
小さくて情けないだろ?
俺みたいだろ?
だけどお前達はここから生きては出られない・・・。
約束するよ、もう出られない・・・。
やっと妻の供養ができる!
さぁ、俺の目の前であがいてくれ!
できるだけみっともなくな!!」


そういうや否や、かかってくる!わけではなく、最奥部に引きこもるペペ。
ヲイヲイ、こんな長屋数軒分程度の小屋から出るなんてわけないぜ?
と最奥部のペペに向けて歩を進めると・・・
数歩歩くごとに雑魚とエンカウントΣ(゚Д゚;)
これが何を意味するかというと、火の一族の自然回復の恩恵が得られにくい波状攻撃を受けるということと、 誰かが戦闘不能になろうものなら、その復活までに何度も雑魚敵と戦う必要があるということ(復活には十歩程度必要なので)。
精神的には酸素の切れたボンベを背にスキューバーダイビングするような切迫感と隣り合わせ(((((;゚д゚))))
 でも火の一族を甘く見ちゃいけない!
途中途中にある宝箱の中身(1両とか手拭とか、盗品?)にゲンナリしながら、ペペの前まで行くと・・・。
「げっ!よくここまで来れたな!?
くそっ!俺のさびしい一生もここまでか!

・・・・・・なんてな!!!!
悪いけど、また逃げさせてもらうよ。
ヒキョー者と呼んでくれ!!
オクビョー者とののしればいい!
今日負けても、明日負けても、地獄の底まで追いかけて、
つきまとって、くらいついて、お前達一人残らず叩き殺すまで、
何度でも、何度でも、挑んでやるよ!
どうせ失うものなど、何もない!
そう!お前達のおかげでな!
それじゃまたな!!」


そのまま去ろうとするが、ふと思い出したように振り返り・・・
「愛してるよ!卍丸!」

そう叫んで箱庭城から脱出するペペ。
その背中を見つめながら、極楽が言う。
「おい、卍丸!
色んなヤツから愛されて幸せだな。
アイツの命がけの愛に応えるには骨が折れそうだな・・・。
寝首をかかれないようにしなよ。」

勘弁して下さい(-ω-;)
ともかくペペが去ったことで、浪華への入口を塞ぐ砂嵐が消えたので、ホテイ丸と共に浪華へGO!

・・・つづく



なんか、このペペっていうキャラ。
外見はおいておいて、姿勢そのものはダークヒーローみたいだね。
愛するものの復讐のために、全てを・・・プライドも捨てて
這いつくばってでも仇を倒そうだなんて。
時代が時代やったら、ヤンデレとかいわれとったかもしれへんけどな。
卍丸の首抱えて「これでやっと二人きりになれた」とか。
うっ!
そういう風に聞くと、途端に背徳感が・・・。

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