一日だけの王様 :字幕作成者のノート

日本語字幕第3稿までは、スペイン語−英語、イタリア語−英語、の自動翻訳から作っていました。ガルデッリ盤CDに付いているまともな英語対訳で日本語字幕改訂稿(第4稿)を作るにあたり、第3稿からの修正箇所は数え切れないほどありましたが、今更校訂報告するまでもないかと思いますので、改訂稿に関してのみ記します。

最新版では字幕がイタリア語/英語/日本語で切替可能になっています。

ボーカルスコアでイタリア語字幕表示のタイミングを調整しています。その表示タイミングは英語も日本語も共通で使っています。イタリア語に出てくるアクセント記号などの「ダイアクリティカルマーク」は字幕作成環境の制約があり、全て省いています。そのイタリア語台本ですが、ネット上で最初に見つけた物には第2幕に落丁(!)があったりしたので、出所が複数になっています。台詞は皆共通のようですが、ト書きには差異が有りました。

英語字幕は基本的にはCDの対訳どおりですが、一部文節の順序を変えたところはあります。手打ちですのでタイプミスは残っているかもしれません。

日本語字幕は英語字幕から起こしたわけではないので、以前の訳と英語対訳が一致していなくても、明らかな誤訳でなければそのままに残した箇所がかなりあります。やや残しすぎたかな、とも思っておりますが。

イタリア語台本、英語訳、日本語訳、を横並びで見えるようにしたものが、 Regno_4.doc になります。訳すにあたり問題になった箇所、後悔の残る箇所には吹きだしの形でコメントを書き込んでいます。このWord上の英語訳は、イタリア語台本に英語字幕データをはめ込んだものなので、ト書きの英文はCDの対訳から写しましたが、CDの対訳にあるト書きでもイタリア語台本に無いものは反映されていません。日本語訳も同様で、ト書きは英文のままとしました。

字幕データ作成手順などはこちらになります。

 

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