子育て戦争記(1歳後半)



1歳健診から始まって、心配事がいっぱい。母親としての自信もなくして、体調も崩してもう限界! 「子育ては体力勝負!」を身をもって実感し、自分の体力の無さを恨む毎日。こんな母親の辛さを知ってか 知らずかほのほのますますヒートアップ!あなたは本当に女の子なの?!もう少しおとなしくなんない?

1歳半健診 親子教室 入院するほのほの トイレトレーニング ますます凶暴化するほのほの


1歳半健診

育児書に「そろそろ言葉が出てくる頃。」とかかれる時期だが、ほのほのは一向に喋ろうとしない。欲求は行動で 示すタイプらしく、それでも理解されないときは泣き喚く。母親のわたしは、ほのほのの行動でだいたい何がしたいのか 分かるので、喋らなくても困らない環境を提供してしまったらしい。(そう思えるようになったのはずっと後)しかも、 相変わらずの乱暴者で近所の子は一人残さず全て泣かしたつわもので、ほのほのを見ただけで逃げだす男の子も出てくる 始末。そんななか「1歳半健診」のお知らせが我が家にも舞い込んだ。

健診会場で静かに健診をうけるとは思えなかったが、早速周囲の子のおもちゃをとろうとして問題を起こす。検診を 受ける子の数が多いので待ち時間も仕方が無いが、のけぞって泣き出して大パニック!どーにかこーにかなだめて、いざ 面接!しかし、ほのほのは目の前の積み木をずーっとやり続け、面接にならない。保健婦さんの話し掛けには一切応じず、 ひたすら積み木に没頭して、面接は終了した。次に内診。服を脱がせると泣き喚き、押さえつけての内診となった。お医者 さんには、「この子は、言葉がでるまえに自我が発達しちゃってるから、お母さんは大変ですよ。」と言われる。「本当に 大変なんです。」と泣きつくと、「今が一番大変なときですよ。」と言われる。生まれてからずーっと大変なんだけど?・・・ と思う。

どうにかこうにか健診を終了すると、個別に保健婦さんに呼ばれた。「言葉の発達が遅い。」というのと「母親である 私が大分参っている。」ということで、市でやっている発育が遅れ気味の子を対象とした「親子教室」の参加を勧められた。 とりあえずいってみることにした。


親子教室

保健婦さんに気軽に相談事をしたり、お母さん同士友達になる場の提供ということで、開催されている教室だが、ほのほのが すぐ、お友達からおもちゃをうばったり、泣かせたりするので、こちらは気が気じゃない。うしろをついてまわって、トラブルの 事前回避に余念が無い。そんなことを気にもせず、母親同士しゃべっている人たちを見て、あんなふうに出来たら、もう少し楽に 子育てができるのに・・・と自分の性格を恨んだり、でもあーはなりたくないと思ったり・・・。ということで、この教室では、 ストレスばかり溜まってしまい、あまり得ることがなかった。友達は一人もできなかったし、保健婦さんに相談事も出来なかった。 ただ、ここでも「このタイプの子はお母さんが本当に大変です。頑張ってくださいね。」と激励された。どうやら、ほのほのは、 プロから見ても大変なタイプの子供らしい。育て方を間違えたかな?


入院するほのほの

ほのほのを産んでからすっかり丈夫に体質改善されたと信じきっていたが、産んでから1年半すぎると、丈夫だった体もだんだん もとに戻ってきた。そんななか、咳と38度台の熱が直らず、ふらふらな日が1週間ほど続いた。ほのほのには、こんな私に近づいて 欲しくなかったが、そんなわけにもいかず、いつも一緒にいたら、案の定移してしまった。同じ医者で見てもらっていたのだが、 ほのほのも、38度の熱が1週間ひかず、黄色い鼻水もすさまじい量でるので、辛い体を引きずって、総合病院の小児科にいった。 とりあえず、薬をもらって、「これで熱が下がらなかったら、検査しましょう。」といわれた。三日後、熱が下がらないので、多分 入院だろうと思い、かばんに荷物を詰めて病院にいったら、案の定「肺炎」であった。近くの医者でずっと一緒に見てもらっていた ときには、「大したこと無い」の一点張りだったけど、肺炎+中耳炎になっていた。ほのほのは、気管支が弱い(4ヶ月のとき入院したときに 先生に言われた)ので、注意しなかればと思った。10日間の入院後、3ヶ月間の通院を経て、肺炎+中耳炎完治!風邪はこじらすと 大変である。


トイレトレーニング

1歳8ヶ月ごろから、急にパニックになって泣き出すことが多くなった。最後におしっこをして落ち着く姿から、 どうやらおしっこがしたい状況にパニックしている感じがしたので、泣き出したところで強引におまるに乗せて、おさ えつけてみた。しばらくしておしっこがでたので、「ここでちーするんだよ。」と教えたら、ほとんどしゃべらない ほのほのも「チー!」はいえるようになり、トイレトレーニングが開始される。ほのほのは、おしっこが出たあとに 教えるタイプでなく、出そうな気がすると「チー!」と叫び続けるタイプなので、1時間に10回とかトイレにいきたがり こちらも大変であった。特に散歩に出ても「チー!」と叫びだし、家のトイレに座らせるまでわめき続けるので、ほのほのを 抱いて、家までダッシュの日々が続く。車に乗せてもすぐ「チー!」と叫びだすので、1ヶ月は外出すらままならない日々が 続く。失敗は少なかったが、実際出ないということがたくさんあった。しかし、1ヶ月ぐらいで落ち着いて、他の事に比べたら 比較的早く、オムツ離れ完了であった。おしっこが完了した1ヵ月後ぐらいに、自発的にうんちもできるようになった。 トイレトレーニングだけは、比較的順調にいった気がする。布オムツだったのが、早かった一因かな?と思ったりする。 とりあえず、トレーニング中は、暑かったので、トレーニングパンツはほとんど使わず、古いタオルで作ったパンツをはかせて 失敗したら履き替える。床は拭く。を徹底していた。開き直っていたので、失敗したからっておこることは全く無かった。 ただ、上手く出来るとこっちもすごくうれしかった。

その後、ほのほのにこんなことを言われた。「ほのちゃんがおもらしするとね。おかあさんはぞうきんでふきふきするの。」 ほのほのは、「おもらし=ぞうきんでふきふき」というイメージらしい。もし、「おもらし=おかあさんに怒られる」というイ メージだったらこんなに順調にオムツは取れなかったか?とこの言葉を聞いたとき思った。


ますます凶暴化するほのほの

言葉はでないで、思ったことはすべて行動に移すほのほのは、ますます凶暴化していく。近所のお母さんから「そんなこと すると、○○ちゃんが一緒にあそんでくれなくなるよ。」とか言われ、母親の私が傷ついたりした。こっちがどんなに頑張っても、 ほのほのの凶暴なところは直らないから、仕方が無いんだけど、全部自分が悪い気がして・・・。

「小さい子が、乱暴したり、わがままだったりするのは、それもひとつの個性です。その子の親が悪いんじゃない。」わたしは、 ほのほのの子育てを通じて実感しました。3歳ぐらいまでの子が乱暴したり、わがまま言ったりしてるのは、絶対に親が悪いんじゃ ない!だからって何をしてもいいわけじゃないけど、その子の親は、そのことで充分すぎるほど自分のことを、責めてたりするから、 周りの人はやみくもに「親が甘やかすから。」とか、「あの子乱暴だから一緒に遊ぶのは止めよう。」とか言わないで欲しい。やられる 子のお母さんには、やる子のお母さんの気持ちは分からないと思うけど、やる子の母親も自分にはどうしようもないレベルでの出来事を 申し訳ない気持ち一杯で耐えています。なるべく、やらないように最善な策を尽くしながら・・・。

わたしは、他のお母さんと話すことなく、ひたすらほのほののあとを追いかけ、ほのほのがあげた手を止めていました。 わたしができるのはこれだけだと思って・・・。お友達のおもちゃを欲しがり、泣き喚くのがあまりひどいので、そのまま抱 いて帰って、家の中で一緒に泣く日々も続きました。何でこの子はお友達と仲良く遊べないんだろう。すぐ乱暴するんだろう。 我慢できないんだろう。涙があふれて止まらない日々。そんな中、すっかり体調を崩し、医者通いになってしまった。こんなとき 母親が強く構えていなければいけないのに。母親失格とますます落ち込む。でも相変わらずほのほのは乱暴者です。


★ 2歳前半 ★
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