愛知県碧南市 「元気ッス!へきなん」 特設ステージで行われるイベント

「元気ッス!へきなん」について

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メイン会場周辺 特設ステージでは市民による手作りのパフォーマンス

演奏を聴く観衆

<特設された各ステージを見てまわる。時間も早いことがあってか、観衆の入りはまだまだ少ない。舞台上に立つ表現者達からは「この日のために練習した」という一所懸命さが伝わる。晴天に恵まれた夏の日、碧南市民待望の「元気ッス!へきなん」は、のんびりとした時間を愉しむ> 晴天に恵まれ、強い日差しを避けるのか、日傘を差した人を見かける夏の日の今日。時間は怠惰な気分で眠くなる午後3時過ぎである。 市役所駐車場に特設されたサブステージでは、吹奏楽による演奏の披露が始まっていた。 演奏者達は、おそろいのシャツを着て、「今日という日を待ちわびた」感が伝わるが、どこかぎこちない雰囲気。 野外というオープンな場で演奏するのは慣れていないのだろうか? 演奏者達の緊張感がこちらまで伝わってくる。 少し離れた南側のステージでは、流行の重低音が腹の底を突いてくる。観客の方は、なぜか若いお母様の姿が多い。一緒に頑張ってきた子供たちの晴れ舞台を見守るためにだ。 リズムに合わせて若い女の子達が跳び上がって「ストリートダンス」を踊る。幼げな雰囲気残る女の子達なのに、動きだけはプロフェッショナルな技。その対比がなんとも面白く、観衆の目を惹いている。 イベント本部に近い、一番寂しそうなステージに向かった。ドンドコ、ドンドコと勇ましい和太鼓の熱演。 バチが飛んできそうなくらい迫力、なのに見ている人は少ないのは勿体ないことだ。 おかげで私は、彼らの迫力なパフォーマンスを間近に見ることが出来た。 小太鼓を叩くおばさまの眉間に皺が寄る。真剣な空気に見ている私も皺が寄る。 どのステージも市民主体という”手作り感”が伝わって、「元気ッス!へきなん」が市民参加の祭というのは本当のようだ。

ヘボト自画像2004年度の新しいこと 「元気ッス!へきなん」

ゴミの分別を指示するボランティア

第2回 「自発的ゴミ分別」

碧南市は近隣都市に先駆けてゴミの問題に関して取り組み、高い関心を持って行動している。20以上のゴミ分別類を決め、立ち当番制を導入したことは画期的なことであり、碧南市民の深い理解と環境への高い理想なしには成し得ないことである。 2003年度の「元気ッス!へきなん」も、碧南市民の環境への姿勢が表れ、会場内のゴミ分別を来場者にお願いするという形を取っていた。 だが、実際には「環境への志低い人」が微少ながら存在し、ボランティアの方々が会場の雰囲気を壊さぬように、黙々と清掃活動を行っていた事は誠に残念である。 そこで2004年度は、より厳しい姿勢で取り組むことになる。会場内に大きな緑のボックスを並べ立て、真横には簡易流し台まで用意する徹底ぶり。ボランティアの方々は後ろに仁王立ちの姿。 他人任せにするのではなく「来場者が自発的にゴミ分別をして下さい」という毅然とした姿勢は、碧南市の環境意識の高さを如実に表すものであり、碧南市の誇りある精神である。

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