愛知県碧南市 「元気ッス!へきなん」の総踊り 仮装した貴方は一体誰?

「元気ッス!へきなん」について

碧南市役所前の大行進

市役所前に車は消え 顔に強張り さて向こうからやって来るのは…

お揃いの衣装で踊る子供達

<碧南市一番の賑やかな通りも封鎖され、一帯は静寂に包まれる。「タタタッ、タタタッ…」と遠くから鼓笛隊の勇ましいリズムが近づいてくる。威風堂々と「元気ッス!へきなん」の旗が掲げられて始まるパレード。仮装した子供達の一団が列へと加わり大行進に発展。「総踊り」で夜まで踊る> 封鎖された碧南市一番の通りは、非日常的な程に静かだった。「いい?いい?」と確認を求める声が大きくなる。 観客のざわめきは無く、これから何かが始まるという緊張感だけが伝わり出す。 怖くなるくらい静まりかえった通り。東の方角には得体の知れない大勢の気配。ほんの微かに太鼓の行進リズムが聞こえてくる。 軍隊ともセーラーズともつかない服装をした2人が「元気ッス!へきなん」の大きな旗を掲げる姿。 背後には鼓笛隊、青いボンボンを振りかざして進行を始める。さあ、これが 「元気ッス!へきなん」の序幕である。 名曲、「元気ッス!へきなん」の音楽。仮装行列とも取れる奇異な恰好をした集団が次から次と。 チンドン屋、一輪車曲芸、三味線と三度笠、ちゃらぽこ車、顔黒塗りコックさんと、皆、思い思いの仮装で通りを行進する。 伝わってくるのは、「この日のために!」というエネルギー。ひとつの仮装一団が通り過ぎる度に、沿道の観衆は体力を消耗させていく。 行進は午後6時で無事終了した。これで終わったとパンプレットを見て、愕然とした気分になる。 彼らは単にオープニングアクトに過ぎなかった。この後、午後6時30分より、167団、約5200人が参加する「総踊り」が待っているのだ。 総踊りは18分踊って7分休憩、それが5セット続き、終了は審査・発表を含めて午後9時終了。 オープニングの踊りでさえ、凄かったのにこのあと5000人規模の総踊り…。エネルギーの有り余る、まさに市民の祭りなのだ。

ヘボト自画像2004年度あたらしいこと「元気ッス!へきなん」

クロアチアの様子を伝えるパネル

第3回 「クロアチア共和国」

2005年に行われる「愛知万博」では、1市町村1国フレンドシップ事業として愛知県内の市町村にそれぞれ参加国とパートナーシップを結ぶ事を求めている。 碧南市のパートナー国は「クロアチア共和国」である。そのため2004年度の「元気ッス!へきなん」では、市庁舎内のロビーで「クロアチア共和国」の様子を伝えるポスター・パネル展が開催された。 「クロアチア共和国」は”欧州の火薬庫”と呼ばれたバルカン半島に位置し、90年代においてもユーゴスラビアからの独立戦争がおこり、不安定な政情を抱えた国。 近年、ようやく戦火から復興し”アドリア海の宝石”と言われる所以の美しい街並みも戻ってきた。 万博終了後も碧南市とは、友好な関係を続けて頂きたいと思わせる魅力的な国である。

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