愛知県碧南市 開始は大浜七つの寺の鐘音 林泉寺で迎えるイベント開始

大浜てらまちウォーキング

鐘を聞き招き猫が誘う

鐘の音、境内の熱気、真っ白な招き猫に負け スケジュール変更をする

色付けされた招き猫

<「林泉寺」に着いたのは午前9時30分ほんの少し前。前々日から立てたスケジュール通り。 「大浜てらまちウォーキング」イベント開始前から既に賑わっていたで発見する「三河土人形 絵付け」の文字。真っ新な「猫型」が私の心を揺さぶる。参加料500円を握りしめる私> 発表を待つ小学生たちとその親だけの騒がしさではない。この林泉寺入口には畳一畳ほどもある和紙に、 ”三河土人形 絵付け体験会場、参加費500円(持ち帰り出来ます)”と書かれた案内のせい?  白いテントにはたくさんの人、何やらモソモソと時を待つようである。 テントの入口には芸術家らしき風貌の方。合図と共に次々と消えていく白い物体。 よく見ると、その白い物体は猫の形をしている。残り3体…。 私のスケジュールでは、イベントの始まりである、大浜7つの寺の鐘が一斉になる様子を見る事が林泉寺に来た目的である。 しかし、9時30分になろうとも鐘の鳴る気配は一向にない。気になる…ジッと私の方を見ているような白い猫型。 残り、あと2つ。私は我慢出来ず、財布から500円を取りだす。

林泉寺の鐘が突かれる

<作業場となる白テントの下では、選んだ土人形別にテーブルが分かれていた。参加するみなさんは、皆真剣な面持ちで猫型に絵付けしている。見本があるとは知らず、勝手に色を付ける私の背後には、ムッとした表情の先生、恐ろしき…> 私は勝手が分からずオロオロしていると、可愛い声をした女性の先生が、「絶対に塗料を服に付けないでください。絶対に!」 と細い筆を持ってきてくれた。可愛らしい声で、何度も念を押すのでドキドキする。 先生が念を押した理由は、私が真っ白なシャツを着ていたからなのに。猫型に色を付け始める。 どうゆう模様にすべきかと、慎重に筆を降ろす。とたんに”ボ~ン”と大きな音、イベントのスタート合図である鐘の音が鳴り響いた。 驚いたため、あらぬ方向に筆が進んでいる。「これはまずい。何とか補正は…」と試行錯誤していると、招き猫づくりに参加しているみなさんの視線が痛い。 小学生の女の子がアゴで指した方向には先生の作った見本があった。みなさんの手には同じ模様の猫…。ムッとする先生の顔。

ヘボト自画像次回予告 第4回 『ひげの住職さんと甘酒』

カイヅカイブキの下に集まる人々 計画にない事をしてしまった事により、私が金曜日から立てていた綿密なスケジュールは崩壊してしまい、意味をなさなくなっていた。 隙間を許さず、1つ狂えば全て狂うという構成が問題だったようだと後悔する。三河土人形の絵付け教室が終わったのは午前9時57分。 山稲荷社で行われている「矢作川しじみ汁」の無料接待は午前10時から限定300杯である。 他で行われる無料接待とは違い、この「矢作川しじみ汁」のチャンスは一度だけ(他は午前・午後とある)だから、予断を許さない。 しかし同じ時刻の午前10時には、西方寺でギターと大正琴の演奏がある。名刹「西方寺」であるからして悩む。■第4回『ひげの住職さんと甘酒』

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