愛知県碧南市 退屈な毎日から非現実的な世界を愉しむ 「大規模火力発電所」

臨海工業地帯

大規模火力発電所

まるで遺跡のような世界 不思議な感覚に囚われ現実逃避する愉しみ

遺跡のような景観

<巨大な建造物の下に花の咲く楽園。まるで何千年も人目に付かなかった遺跡のような光景。非日常を味わいたければ、平日に訪れる事をお勧めする> 産業道路を南下すると、現れてくる巨大なキューブ群。国内最大級といわれる火力発電所だ。 見る者を威圧する大きさ、ジーといった音が精神を不安にさせる。そんな火力発電所わきに庭園がある。 芝生広がる地に、色彩豊かな花々、遺跡のような噴水。敷き詰められた石の上に3つの椅子のみ、置かれている。 「目の前の光景は現実か?」と自らに問う。非現実的な世界に、時間の感覚は麻痺する。

見学会にて、薄暗い内部

<季節事にイベントが行われる花の楽園 『たんトピア』。なかでも発電所見学は人気あり、すぐに予約を! 薄暗い構内に巨大なタービン。未来の宇宙ステーションってこんな感じだろうか?> 大規模火力発電所に隣接する楽園には、実は名がある。『たんトピア』という。毎年、麗らかな季節になると、たくさんの人で賑わい、面白いイベントも開催される。 なかでも人気なのが、火力発電所内の見学。見上げる程の高い天井、人が小さく見える巨大なタービン。モクモクと水蒸気を発する煙突。 常日頃の生活では、目のする事の出来ない世界が広がっている。見学は予約制で受付が始まるとすぐに人数枠が埋まる。 情報を聞きつけたら、すぐ予約を!

ヘボト自画像ヘボトの「如是我聞(にょぜがもん)」

野鳥観察の塀

「野鳥を観察する」

たんとぴあの庭園から、産業道路を跨ぐ歩道橋を渡って歩くと、視界が広がり出す。眼前に現れるのは、野鳥を観察する庭園だ。 木製の壁にある覗き窓から、静かに覗くと野生のままの鳥が見えるという凝らした趣向。ピヨピヨッと鳴く鳥の声、ポカポカした陽気、 南から吹く心地よい潮風に堅く緊張した心も穏やかに。ビオトープの中に架けられた木橋を爽快に歩く。アクセスに若干手間がかかるこの場所ゆえに訪問者もあまりいない。 人知れず、のんびりと時間を過ごしたい人にはオススメな場所である。

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