ワールド概要
うわさの魔境は、北部の大陸(誰か名前付けろよ−−→では、エグザイル大陸
by大見)にあります。
大陸全土を覆う程には大きくはないようです。
最近この魔境の北西にエルフが住んでいる森がある事が明らかになりました。
ハイドロス帝国にとっては、この地図の海峡までが版図のようです。
推測ですが南部大陸(誰か名前付けろよ−−−では、ハイドロス大陸 by大見)の全土が、帝国の版図だと思われます。
古代文明のひとつは、ハイドロスの地で起こったことが明らかになっています。
魔法が栄えた文明でしたが、魔法の暴走によるマナ(魔法力)の枯渇で文明が維持できなくなり、衰退の道を辿りました。
ただし、某大陸にあったとされるカストゥール王国とは異なり、この文明は、ハイドロス帝国として今に存在しつづけています。
ゼーファン王国は、もとは、ハイドロス帝国の住人であることが歴史の記録として残っています。
過去のどの時点の出来事かは不明なのですが、魔法の暴走の悲劇よりかは時代が新しい出来事ではあります。
ハイドロス帝国は基本的に「ソーサラー」の国でありました。
彼ら魔術の使い手で支配者だった「ソーサラー」は、ことごとく自然の力をねじ伏せて利用するのが通常の発想でした。
しかし、自然との調和を求めるシャーマン達は、ソーサラーのやり方を批判し、ついには争いになったと言われます。
そして、シャーマンの高名な一派は、帝国を脱出し北の大陸に希望の新天地を見出す事を決意します。
そして、現在のゼーファン王国を建国しました。(そういえば、湖の騎士制度とかの仕組みっていつから芽生えたんだろ?誰かフォローしろ。とくに香川先生)
アーク法国は、最もあたらしい国です。ひとりのファリス神官戦士が、魔境ラウドリネスにあった廃都を復活させて魔の勢力を退けたことから始まりました。(吟遊詩人の歌に物語として語り続けられています)
この国の入植者達も、元はハイドロス帝国の人々であったことが知られています。
帝国暦 | 王国暦 | 何年前 | 出来事 |
0 | 2626 | 魔法帝国建国 | |
2125 | 501 | 魔力の暴走により、帝国崩壊 | |
2173 | 453 | ハイドロス帝国の元となる国の誕生 | |
2375 | 精霊使い達、北の大陸に | ||
2375 | 0 | 251 | ゼファーン王国建国 第1の(ゼフィーリア)湖、誕生 |
50 | 201 | 第2の(ゼフィーリア)湖、誕生 | |
100 | 151 | 第3の(ゼフィーリア)湖、誕生 | |
150 | 101 | 第4の(ゼフィーリア)湖、誕生 | |
167 | 84 | 聖者アーク、ファリス神を降臨させる 炎の精霊獣、消滅 | |
2575 | 200 | 51 | 第5の(ガーブス)湖、誕生 |
2615 | 240 | 11 | 帝国北東部にて、大地震が起こる |
2625 | 250 | 1 | 第6の(レイ・アス)湖、誕生 |
2626 | 251 | 0 | 新年 |
地名
人物
アーク法国は、最もあたらしい国です。
ひとりのファリス神官戦士が、魔境ラウドリネスにあった廃都を復活させて魔の勢力を退けたことから始まりました。
(吟遊詩人の歌に物語として語り続けられています)
この国の入植者達も、元はハイドロス帝国の人々であったことが知られています。
ゼーファン王国は、もとは、ハイドロス帝国の住人であることが歴史の記録として残っています。
過去のどの時点の出来事かは不明なのですが、魔法の暴走の悲劇よりかは時代が新しい出来事ではあります。
ハイドロス帝国は基本的に「ソーサラー」の国でありました。
彼ら魔術の使い手で支配者だった「ソーサラー」は、ことごとく自然の力をねじ伏せて利用するのが通常の発想でした。
しかし、自然との調和を求めるシャーマン達は、ソーサラーのやり方を批判し、ついには争いになったと言われます。
そして、シャーマンの高名な一派は、帝国を脱出し北の大陸に希望の新天地を見出す事を決意します。
そして、現在のゼーファン王国を建国しました。(そういえば、湖の騎士制度とかの仕組みっていつから芽生えたんだろ?誰かフォローしろ。とくに香川先生)
もともと、水の精霊獣が居着いてしまい、水の精霊力を吸われてバランスを崩していた土地だった。
泉を作り出す方法を発見した精霊使いだか、魔道士が、建国の祖となったような話が有る。
水をめぐる争いを統括し、泉を作り出す技術を管理、発達させる為。(へたに、水の精霊獣に手を出して暴走されても困るので)
そして、かぎられたチャンスを確実に物にするように出来るだけ優秀な騎士を育てる為。
などの理由があり、王政になったようです。(秘密が漏れるのを防ぐ)
精霊と冒険と伝承の国にしては、伝承が淋しいので、ゼファーン王国の伝承を募集してみたら面白いのではと思いのっけてみます。
例(ほとんどデマ?)
「雷の剣」伝承値:12/16(書いてない分が判る)
帝国より渡ってきた、魔法戦士が携えていたという雷を放つ剣。
雷の精霊を宿していたといわれる。(は?雷の精霊なんぞいたっけ?)
彼はバルキリーと深い仲となり、それがもとで嫉妬に狩られた精霊王に雷に打たれて死んだという。(ほー。精霊王てなんだ?)
しかし、彼の剣は、ネルミスナスの聖なる頂で彼の子孫を待ち続けているという。(ん?精霊との子?)
この伝承の真実は?
新しく出来た「レイ・アス湖」に、植民ラッシュとなっている。
ただし、それに伴う混乱もある。
人間達と同じように水に引かれて集まってくる危険なモンスター達、
それを追い払う為に冒険者/騎士団が駆り出されている。
崩れた精霊力の正常化に伴う、揺れ戻り(逆に水の精霊力が強くなったり)。
しばらくは(安定するまで)、精霊力のバランスが乱れているか?
また、不足する労働力も問題であり、他国からの植民者の受け入れも考えられているが、、、、、
泉の騎士の戦いでビックビレッジ(王国にとって唯一のまともな港町/貿易港)にも被害が出た為、
思うように貿易による取り引きが出来ないでいる。
王国に悪意を持つもの達にとっては、作戦は失敗でも王国に最低限のダメージを与えたと言える
#そーいえば、ジェロモ村から西に「レイ・アス湖」まで伸びる道の建設が始まったが、その途中に不思議な食堂が出来たそうです。
若夫婦だけで切り盛りしている割には、豊富なメニュー。
辺ぴなとこにあるのに大概の希望の料理が出てきます。
東から「レイ・アス湖」に立ち寄る場合は、寄ってみてはどうです?
伝承知識(目標値20)
デルケイオスの「12の楔(くさび)」または「アースクランチャー(大地をかみ砕くもの)」
はるかなる昔、まだ古代魔法帝国が栄華を極めていたころ。
今のゼファーン王国の東には「シャルケット」という魔道士が治めていた半島があった。
しかし、その時の魔道皇帝?の不評を買った為に、デルケイオスの「12の楔」により半島ごと海に沈められたという。
その時、天空より突き刺さる牙のごとき楔により父なる大地は引き裂かれ、母なる大海に飲み込まれたという。
今でも、ゼファーン王国の東には、その時出来た断崖絶壁と巨大な楔が残っているという。
定かではない、はるか昔の物語。
その1:皇帝について
ブリアス・ロケム・オズディ5世 二代前のハイドロス皇帝です。
彼はハイドロス帝国がある大陸「ハイディス」の統一に武力で成功しました。
自己中心的で何事も力ずくで押し進めた人物で、その強引さでハイドロス帝国の”強大で何事もその力で押し潰す”といった、今の悪いイメージを決定ずけた人物です。
ユージン・ロケム・オズディ 先代のハイドロス皇帝です。
ブリアス5世が新たに獲得した領地の整備に努力しました。ブリアス5世とは違って、まわりの意見を尊重した政治を行いました。
彼もはじめは先代と同じで自分中心的の性格でしたが、初めて恋に墜ちた平民の女性の影響で徐々に周囲のことにも気を配る性格になっていったようです。
しかし、二人が結ばれることはありませんでした。父のブリアス5世が別の身分が高い女性との縁談を強引に進めてしまった為、皇太子妃として彼女を迎えることができなかったのです。
縁談が決まったとき、彼女は既に妊娠していました。
このまま側室として宮殿に入れても正妃との関係や、産まれた子供が男だった場合、生母の身分により長子であるにもかかわらず、皇位継承権順位が低くなる等の理由でつらい思いをさせたくなかった為、帝都から離れた土地へ送り出すことにしたのです。
そのとき生まれる子の身分を証明する物として、一振りの魔剣を持たせました。その後、彼女が産んだ子供がギデオンでした。
ユージンは正妃にも誠意を持って愛しましたが、二人の間に子供が産まれず、後に”隠し子”のギデオンを跡継ぎとして呼ぶことになったのです。
年齢が50歳を越えたとき、これが潮時とばかりに帝位をギデオンに譲って、現在は皇太后と余生を満喫しています。
ギデオン・オズディ 彼は現在のハイドロス皇帝です。
16歳の時、彼が住む地方を襲った大災害により母が他界、それを契機に父が残したという魔剣を持って冒険者となり、行方不明と言い聞かされてきたの父を捜す旅に出ます。
その後、跡継ぎが生まれない皇帝ユージンに帝都に呼び出され、皇帝によって自分の出生の秘密を明かされるのでした。
その2:大まかな政治情勢
現状宮殿内ではハイドロス帝国をより良い国にしていこうとしている皇帝側と、身分重視で自分達の利益だけしか追求しない貴族達(元老院かあるかどうかは未定)の対立があります。
皇帝側は反対派の貴族が帝国内でとても大きな力を持っている為に簡単に排除できず、
反対派の貴族達は現状ある30の領主達をまとめているのが皇帝であり、
迂闊に排除した場合、帝国が崩壊しかねないので、あまり大胆な手段を講じることができないといった状態にあります。
また、現状ではブリアス5世の時に広がった領土を安定させるのと宮殿内の勢力争いで精一杯の状態で、
他国を侵略するほどの余裕はありません。皇帝側にそのつもりもありません。
その3:皇帝ギデオンの評判
皇帝ギデオンは元平民の冒険者とあって、民衆が彼に寄せる期待はかなりの物です。
皇太子時代に行った「グリーンヘル平定」の遠征が(先代ユージン帝の発案でしたが)彼の人気を決定づけました。
しかし、ギデオンが元平民の冒険者であることから、その政治力を疑問視する声もなくはありません。
ただ、皇帝側に付いている宰相が優秀なだけだというのです。
帝国、、、それは、古代魔法帝国の遺産を受け継ぐもの。
帝国、、、それは、力と力の闘争の歴史の産物。
かの大陸において、あの古代魔法帝国の混乱から立ち直った国があった。
その国は、我こそは古代魔法帝国を次ぐものと宣言し、隣国に侵略を始めた。
その戦力は、魔道士達は当然として、古代魔法帝国の遺産達も当然のように使われた。
隣国も同じように遺産の力を借り、我こそ真なる後継者と唱え、遺産対遺産の凄絶な戦いとなった。
流星を呼ぶ空飛ぶ船、無数のゴーレム達、異界よりのデーモン達、魔力により操られた、ドラゴン、上位精霊、そして死者達、また偉大な魔法装置も再び使われ、天空を動かし、大地を鳴動させた。
戦い敗れた国はすべてを奪われ、降伏した国は、遺産を奪われた。
そして、長き戦いは、今の帝国の基となるハイドロスが、支配する遺産の数で有利に立った。
そして残る隣国に対し、遺産を差し出すか、滅ぼされるかをとうた、、、。
そして、ハイドロスは帝国を名乗るようになった。
この帝国は、遺産の力の傘の下に成り立っている国である。遺産=力である。
遺産の管理/発見をする為、魔術師ギルドが発達している。
帝国魔術ギルドは、各領地のギルドに対し支配のネットワークを使い、各領地の魔術師ギルドで研究/発見された魔術の技術を回収し、少しだけフイードバックさせてコントロールしている。各領地の魔術ギルドには、必ず帝国の魔術ギルドの派遣者がおり、実際の監視もしている。
また、魔法生物によるスパイ的なことも日常的に行われている。
帝国は、各領地がまだ遺産を隠していないか常に監視/調査している。
各領地には、まだまだ遺産の力は残っているはずである。
各領地は、遺産の力で帝国の支配を脱することを考えている。
遺産を管理する為に、税は重く、一般の生活は楽ではない。
遺跡に関しては、厳しく、基本的に帝国領内で見つけた遺跡は帝国のものである。
そこで発見したものも、危険なものはすぐに没収、そして、町に入る毎に、10%の税を取られる。
そもそも、放浪者を善しとしていない。
大概の町に配備されている魔法を探知するクリスタルドッグが(知名度:13、ML:2、ゴーレム)魔法の強度に応じて反応(光る)し、知らせることになる。
帝国には、大きく別けて3タイプの領地がある。
元がハイドロス国の皇帝直轄領
当然保有する遺産の数も多い。各地より集められた。
領民の暮らしは、楽なのかな? (自分の領地を優遇すれば楽だな)
継承者戦にて敗北し、ハイドロス貴族により支配された領地
遺産が有ることが多い。継承者戦で破壊されたものもある。
遺産の管理/保管/修理/発見などで金を食い、 税が重い場合が多い。
(砂漠の真ん中の遺跡を一部隊で守っていないといかん)
継承者戦では、降伏しある程度の自治権を得ている領地
遺産が無いことが多い。もとから無いから降伏したとか。 帝国に接収されてしまったとか。
領地内に有力な産業が有れば豊か。
基本的にどの領地も同じように帝国に上納金を収めている。
きちんと税さえ納めていれば好きにやれる?これは主に遺産の管理の為に使われる。
つまり、帝国魔術師ギルドの運営費になる。(ただし、危険な遺産/遺跡を反逆者などに盗まれないようにするのは領主の役目。)
継承者戦が一段落した後、大陸に点在する遺産を管理する為、時の皇帝がハイドロス国内の有力な貴族に対し、どこどこの地に赴き、何々の遺産を管理/保管/修理/発見をするのだと命令した。
その代わり、その地の統治権を与えると。 貴族達は、自分達の領地で好き勝手にやり、、、、やりすぎた。
貴重な遺産の管理を怠けたり、取り扱いを間違えたり、新たに発見した遺産を暴走させたりした。
功名に焦ったりし、不十分な知識で遺産に手を出したからだ。
まだ、古代魔法文明のレベルには技術は追いついていなかったのだ。
そこで皇帝は、遺産の管理と魔法技術の発達の為に帝国魔術師ギルドを整備し、各領地の魔術師ギルドを通し遺産を直接管理するようになった。
帝国魔術師ギルドの目的は、
・所有している遺産の管理/維持。
・新たな遺産の発見/確保。(ここで諜報能力が必要となる)
・遺産/魔法技術の研究。(これは、際限無い金食い虫である)
帝国魔術師ギルドの支配者はやはり皇帝だが、実質上、十賢者?達によって運営されている。
十賢者達は大半は良識派だが、ギルド全体としてはエリート意識丸出しの研究馬鹿が多い。
各領地(各領地の魔術師ギルド)で目覚しい功績を出したものが、中央(帝国魔術師ギルド)に集められている。
政治的には中立だが、皇帝が研究費を削ると言ったら、、、、(しかし、巨額の税がここに消えていっている。)
各領地の魔術師ギルドの立場はさまざまである。中央からの監視はあるが。
政治的な勢力としては、皇帝一派、元老院(ハイドロス貴族、各界の有力者の集まり)の二極である。
元老院メンバーは、地位、財力、そして魔力が有り、手飼いの兵、魔道士、そして遺産を持っていることが多い。
彼らは、自分/達の権利を守る為なら何でもやるだろう。
各領地においても、今までは上納金さえ収めればどんな治世をしてもお構い無しであったが、ギデオンの代になって、口出しをされるようになった。
そのための、インスペクターなる組織までつくって。
ハイドロス帝国のイメージは、旧ソ連/ロシアで遺産は核です。
簡単には使えなくて危険。そして、維持管理が大変。
皇帝 対 元老院がいいかなと思っています。
理由は、魔術師ギルドにすると、いきなり魔術が強力で、一枚岩になり易くて厄介すぎるからです。(魔術師達がそろって皇帝に向かって「メティオ」というだけで終わるかも知れん。)
皇帝側に魔法の援護が無いとか、、、やっとれんかな?
あと、魔術師ギルドの目的をどうするのか?が難しいかな。
元老院(貴族・各界の有力者達)なら、いろいろな派閥が有りそうだし、貴族主義との対決も出来ます。
各自、自分の思惑にしたがって同盟したり、足を引っ張ったりします。
自分の勢力を伸ばす為にいろいろやりそうです。(これが彼らの目的)
魔力についても、自分の領地の魔術師ギルドにも影響力はあるだろうし、自らも魔道士かもしれません。
ギデオンさんは、脇田氏の設定を尊重しようと思っていますが、こんな感じになるのでは。
ちょいと整理です。なにぶん私個人(大見)の主観的な見方なので、ここは違うと思ったら指摘してください。私的には、マスターがこんなシナリオをやるけどこの国でしか出来ない、この国ならやり易い、といった特徴が出るといいなーと思ってます。各国のイメージを出す為に項目で別けてみました。
<国名>
<アーク法国>
<ゼファーン王国>
<ハイドロス帝国>
<西の商業国家>は?
@ギルド、シーフ、財力、取り引き?。
A冒険のスタイル/目的 冒険者のスタンス/心構え
B冒険の例
C冒険者の目標例
D国民性/気質
E国の目的/方向性
○ 盗賊ギルド: SWにおいて「盗賊ギルド」は、ある種の秘密結社のことを指しています。
石工や鍛冶屋の職能ギルドとは異なり、非合法な存在です。
アレクラストの盗賊ギルドは、その構成員の多くが「盗賊」技能の保有者であるようです。
しかし、純粋な盗賊だけが、複雑な裏社会の主人公ではありません。
裏社会で生きてゆかざるをえない連中は実に様々なのです。
盗賊以外の裏で生きる存在を認めて、受け入れた組織は急速な拡大を遂げ、世界的なネットワークを持つ組織に成長しました。
3つの組織が大きな組織的盗賊ギルドとして知られています。
これらの組織は、単純な盗賊だけからなるギルドではありません。
必要とあれば、魔法や奇跡の行使も行えると言われます。
そして、社会のあらゆる場所に権益を得ています。
これらの裏社会の組織の存在を、多くの人が知っています。
しかし、その真実の姿を知る者は、その構成員でも無い限り、多くはありません。
▲ 盗賊ギルド「レッド・バッカニアーズ」:
表向きは、船乗りの互助組織を謳っています。
真実の姿は、裏家業として殺しや誘拐、奴隷の売買などを行っています。
ギルドの構成員は、暗殺者、暗黒司祭・ダークエルフ、山賊達、そして海賊などです。彼らは、港のある街に組織の支部を置くようです。
組織の本部は、ハイドロス帝国の魔境の近くにあったと噂されています。
帝国皇太子による魔境の掃討の真の目的は、このギルドの本部を探し出すことにあったとも噂されます。
暗黒神の宗教団体に金銭の融通や、物資の補給を行っていると言われます。
その見返りに、ギルド幹部は、暗黒司祭のボディガードを手に入れたと言われます。
ギルドの頭領は「レッド」とだけ呼ばれる人物です(構成員は、敬いと畏怖の念を込めて『レッド様』と呼ぶ)。どのような人物かについては、その姿や男女の区別も分かっていません。
ただ、恐怖政治による力の圧政を行う人物であると言われます。
そして、暗黒神を通して、魔神との命の盟約を交わし永遠の命を手に入れたと言われます。
「レッド」は、ハイドロス帝国の有力貴族の幾人かの弱みを握っていると噂されます。
その貴族のひとりは、魔境の南に領地を持つ貴族であるというのがもっぱらの噂です。
最近、飼い犬として支配している貴族に、即位したての若き皇帝に対して、叛乱を起こさせようと企んでいるという噂です。
彼らの戦力の主なものは「暗殺者」です。毒の使用に長けた盗賊と暗黒司祭の組み合わせがよく用いられます。
構成員は、体のどこかに、赤い碇の刺青が彫ってあります。
▲ 盗賊ギルド「ホワイト・ベア」:
交易商人が取り引きの談合をおこなうために結成した互助組織です。
交易商の商売柄、大勢の熟練冒険者との交流があります。
彼らの裏の商売には、盗品を扱う、盗人市場の運営などがあります。
また、遺跡の遺品や、貴重な魔法の触媒などの取り引きも牛耳っていると言われます。
大抵の街には、彼らの支部が置かれています。
また、大規模な支部を置く街には、裏取り引きに通じた領主が街を支配していることが、多いです。
領主自身が構成員であるのかもしれません。
彼らのもっぱらの関心事は「商売の儲け」です。このために、各地でチャ・ザ教団との確執および抗争が起こっています。
チャ・ザの説く「幸福の分かち合い」と真っ向から対立するために、争いになるのです。
チャ・ザ教団が、田舎の貧しい土地で、特産品の奨励と支援を行っていたところ、事業が軌道に乗りかけたタイミングを見計らって「ホワイト・ベア」が支援する大資本が、事業を乗っ取り生産を独占した事件がありました。
この事件の対立は、今でも続いています。
現状では「ホワイトベア」が事業を独占し続けているようです。(チャ・ザ僧侶は、力で解決するのを良しとしないために、現状では打つ手が無くなっています)ある意味で、穏便にいこう、なあなあ主義が彼らの主義・主張です。
しかし、権益を犯されたときの彼らの復讐にはすさまじいものがあります。「儲けは一握りの者に」が彼らのポリシーなのです。
彼ら自身は、私兵の類いをわずかに所有しています。たくさんの傭兵が必要なときには街で冒険者を雇います。彼らは、街の衛兵団に対しての最大の出資者です。
構成員は、体のどこかに、白の熊の刺青が彫ってあります。
▲ 盗賊ギルド「グリーン・クロウ」:
表向き、芸人の互助組合です。
数多くのバードを抱えているのも事実ですが、一芸に秀でた盗賊達も集っています。
「訳有りの」精霊使いも多くが、このギルドを拠点としているようです。
この手のギルドには珍しく、グラスランナーの構成員を積極的に受け入れています。
「獣の部族」と呼ばれる部族が、故郷を追われて流浪の部族となった時に自らを「グリーン・クロウ」と名乗ったのが始まりと言われます。
しかし、「獣の部族」がギルドの始まりであったことを知る構成員は、いまやほとんど居ません。
彼らの存在は、社会の表からも裏からも「無視」されています。
騒ぐに足りる存在とは見なされていません。
原因のひとつは、決まったアジトを持たないことがあるかもしれません。
ギルドの支部は一団の「サーカス小屋」と評される馬車の一団です。1〜2月に一度街から街へと移動してゆくのです。
(ジプシーという呼称は、彼らのためにあるかもしれない)
彼らの商売(裏というほどでも無いので、裏家業とは言わない)は、もちろん「芸事」です。
ギルド支部である「サーカス小屋」は本当に「サーカス小屋」として機能しています。
「サーカス小屋」を見たら彼らのギルド支部と思って間違いないでしょう。
彼らは、象徴としてのリーダを持っています。リーダは"緑の女王"と呼ばれる人物です。
そして、ギルドの運営は「獣の部族」の子孫が牛耳っています。
彼らは、私兵の類いを持っていません。戦いがあるなら、逃げるのが彼らの流儀です。
構成員は、体のどこかに、緑の烏の刺青が彫ってあります。ただし、「獣の部族」の子孫は、刺青をしていません。
へんな盗賊ギルドばかりで、ちょっと型破り的ですが、似たようなギルドで、見分けが付かないよりかは、いいかなと思っています。
GMが登場させる時の定型的 (ステレオタイプ) な外見スタイルについても記述しておきましょう。
[ギルド別、構成員の服装・装備]
●「レッド・バッカニアーズ」:
皮の鎧を暗い色のフードやマントの下に身につけています。
短剣の類いを腰にぶら下げる以外に、他2〜3ヶ所に隠して持っています。
そのどれもに、違法な毒物がしっかりと塗ってあります。
このために、解毒剤も所持しています(必ず持っているわけじゃないが)
道で出会うと、睨み付けてくるか、威圧してきます。
けれど、喧嘩にはなりません。無駄なあらそいはしないのです。
●「ホワイト・ベア」:
身なりのよい服を大抵は身につけています。
見せびらかすように財布の袋をぶら下げています。武装の類いを身につける事はしません。
その代り、重武装をした戦士5〜6人がボディガードしています。
重武装の割には、戦士のレベルは高くはありません。
道で出会うと、位の高い貴族や僧侶に対しては、愛想のいい顔をし、その他の庶民には、汚いものを見るような軽蔑の顔を見せます。
●「グリーン・クロウ」:
服装は、芸の種類に応じてまちまちです。
芸人だからといっていつでも派手な服装をしているわけじゃありません。
舞台以外の場所では、普通の農民と変わらない服装が多いです。
ただ、芸事に通じたエンターティナーは、手品のネタを体のどこかに、隠し持っています。
子どもや女性の気を引くときに使おうと隠し持っているのです。
道で出会うと、大抵の人には愛想よくふるまいます。
ただし、相手が敵対的な場合は、愛想よくするまえに、とっとと逃げようとします。
GMがこれらに関係するNPCを登場させる時には、もう少しオリジナルなNPCを作成するとよいでしょう。
ステレオタイプは分かり易さとしては文句がありませんが、バラエティさに欠ける部分も多いですから。
ワールドガイドには、典型的な形としての盗賊ギルドの例が記載されているので手がかりにされると良いでしょう。
あの3つの盗賊ギルドも構成員に沢山の盗賊達を抱えていて乞食業や泥棒業を営んでいますし。
でも、あえて彼らの泥棒スタイルを記述すれば・・・
[レッド・バッカニアーズ] 恐喝するスタイルが一般的。
相手をびびらせて、金を巻きあげる。殺人強盗が多いのもこのギルドの特徴。
[ホワイト・ベア] 権利(書)を振りかざして、金を徴収する。
街道の隘路に関所を建てて通行税を徴収したりする。
貧しい構成員なら、街の大通りに乞食をする権利を持っていて乞食業に精をだす。
または、盗品を扱う商いを行う者も多い。よそ者が、同様な商売を行おうとすると、組織を挙げて潰しにかかる。
商売するには、多額の献金と奉仕、組織への忠誠が必要と言われる。
[グリーン・クロウ] 芸事で儲けるのは普通としても、それ以外では、スリの連中が多い。
一番腕利きのスリがいることで知られる。
ただし、街の中の縄張りは [ホワイト・ベア] の縄張りなので、抗争になる。
特に、盗みのアート(技)に生きる盗賊は、縄張りよりも自分の腕に酔いしれているので、縄張りを無視した仕事をする。
あと、誤解の無いように言えば、この3つの組織は、他の地方で活躍する小さなギルドの上に君臨しているという事です。
日本の暴力団が、下位の組織を持っているように、これらのギルドも地方ごとに地方独自の組織があります。
中央と地方の関係は、ギルドの気風で決まります。(大体わかると思うので明記しませんが)