西尾幡豆プライマリケアネットワーク Primary Care Network Nishio-hazu (PCNN)

第1回勉強会報告

「 がん緩和ケア」実践セミナー

講師:丸山文夫先生(藤田保健衛生大学医学部内科学准教授・藤田保健衛生大学病院「緩和ケアチーム」リーダー)

日時:2008年3月8日(土) 15:00〜18:00

会場:宮崎医院 待合室ラウンジ

参加者:35名(医師・看護師・ケアマネジャー)


<勉強会リポート:PCNN事務局 宮崎 仁>

記念すべき第1回めの勉強会のテーマは、「がん緩和ケア実践セミナー」。

題しまして、がん緩和ケア入門:「やるべきこと」と 「やってはいけないこと」 〜「こりゃ違緩和(イカンわ)」にならないために。

開業医が担っているのは、在宅での緩和ケアの実践、そして 看取りなんですが、勤務医のときに病棟で行っていたそれとは随分と勝手が違うのです。そこで、一緒に在宅医療を行っている診療所ナース、訪問看護ナース、 ケアマネージャー、薬剤師などからなる医療チームのメンバーたちとともに、がん緩和ケアのスキルアップのための研修が必要と考えて、今回のセミナーを企画いたしました。

藤田保健衛生大学病院緩和ケアチームのリーダーである丸山文夫先生は、このようなわたしたちのニーズを十分理解されて、初心者にもわかりやすい講義やQ&Aはもちろんのこと、実践に役立つツールの数々(痛みの判定スケール、便利な麻薬用量換算表など)を、われわれに惜しげもなくプレゼントしてくださいました。参加者からは「おもしろくて、3時間のセミナーが、まったく長いと感じなかった」という声が多く寄せられています。


PCNNのキー・コンセプトは、<医師、薬剤師、看護職、介護・福祉職が、互いに巻き込み/巻きこまれながら、「ともに学ぶ」>というものです。今回は 35名のみなさまにご参加いただきましたが、その内訳をみると、医師6、看護師21、薬剤師2、ケアマネージャー4、臨床心理士2と多彩な職種にわたって おります。さらに、看護師の所属をみると、診療所、地域の訪問看護ステーション、市民病院、がん拠点病院の緩和ケア病棟と、こちらも様々な施設から来ていただけました。これだけ多岐にわたる医療・保健・介護福祉職が、一堂に会して、「ともに学ぶ」というセッションは、おそらく当地区では初めてだと思います。


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