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苗場山


苗場山マップ 苗場山 (なえばさん):2,145m  

◆所在地:長野県栄村、新潟県津南町
◆山行日:2018年 7月15日(日)
◆メンバー:単独

〔登山コース〕
小赤沢三合目登山口―(20分)→木の根トンネル―(20分)→四合目―(30分)→五合目(休憩5分) ―(25分)→途中休憩(休憩10分)―(5分)→六合目―(20分)→七合目―(20分)→八合目―(10分)→坪場 ―(15分)→九合目―(15分)→苗場山神社分岐―(10分)→途中休憩(休憩5分)―(10分)→苗場山山頂 ―(5分)→山頂下ベンチ(休憩5分)―(5分)→苗場山東端(休憩5分)―(10分)→苗場山山頂 ―(5分)→休憩テラス(休憩20分)―(45分)→坪場(休憩5分)―(5分)→八合目―(55分)→五合目(休憩5分) ―(20分)→四合目―(25分)→小赤沢三合目登山口

〔所要時間〕
   総時間=7時間15分
   歩 行=6時間15分
   休 憩=1時間00分

〔距離と山のしんどさレベル〕
   10km(21,500歩)  ★★★☆☆




 池塘が点在するテーブルマウンテン・苗場山は、かねて行ってみたいと思っていた山です。山友の仁べえさん から、長野県側の栄村・小赤沢三合目まで車で行けると聞いて出かけることにしました。
せっかく遠くまで行くので、初日に霧ヶ峰の鷲ヶ峰、2日目は信濃町の黒姫山、そして3日目に苗場山に登る 計画としました。
前日は道の駅信越さかえで車中泊し早朝に出発。国道117号線から津南町で国道405号線に入って秋山郷方面へ 約22km行き、小赤沢集落から左へ林道を走ります。途中で上野原からの林道と合流して終点が小赤沢三合目の 登山口駐車場です。舗装林道の走行時間は約15分でした。

 〔小赤沢三合目登山口駐車場  NAVIマップコード:790 079 176*77〕
  ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照らし合わせて確認してください  

三合目登山口

すがすがしい朝の5時、登山届を出して出発します。

〔三合目登山口 発=5:00〕
木の根トンネル

はじめは緩く登って行きます。
少し行くと木の根トンネルがありました。
ほかの方の報告にもよく登場しますね。

〔木の根トンネル=5:20〕
五合目で小休憩

各合目表示のポストが立っています。
ここまで1時間ちょっと登ってきたので小休憩します。水分補給ですね。

〔五合目=6:10~6:15〕
登山道に咲く花

苗場山は花の山でもあります。
登山道沿いに咲く繊細なミヤマカラマツの花、黄色が目立つミズホオズキを眺めながら登ります。 ゴゼンタチバナもたくさん咲いています。

最初のクサリ場

六合目を過ぎると最初のクサリ場が現れました。 このあともいくつもクサリ場がありますが、クサリに頼らずに登れます。

私を追い越していく登山者

先ほど六合目手前で休憩していた男性が元気に私を追い越して登って行きます。

この男性は東京の方で、出身は私が住む愛知県だそうです。 雪渓が残っていて涼しかったので、一緒に休憩し山の話を楽しみました。

妙高山、火打山の眺望

小赤沢コースはほとんど眺望がない道ですが、妙高山方面が見えるところがありました。
実は昨日、これらの山にすぐ近い黒姫山へ登ったのですがガスでほとんど見えませんでした。今日は 遠いけどしっかり見えます。

岩場の急登

六合目から八合目まで胸突き八丁ともいわれるところで急登が続きます。
ここは七合目を過ぎたあたりです。

〔七合目=7:15〕
八合目

ようやく八合目に着きました。
このあと楽な登りにかわり、やれやれです。

〔八合目=7:35〕
ここを登れば


前方が開けてきました。ここを登り切れば極楽が待っているでしょう。

坪場

苗場山の西の端に登りつきました。
坪場と呼ばれる高原台地です。

〔坪場=7:45〕
草原の中に続く木道

坪場からは大草原に敷かれた木道を行きます。
栄村で一番高い山・佐武流山(さぶりゅうやま 2,192m)が間近に見え、遠くには浅間山も。


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ワタスゲ

この季節はワタスゲがたくさん咲いています。
綿毛が青空に生えてきれいでした。

点在する池塘(ちとう)

坪場から歩いてきた道を振返ると池塘が点在しているのがよく見えます。
右端の緑の山は坪場に登りついたところにある2,036mのピークで、そのすぐ左にある三角頭の山は 鳥甲山(双耳峰の右の頭 2,038m)です。

九合目

出発してちょうど3時間で九合目までやってきました。
木道が終わり、この先しばらく登山道に変わるようです。

〔九合目=8:00〕
岩ゴロの道

勾配はほとんどありませんが、岩ゴロの道に変わりました。
ここを抜ければ再び天国の道に出るでしょう。

再び池塘が点在する草原へ

岩ゴロの道を10分あまり歩いて抜けると再び池塘が点在する極楽の原でした。

龍ノ峰方面への分岐

板敷のテラスがある分岐に出ました。
右へ行くと龍ノ峰・苗場神社へ行く道ですが、そちらへは寄らず、左の山頂へ向かいます。

〔苗場神社分岐=8:15〕
佐武流山方面を望む

ふたたび見た佐武流山方面の景色が何ともいえません。
この雰囲気が好きです。

これぞ苗場

諸説あるようですが、 山上台地の池塘にはミヤマホタルイなどが茂って苗代田のよう見えることから、苗場山という山のなまえが付いた そうです。なるほどね。

苗場山自然体験交流センター

苗場山自然体験交流センターまでやってきました。90人くらい宿泊できる施設です。
昨日は土曜日だったので満員だったそうです。

苗場山山頂(2,145m)

苗場山自然交流センターから1分くらい先が苗場山山頂でした。
一等三角点が設置されていますが眺望はありません。

〔苗場山山頂=8:40〕
苗場山東端

山頂下のベンチでちょっと休憩。
予定の行動ですが、苗場山山頂台地の東端まで行ってみます。 北関東、東北南部の山々の展望地だそうです。

苗場山東端からの眺望

苗場山の東端まできました。和田小屋方面から登ってくるとここに出ます。
こちら方面は私にとってまだなじみが薄い山々です。まだ9時ですがガスがわくのが早い感じですね。

Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error.

〔苗場山東端=8:55~9:00〕

湿原内の休憩テラスへ

山頂へ戻り、自然体験センターの下の方にある湿原内のテラスへ行くことにします。
朝飯か昼飯かわからない簡単な食事をしながらまったりしましょう。
下界は酷暑のようですが、ここは涼しい風が吹く別天地です。寝ている人もいました。

〔湿原内の休憩テラス=9:15~9:35〕
天上の楽園に未練を残し・・・

コバイケイソウ、ワタスゲなどで着飾った緑の大地に大小さまざまな池塘。
天空の楽園に未練が残りますが帰らなければなりません。 この日もう一泊できるならもっとのんびりしていくんですけどねえ。

〔坪場=10:20~10:25〕
小赤沢三合目に戻る

時々足をすべらせながらも快調に下り、 小赤沢三合目登山口駐車場まで戻ってきました。
100台くらい利用できる大きな駐車場です。少しずつ皆さん戻ってきているようでした。

〔五合目=11:25~11:30〕
〔四合目=11:50〕
〔小赤沢三合目登山口 着=12:15〕
秋山郷小赤沢温泉

苗場山のふもと、秘境・秋山郷は新潟県に隣接する長野県栄村にあります。 せっかく遠くからやってきたので小赤沢温泉で汗を流して帰ることにしました。 利用した日帰り温泉『楽養館』は赤茶色をした温泉(500円)でした。

 家からは遠いのでなかなか踏ん切りがつきませんでしたが、山友の仁べえさんに背中を押してもらった形で 苗場山に登ってくることができました。 天空の楽園を思わせる高層湿原の景色は思っていた以上のものでした。 緑の草原の中に空の青を水面に映す池塘。その縁を真っ白なワタスゲやコバイケイソウが 彩る風景はまさにこの世の楽園といっていいでしょう。
今は真夏ですが、秋になれば草紅葉となり、全く違った風景を見せてくれるでしょう。 なにせ遠いので、何度も訪れることはできませんが、私の大好きな山の一つに苗場山を加えたいと思います。
昼少し過ぎに下山してきて時間的余裕があったので、約400kmの道のりを無事自宅まで戻ってくることができました。




     

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