七夕-2 (2005年)
ゆうくんも同じように言ってきました。
今度は、答えずにそのまま待っていました。
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本当に、ずっとずっと、ゆうくんは待ってくれていました。
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時々、疲れて、目をぱちぱちさせながらも待っていました。
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流れ星が気になったのか、後ろを振り返りました。
また、がまんづよく、じっと待っています。
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また、気になって振り返ります。
まだまだ、待ってます。
(本当に、ごめんね、ゆうくん・・・)
とうとう、口を閉じてしまいました。
違うっっ、違うのよっっ、ゆうくん!!
あぅぅ〜〜〜、ひどいことをしてしまったわ〜〜〜
と、後悔していたら・・・・
突然、ひらめいたように言うと、一生懸命考え始めました。
あはは・・・案外ちゃっかりものなのね・・・・(^^;)
ゆうくん、めちゃくちゃ悩んでます。
悩んで、悩んで・・・・・
突然、右のツノが青く光りはじめました。
何か思いついたみたいです。
大きくうなずくと、勢い良く駆け出しました。
とんとん、と飛び跳ねて、ツノを取って・・・
振りかぶって、流れ星に向かって思いっきり投げつけました。
真っ白い光が辺りを包み込みました。
光が消えて、いつもに戻りました。
ゆうくん、とってもうれしそう♪
いったい、何をお願いしたのかしら?
本当に、叶うといいね(*^^*)
ゆうくんも、何かを見つけました。
ずっと待っててくれたゆうくんにも、お星さまからのプレゼントね。
よかったね、ゆうくん(*^^*)
今日、流れ星に“おいしーごはん”っておねがいした。
たのしみ。「星印のツノ」ひろった。