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NFT Perfection 3808 8' #6-7 |
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--- 1980年、 フライを始めた頃のロッド --- |

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初めて買ったフライロッドはリョービのグラス製の9フィート6番。
それは重く、とても初心者で扱えるようなシロモノではなかった。
そんな中、当時は高価だったカーボンロッドだが、NFTのリーズナブルなカーボン製フライロッドを見つけた。
磯竿では定評あるメーカーだったが、フライ、ルアーに関しては??という感じがしないでもないが(笑)
グラスに比べ軽いカーボンロッドに出会えたお陰で、何とか見様見真似でも釣りになるくらい
投げられるまで練習することができた。
時を経て、そんな思い出のあるロッドでもう一度魚を掛けてみたくなってきた。

イギリス発祥のフライフィッシング。日本へはアメリカを経由して伝わった。
その所為なのか、フェンウィックの竿に見られるようなバットの飾り巻きがこの時代の竿には多く見られた。
このチープ感溢れるデザインが今となっては何とも堪らない。 黒く汚れたグリップが歴史を物語る。(笑)
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さすがNFT。 何処となしに磯竿チックな匂いのするデザイン。(笑)

ヘラ竿のような「並継ぎ」のジョイント。 故にティップ寄りの曲りを見せる。

現代の竿からすると、これでホントに7番ラインが乗るの? といった感じの柔らかさ。
リールはシェクスピア「2808」

Perfection 3808 Bending curve ----- 並継ぎが作りだすファーストアクション。だが硬くは無い。
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冬の朝霧ではガイドは凍るし魚は釣れない。 遊漁料払って財布の中は隙間風、体はもとより心の芯から冷えてくる。(笑)
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Memories
葦際に上手くフライが着水した。 6番フックに巻いた小型のストリーマー。
水に馴染むのを待ってゆっくりとリトリーブを始める。
スーー、スーー、スーー。
3回くらい引いたところで水面がモッコリと盛り上がったと思ったら、
ロッドを持つ手とラインを引く手に何かが引っ掛かったようなテンションを感じた。
半分慌ててロッドを立てると、ラインの延長線でそんなに大きくはないがバスがエラ洗いするのが見えた。
よっしゃぁ、ヒットだ。
初めてフライで掛けたそこそこのサイズの魚に、「これがフライで釣る手応えかぁ」と、
無我夢中になっている自分がいた。
私はルアーよりも先にフライでバスを釣ってしまったことにより、フライで狙うバスに夢中になっていた。
そんな私のフライフィッシングは主に野池のバスから始まった。

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