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ORVIS Seven Eleven 7'11" #4 |
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--- 1999年頃、ワンワンにWESTERN 804 とトレード --- |
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■Reel ORVIS C.F.O V Silver


ORVIS SEVEN ELEVEN Bending curve ----- スロー寄りなミディアム的な気分のいいアクション。
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Memories
--- 流れ来る謎の物体 荒城川での驚愕シーン ---

昨日は小鳥川で楽しい釣りが満喫できた。
帰りがけの駄賃で丹生川を流れる荒城川で竿を出すことにした。

本流筋で型を見ることができたので、支流というか脇の用水のような流れでもライズを見たので
見過ごしてしまいそうなこんな所にもアマゴが居るんだ?と思い、ダメ元でフライを流してみた。
するとマジか、パシャッ!とアマゴがフライを咥えてくれた。
それで気を良くして更に続けた。
流れてくる木の枝に気付き、それに引っ掛けないようにラインを少し引いてピックアップしようとした。
その咄嗟的なピックアップのお陰で難を逃れることができた。
木の枝のように見えたものは、それはそれは立派な極太ウ●コだった。しかも鮮度良さそう。
あと少しピックアップが遅れたら、ヤツはリーダーに絡みついていたかもしれない。
さもなけりゃフライで引っ掛けていたかもしれない。やれやれ命拾いした。(笑)
しかし何故ヤツがココに??
人間のものだとしたら上流で誰かやりやがったのか?? 何もわざわざ川にしなくても。
謎は深まるばかりだ。
---馬瀬川哀歌---

もうすぐ中流域では鮎釣りが始まろうとする頃、ワンワンの車で釣行したある日の岐阜県、馬瀬川。
この日、私は魚に見放されていた。
魚が出ても乗らなかったり、ヒットしてもバレてしまったり…(T_T)
こんな時こそ落ち着けばいいのに、焦りから半ば自棄になってたりする。
それとは逆にワンワンは何匹かアマゴをゲットし、自らの手でリリースを繰り返していた。
私の“オートリリース”とはまるで違った満足感を味わっていた。
今日は何をやってもついてねぇなぁ…
私はイマイチ不完全燃焼のまま川を後にすることとなった。
だが途中、美味しそうなポイントを見付け、ワンワンが私のためにラストチャンスとばかりに立ち寄ってくれた。
私は今日はツキがないから半ば諦めていたのだが、せっかくだからロッドをセットして川原に下りた。
そしてヤケクソ半分にティペットに結んだフライが『ロイヤルコーチマン』
普通はこのような流れでは結ぶことはないであろう、フライボックスの肥やし的なフライだ。(笑)
しかしドラマは起こったのだ。
岩と岩の間、「絵」に描いたようなポイントを
典型的な「絵」に描いたようなフライが漂い始めて間もなく、水面は炸裂した。
まるで「絵」に描いたように身体を翻したアマゴが、半ばやけくそで結んだロイヤルコーチマンを銜えてジャンプした。
反射的にアワセを入れると、セブンイレブンは綺麗なカーブを描き、心地よいテンションを伝えた。
ラッキーヒットだ♪
しかも、正に「絵」に描いたようなラッキーヒットだ。
今度こそバレるなよ…
祈る様な気持ちで慎重に魚を流心から引き離し、ラインを手繰り寄せる。
まだ今日は一度もこの手で魚に触れていない。
今度こそ綺麗な魚体に触れたい。
何とかネットに収めた魚体は体高のある、綺麗な「絵」に描いたようなアマゴだった。

もう数え切れないほどアマゴは釣っている筈なのに、こんなに嬉しかったことはない。
今でもこの日のシーンは鮮明に瞼に焼き付いている。
それは6月の馬瀬川でのデイドリームだった。

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