マフラーカッター


エアロパーツを追加した事で、マフラーのテールエンドがエアロの奥にもぐってしまい、排ガスがエアロ内側を直撃している事になる。FRPが高温に強いはずもないので、このままではエアロパーツに影響が出る事は間違いない。よって何らかの手を打つ必要がある。

一番に思いつくのはテールエンドの延長。ランクルの時にテールエンドが折れてしまった際に、トラックのエキパイを溶接した事があった。これと同じ様にテールエンドを延長しちゃう方法。排ガス出口をエアローの外に出してやれば機能上問題ない事になる。

でも、この方法では、せっかくエアロで引き締まったボディーが、汚いテールエンドで台無しになる。少なくともメッキ加工をする必要がありそうだ。かといってメッキ加工の工賃はバカにならない。そんな事するくらいなら、カー用品店でマフラーカッターを買ったほうがよっぽど安いに決まってる。

抜けの良いマフラーに交換しちゃう手もあるが、エアロとの位置合わせは結局のところ手直しが必要となるだろう。それに、うるさくなるのは勘弁してもらいたい。純正よりうるさくならず抜けの良いマフラーなら検討するが、そんなものあるはずもない。音と抜けは相反する関係だもんね。

以上の事から、素直にマフラーカッターを購入することにした。

グランビアのテールエンドは下方向へ傾いている。そのため、まっすぐなマフラーカッターではそのまま下向きとなるため、テールアップタイプ(通称跳ね上げ)にした。また、出口部が結構太いので、サイズは70パイのものにした。そうしないと固定するときにちょっときついからだ。

エアロのマフラー部の切り掛けに合わせて取り付けるわけだが、取り付けてみると、跳ね上げがまっすぐ上に来ない。つまり、ちょっと斜めに跳ね上げると丁度いい位置に来る。購入したマフラーカッターには水抜穴が空いていたが、斜めに取り付ける事により、この水抜き穴が横にずれてしまい意味がなくなってしまった。これでは都合悪いので、水抜き穴を自分で追加工することにした。

タオルを間に万力で挟んで、取り付けたときに真下に来る部分に、3mm程度のドリルで穴を空けた。これで水が溜まる事もないだろう。これと同時に、内側には耐熱塗料で腐食防止の塗装をしておいた。