その6

駅のコンコースを我々は行く。先ほどおぱんつの呪い(地下のせいだと思うけどなぁ…)のせいでよく切れた携帯も今度は順調につながる。
先ほど切れ切れだったあっつん嬢、Lipu嬢との電話が始まった。で、Lipu嬢が繋がっている携帯が俺に回ってきた。

さて、ここまで読んだ方なら、このオフ会においておぱんつは「かぶるもの」とご理解頂けたと思う。(まあ、一部へーすけ氏のように他の用途に用いる人もいたが…)
だが、一般的にはやはりおぱんつは「履くもの」である。
実はこのオフ会が始まる前、一部掲示板ではオフ会のためにおぱんつが用意されたというカキコがぷーどる嬢やあむ嬢の手によりされていた。この掲示板を読んだLipu嬢、どうやら俺がおぱんつを「履く」のだと勘違いしていたフシがある。(ま、履くのもかぶるのも、一般常識外には違いない…)
三河支部仲間で俺に会った事もあるLipu嬢、Mサイズのおぱんつでは俺に入らないと思ったらしく「LLサイズじゃなきゃだめよ」とか書いていたのだ…それをふまえて…

「まいど〜、ぱぎで〜す」
「あ、Lipuです〜。ぱぎさん、楽しんでるみたいね〜」
「Lipuさん、俺用のぱんつがLLとか言ってたでしょ?」
「え?だってぱぎさんおっきいじゃ〜ん」
「だからってお尻用のLLじゃいくらなんでもでかいよ〜」
「え????」

要するに、話が全くかみ合わなかったのだった…。

そんなこんなで駅を抜け、歩いていくと行く手右側に青地に赤文字で「カラオケ館」という看板が目に入ってきた。ここが伝説の会場か…受付をする人たちから少し離れ、ロビーのベンチに腰を下ろす。そこにはすでに若干お疲れ気味のRM氏が座っていた。
RM氏がお疲れなのもムリはない。「シャングリラ」におけるカラオケで、歌い終わった後の画面に消費カロリーが出る。RM氏の歌うアニソンはいかにRM氏が全霊をかけて熱唱してもことごとく消費カロリーが低く、それにムキになってさらにRM氏が燃える。ゆえに、すでにしてちょっと燃え尽き欠けていたかもしれない…

さて、歌う部屋へ移動する。それが1階なのにも関わらず、俺以外の一同は無意識に2階に行きたがる。かのジャングルナイトは2階で行われたという。よっぽど印象深かったんだろう…。
で、正しい道に戻ったとき、受付をしてた一同が騒がしい。訳を聞いてみると、

「ぷーちゃんね、受付の時に年齢を28歳って書いてるんだぞ!!!!!」

いくらなんでも……28歳……ですか…

周りがこんなに騒いでたら、きっと店員にもバレているに違いない。こういうオフレポを書く身にとってはつくづくオイシイネタを提供してくれるぷーどる嬢であった。

部屋は通路の奥で、横に細長い部屋だった。入って一同、
「ここも踊れな〜い!!!!」
「2階がいいよ〜!!!!!」
ま、気持ちはわからんでもない。暴れ足りないのは俺も一緒である。
部屋の奥のほうにぷーどる嬢が鎮座し、両脇をへーすけ氏、たく丸氏が固める。イドウ氏、RM氏はその隣。反対側にあむ嬢、俺、みみき嬢が陣取った。
上着を脱いだりしてるうち、みみき嬢はメニューを取り上げ、
「飲み物なんにする〜?」と聞いている。そんな雑然とした中、いきなり前奏が…
「はやっ!!」
「もう入れたの?誰〜?」

上着を脱ぐのもそこそこにマイクを手にした奴。それは俺だった。

「ちょっと待ってよ〜!ぱんつは?ぱんつ!!!」
お持ち帰りへーすけ氏がおぱんつを取り出し、またおぱんつが宙を舞う。
狂乱の宴会の第2幕が始まったのだった…

あれ、まだ終わりそうにないな…つづく…

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