ささやかなヨロコビ

 このコーナー、ずいぶんサボっていて更新が遅くなりました(汗)。おかげさまで(?)、我が家の4台体制は安定しております。

 
 新たに我が家にやってきたサンクGLは、今まで私が思っていたサンクのイメージとはちょっと異なる軽快さが持ち味。だけどやっぱりルノーらしいソフトな乗り心地と安定した走りもちゃんと持っているところがニクイ! 古いクルマにしては、エンジンがなぜだかとても静かでスムーズにまわります。そして、加速しながら2速、3速・・・と順に入れていく時の何とも言えない気持ちよさ、これはハンドルを握った人だけが味わう快感ですね。オフ会などで試乗されたかたがニコニコ顔で戻っていらっしゃるのを見るのも、オーナーとしては嬉しいひととき。シートは1.4L以上のサンクより簡素なものが付いているのですが、適度な柔らかさが心地よく、これもなかなか好評です。後部座席でも「サンクって気持ちいいー!」と、乗りこむたびにはしゃぐ子ども達。黒いボディは洗車を怠ると汚れが目立つというところが難点といえば難点だけれど、シックで大人っぽい雰囲気なところが気に入ってます。夫が色褪せたバンパーなどの樹脂部分を専用クリームでせっせと磨いてくれたおかげで、なかなか美人なマドモアゼル(マダム?)に甦りました。週末ともなればたいていサンクで出かけることが多くなり、気楽に乗れる趣味車として活躍してくれています。
 
 しばらく経ったある日、パンダの里親になっていただいた京都のIさんのところへ、新たにタングステンのシュペールサンクがやってくるという知らせを受けました。おお〜、今度はサンク仲間というわけですネ!こうしてパンダは約半年間の修行を終え、我が家へ帰ってくることに。しっかり手をかけていただいたおかげでずいぶんお利口になったパンダ。「パン吉」という名前までつけてもらって、とてもかわいがってもらえたようです。なにせ古いクルマですから、お世話をおかけしちゃったことも多々ありましたが、Iさんご夫妻にはカジュアル感いっぱいなイタ車生活を味わっていただけたのではないかと思います。この修行の後、「うちのパンダってこんなに良かったっけ?」と夫、あるいは試乗された方々からも「こんなに速かったっけ?」などという言葉が飛び出すことが多くなりました。Wさんのアーシングをはじめ、どれほど京都で的確にメンテしていただいていたかと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになる私達でした。
 
 話をちょっともどして・・・いよいよパンダと再会の日、半年前はパンダを置いていった場所へ、今度は迎えにいくために再び向かいました。せっかくIさん家にサンク(1.7L・AT)がやって来たので、我が家もサンクでお会いすることに。待ち合わせ場所のとある駐車場で、Iさんサンクとウチのサンクをさっそく並べてみました。う〜ん、いい眺め!もちろんそのそばには懐かしいパンダも一緒です。サンクの1.7Lは乗ったことがなかったので、少し試乗させていただきました。うん、これはまさしくルノーの走り! うちのGLとは反対に、しっとり落ち着いた大人っぽい乗り心地。ボディのしっかり感やトルクも十分あって、昔私が乗っていた1.4Lの、ちょっと力不足だナと思われる部分はさすがに感じられません。バカラでなくとも、品の良い上級サンクという雰囲気が、Iさんご夫妻にぴったりだと思いました。

 さて、試乗も終わり、パンダとサンクの2台で帰路に就く時となりました・・・。パン吉がいろいろとお世話になりました。また機会があれば、是非乗ってやってくださいね。パン吉くん、かわいがってもらえてホントよかったネ! 夫の運転するパンダの後ろ姿を見ながら、なんだかほんわかした気持ちでサンクを走らせる私でした。