愛知県刈谷市の実相寺

由緒

創立は不明であるが、江戸時代前期に博蓮社長誉萬及上人により開山とされている浄土宗の寺院。
高台に立ち、打ち寄せる波の音、南方に開ける海、対岸の景色を眺め実相し、井戸水の清らかなのを見て山号を「泉流山」とした。
本堂内には本尊の阿弥陀如来坐像の他、刈谷市指定文化財の「木造阿弥陀如来坐像」が安置されている。

秋葉堂

寛政6年(1794)第13世住誉眞量上人が元刈谷村安全祈願のため、遠州秋葉大権現を勧請し、西組若衆の寄進により建立された
毎年4月には秋葉例祭を厳修している。

鐘楼

大正時代(年は不明)、第17世安誉泰道上人の代に、天誅組に参加した伊藤三弥の長男伊藤敬三郎の寄進により建立
大東亜戦争時の金属回収令により梵鐘を拠出
現在の梵鐘は、昭和33年(1958)第18世成誉康道上人の代に鋳造された

刈谷市指定文化財「阿弥陀如来坐像」

10世紀末(平安時代)作とされている、刈谷市最古の仏像
平成7年(1995年)第19世進誉武幸上人の代に、お檀家様の申し出により、阿弥陀如来坐像を受けた
平成14年5月16日に「刈谷市指定有形文化財」の指定を受けた

地蔵堂

山門横にある地蔵菩薩。
地蔵菩薩は釈迦が入寂してから弥勒菩薩が如来になるまでの仏が不在の間、人々を救うとされている。
また閻魔大王の化身とも言われている。

地蔵堂折鶴

毎年1月~2月末まで地蔵堂に飾る折鶴を折っていただいております
折紙は本堂前の賽銭箱横の箱にあります
折った鶴は折紙の入った箱の下にある回収箱に入れてください
折鶴を折る前に、折り紙に戒名や願い事を書いて折ってください
なにも書かかずに折って頂いてもけっこうです
集まった折鶴は3月に地蔵堂で前年の折鶴と交換して飾ります

秋彼岸写経

9月1日~9月末まで、本堂前の賽銭箱の横に写経用紙を用意しております。
ご自宅にて写経をしてください 。
本堂前の賽銭箱の横の回収箱にて回収します。
回収した写経は秋葉堂に1年間奉納して、浄焚供養します。

実相寺柚子

実相寺の敷地内にある柚子を参拝者に配っております
時期になりましたら、本堂前の賽銭箱の横に柚子を三方にのせて置きますので、ご自由にお持ち帰りください
三方の上に柚子がなければ、お気軽にお声がけください

ゆずは捨てるところがなく、果皮・果汁・果肉をすべて食べることができ、ゆずに含まれる栄養素は身体に良いとされています
またゆず湯に入ると一年風邪をひかないと言われています
ゆずの花言葉は「健康美」。
実相寺の柚子を活用して、健康を促進しましょう
※柚子の効能
美肌・血流促進・抗菌抗ウイルス・免疫力増進
リラックス効果等