大提灯祭り  8月第4土曜日・翌日曜日


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起源と発展
 大提灯祭りの起源は今から遡ること450年。初秋になると毎夜海魔が現れ、人畜農作物を荒らしていました。そこで村人たちは諏訪神社のご神前に魔鎮剣(ましずめのつるぎ)を奉り、大篝火を焚いて悪魔退散を祈ったところ被害が無くなったと言われています。

 100年ほど神事として篝火を焚くことが続き、寛文年間(1661〜1672)に提灯を献灯する祭りになっていったようです。そして天下泰平の世となった江戸中期には、経済的な余裕も生まれ、提灯の上部に覆いが付けられたりと華美なものになっていき、どんどん大きくなり現在の姿へと変わっていったのです 。
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 大きくなる過程で、柱が2本から3本になり、提灯の骨の材質が竹から桧に変わりました。しかし
現在も諏訪組の提灯だけは竹の骨でできています。

 大提灯は長い間に張替えなど、幾度となく手を入れられて現在に伝わっています。近年では平成
6年から平成13年にかけて約130年ぶりに全ての提灯を修復し、平成13年の例祭より全組が鮮
やかな提灯を献灯することができました。
DSCF18211~WM 提灯について
  
   上組、中組、大宝組、
   宮前組、諏訪組、間浜組

  
 大提灯祭りの提灯は、上記の6組の氏子さんによって献灯されています。お祭りの日には、各組2張ずつ、計12張の提灯が境内に荘厳な姿を現します。現在一番大きな提灯は、間浜組のもので長さ10m、直径5.6mにも及びます。

 各組の提灯にはそれぞれ神話や歴史に因んだ図柄、文言が施されていますので、どうぞひとつひとつをゆっくりご覧ください。
 それぞれの提灯の解説は、社務所にて頒布しております「参拝のしおり」をご一読ください。

昭和44年10月29日、6組の提灯、並びに柱組一式は、愛知県の民族資料(有形民俗)文化財に指定されました。

祭りの次第
 
 第1日目午前8時、各組提灯が順次吊り上げられます。午後7時からの献灯祭で神火を頂き、夜通し献灯された後に、翌日午後5時のあげ神楽終了後に降納されます。

 1日目には神楽や太鼓の奉納、2日目には弓道の奉納などの神賑行事があります。
 

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ご注意

 献灯祭終了まで参列される方は、終バスのお時間にご注意下さい。

 また、提灯は和紙で出来ていますので小雨でも雨の降った場合は、降納することがあります。ご了承下さい。社務所までお問い合せいただければ、その時の状況をお知らせいたします。


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