ノリモノ大好き！

わが愛車を5速ミッションにするには

■はじめに

　私の愛車は、平成8年式のカリブBZツーリング。もうかれこれ7年落ちになってしまいましたか。当時カリブと言えば小型乗用四駆の代名詞的存在で、FF化するなんて夢にも思いませんでしたが、車台が11#型カローラと共用となり、海外ではカローラワゴンとしてデビューすることになるモデルでした(国内では｢カリブロッソ｣として投入)。その後、カリブもこのモデルをもって生産中止となり、ちょっと寂しいものです。

　それはさておき、このBZツーリング、トヨタが誇る(誇った？)高回転高出力ツインカムエンジン、4A-GEを搭載しています。当然ながら、私はマニュアル車を購入したかったのですが、実はその頃、結婚して、子供ができて、それまで所持していたAW11を売らなければならない差し迫った状況にありまして…。当然2人乗りは問題外、妻も運転するいうことでオートマチック以外の選択なし。唯一の抵抗は、4A-GEとエアロパーツ。しかしそれからというもの、ただただ4A-GEとオートマチックのマッチングに涙する日々は続きました。

　そして、7年の年月が流れ…

　ついに私は立ち上がろうとしています。新車をあきらめる代わりにマニュアルミッションへの換装にチャレンジしてみようと。却下を食らうかも分かりませんが、秘めやかな計画は着々と進行するのであった…。

■どんな部品が必要になってくるのか

　何はともあれ、整備書にて必要な構成を確認してみます。BZツーリングは、モデル途中からの追加車型のため、追補版も含めて確認してみました。まずはクラッチペダルまわりから。

続けて、マスターシリンダーまわりの分解図。

その先のクラッチディスクまわりです。

シフトノブから始まるシフトケーブル系統の構成図。

各系統が集まる、トランスミッション本体まわりの構成図です。

ドライブシャフトまわりの構成図が以下です。

　これ以外に配線図も調べておかなくてはなりません。さらりと眺めただけでも、なかなかに複雑。果たして私の手に負えるのでしょうか。業者さんにお願いする部分、自前でやれそうな部分をしっかり区分けして、可能な限り自前でやってみることに挑戦しましょう。ガレージなし、通勤で長期不使用不可の重い制約が圧しかかります。お金もないしねーっ(当然)。