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自転車置場の設計要件について


■わが家の自転車、ボロボロ…

 わが家の自転車置場は、庭先の駐車場脇にあります。屋根がないため、自転車は当然というか「雨ざらし」の保管。数年前にママチャリを妻にせがまれて買ったのですが、1年もしないうちに、錆びと紫外線劣化で、自転車はかなりのボロになってしまいました。やはり何とか屋根が欲しい。このままでは子供たちの自転車を新調しようという気にもなれません。よっしゃっ、ここは一発、自転車置場を自作しちゃろうということになりました。

■基本コンセプト

 思い立ったら、インターネット。自転車置場を自作された方々のページを閲覧させていただきました。木工で製作されたものが最もポピュラーなようです。しかしながら、わが家に照らし合わせてみると…、駐車場の一角を兼用しているため、四隅にポールを立てた一般的な木工自転車置場では、自転車を退けて自動車を停車させたい状況に対応できません。ここはやはりカンチレバーポールを持った、自転車置場で計画してみることにしました。

 

 せっかく作るのですから、可能な限り主旨に沿った仕様とし、台風で壊れて、お隣りさんにご迷惑を…なんて話も聞きおよびますので、なるだけ下調べして、製作に取りかかることにしましょう。建築構造物は、専門ではありませんので、意図する最終の姿を、可能な限り具体的にイメージして、それに類似した完成品を「パク」るという作戦でいきましょう。

■参考になった認定基準

 またまたインターネットで調べていくと、ベターリビングという財団法人が策定した「BL認定基準」という大変参考になるガイドラインが見つかりました。この団体は、優良な住宅部品を「BL部品」として認定している業界団体のようです。このBL認定基準の中で述べられている自転車置場で規定された判定基準は、以下の5項目のようです。

 積雪時の耐荷重

積雪時に著しい変形等が生じないよう、屋根面に所定の等分布荷重を加え、梁、桁、屋根等の各部材のたわみが定められたたわみ制限内にあること。

 耐風圧

強風時に、屋根、壁等の部材がはずれたり、飛んだりしないよう、屋根、壁に対して一定の荷重を加え、部材のはずれ、著しい変形がないことを確認し、屋根、壁に作用する吹上げ、吹付けの風圧に耐えられるように設計されていること。

 屋根板への耐荷重

子供が屋根に登った場合に支障がないよう、屋根板に局部荷重を加え、屋根板等に破損又は著しい変形がないこと。

 屋根、壁等への衝撃

強風時に飛んできた屋根瓦等の飛来物により支障が生じないよう、屋根、壁等に一定の衝撃力を加え、屋根、壁等に使用上支障のある著しい変形がないこと。

 耐腐蝕

経年変化により著しい腐蝕等が生じないよう、部材の塗膜等に所定の耐久性試験を行い著しい錆等の発生がないこと。

 う〜ん、もっと基本的な、たとえば人間工学的な外観寸法や、支柱の基礎の施工方法等、調べる必要ありですな。

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