日本語字幕つけ計画?

マイナーオペラへの字幕付けが趣味になったか、というと微妙なところで、今はまだオペラ鑑賞という趣味をより楽しむための手段にとどまっているようです。これが「そこに字幕の無いオペラ映像があるから」字幕を付け始めたら、手段が目的になったら、趣味として独立するのでしょう。

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*著作権に対する考え方:
放送録画に字幕をつけて公開することに問題があるか?といえば問題ないはずありません。但し、ここで公開しているものには国内には著作権者が居ない、国外のTV放送の録画で、その放送局が自国ではコピーの流通を黙認している状態です。形式上な著作権を適用するとおそらくは永遠に触れることの出来ない上演記録ですが、触れられなくすることで利益を得る人が居るとは思えません。もし正規のDVDが国外含め発売されるなどの事態の変化があれば引っ込めますが、それまでは継続するつもりです。

作品として英語字幕も日本語字幕も入手困難:

せっかく字幕作成の手間を掛けるのなら、出来ればこの範疇から選びたいのですが、まずは作品そのものを字幕に取り掛かる前に好きにならなければ始まりません。ロッシーニに多数ありますが、例えば「オテロ」を粗筋見ながら見直してみた範囲では「そそられませんでした」。
ヴェルディでは「アルツィーラ」と「群盗」が残っています。「アルツィーラ」は入手できた映像があまりにも変なので対象外で、やるなら「群盗」のほうでしょうが、これも物理状態はかなり悪く、完全に手段が目的化してから後でないと着手しないでしょう。これもスペイン語訳が入手可能で、自動翻訳をざっと眺めた範囲では「一日だけの王様」よりやり易いようには思えました。

作品としては字幕が入手可能だが微妙な事情がある:

マオメット2世
よろしくない版の余りよろしくない演奏に、かなりよろしくない日本語字幕が付いたのがあります。まともな版に対して字幕をつけるには、大詰めのところだけは対訳から準備する必要があります。まともな版の素晴らしい演奏の方に字幕を付けることは、これまでは余り考えていませんでした。

ベンヴェヌート・チェリーニ(ベルリオーズ):
英語字幕付きのDVDが市販されていますが、この英語字幕が史上最悪級の、字幕とは呼べないような代物なのです。その一方で、同じ舞台がクラシカ・ジャパンで放映された時の映像をある方からいただいていて、そちらには、まずまずの日本語字幕がついています。こちらの画質も悪くは無いのですが、市販DVDには及びません。字幕見たければ字幕付き、コヴァレフスカの抜けるような白い肌色を見たければ市販DVD、の使い分けで一応間に合う、という微妙な線です。

作品として字幕が入手可能

オベルト(ヴェルディ):
市販DVDで英語字幕付きを持っており、同じものがBS2で放送されたので日本語字幕も大体(放送日に地震があり放送時間がずれて最後が切れてしまいましたが・・)持っています。一方、演奏の出来では遥かに勝るマチェラータの公演は伊語字幕付き、ということは、マチェラータの方も字幕タイミングを自分で決める手間は多分省けます。こうなるとお膳立て出来過ぎで趣味性が足りない、などと贅沢な不平を言ってしまうのです。

 

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